[ネタバレ注意]『みいちゃんと山田さん』第3巻|みいちゃんの中学時代の傷…。マオへ初めて示した小さな抵抗とは?
今回は、みいちゃんの中学生時代に起きた出来事と、彼氏のマオへ初めて拒否の姿勢を見せるまでが描かれる『みいちゃんと山田さん』第3巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。

明るい黄色の背景に、制服姿の2人のみいちゃんとムウちゃんが笑顔で描かれています。
一見すると楽しそうな中学校生活を想像させる表紙ですが、この第3巻で明らかになるみいちゃんの過去は、その印象とは大きく異なるものでした。
前巻では、小学生だったみいちゃんに須崎先生が支援学級を提案したものの、母と祖母がその話を受け入れなかったことが明らかになりました。
助けの手が差し出されなかったのではなく、みいちゃん本人へ届く前に、家族によってその入口が閉じられていたんですよね…。
この第3巻では、そこからさらに時間が進み、みいちゃんの中学生時代が描かれます。
なぜ、みいちゃんは自分の身体を差し出すことで、人との関係をつなごうとするようになったのか?
そして、山田さんとの出会いによって、暴力を受け入れ続けてきたみいちゃんに変化は起きるのでしょうか?
今回の記事では、そんな『みいちゃんと山田さん』第3巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
『みいちゃんと山田さん』を無料やお得に読む方法!
『みいちゃんと山田さん』を文字だけでなくマンガとして読みたい方は、以下のコミック.jpの「30日間無料お試し」をオススメしています。
以下のリンクから「30日間無料お試し」に申し込むとマンガの購入に使えるポイントが1200ポイント分もらえるので、この『みいちゃんと山田さん』第3巻を今すぐ無料で読むことができるんです。
気に入らなければ無料期間中でも解約ができるので、まずはお気軽に無料会員登録をしてみてくださいね。
(無料期間中の解約で料金は発生しません。)
また、『みいちゃんと山田さん』を電子書籍でお得に読むならセールや割引が充実のコミックシーモアがオススメです!
PayPayを使って簡単に決済ができますし、無料会員登録で必ず【70%OFFクーポン】がもらえるので、ぜひこちらもチェックしてみてください!
↓
コミックシーモア で『みいちゃんと山田さん』第3巻をお得に読む
『みいちゃんと山田さん』2巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『みいちゃんと山田さん』第2巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『みいちゃんと山田さん』3巻(12話〜16話)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『みいちゃんと山田さん』第3巻の内容に入っていきましょう。
佐藤くんとの出会いで変わったみいちゃんに、取り返しのつかない出来事が起こる
第2巻では、みいちゃんが小学生だった頃に、支援へつながる機会を失っていたことが明らかになりました。
この第3巻では、その先の中学生時代へと物語が進みます。
中学校へ進学したみいちゃんは、周囲との関わり方が分からず、学校でもさまざまなトラブルを起こしていました。
そんな中、保健室でみいちゃんに声をかけたのが、同級生の佐藤くんです。
佐藤くんに好意を抱いたみいちゃんは、彼が好む女の子へ近づこうとして、自分の行動を少しずつ変えていきます。
それまで問題行動を繰り返していたみいちゃんが、好きな相手の言葉を意識し、一時的に落ち着いた学校生活を送れるようになるんですよね。
みいちゃんは、最初から誰の言葉にも応じられなかったわけではありません。
ただ、佐藤くんに好かれたいという思いによって行動が変わることと、みいちゃんに合った環境や支援へつながることは別です。
その不安定な変化は、佐藤くんを巡る同級生たちの思惑によって、あっけなく崩されてしまいます。
みいちゃんは、佐藤くんに好意を寄せる女子生徒の友人から嘘を教えられ、避妊具を万引きするように仕向けられました。
さらに、その先で不良グループから性的な暴力を受けることになります。
同級生たちの軽い悪意や未熟な考えから始まった行動でも、その結果まで軽くなるわけではありません。
その被害を受けたあと、みいちゃんは、人との関係を保つために性的な接触を選ぶようになっていきます。
そして、佐藤くんとの関係を取り戻そうとした行動も、彼から強く拒絶される結果となりました。
第1巻では、みいちゃんが自分の身体を、人から必要とされるための手段のように捉えていることが描かれていました。
今回明らかになった中学時代の出来事が、現在のみいちゃんが危険な関係を繰り返してしまう背景につながっているんですね…。
騙された末に、佐藤くんから拒絶されたみいちゃんの様子は、ちょっと見ていられませんでした…。
魚のピアスをイヤリングへ変える、山田さんの小さな配慮
中学生時代の過去が明らかになったあと、物語は再び2012年の現在へ戻ります。
ある日、みいちゃんは就職活動中のココロを街中で見かけ、声をかけました。
しかしココロは、みいちゃんの呼びかけに応じず、その場を通り過ぎてしまいます。
同じ店で働いていても、夜の街での関係を、昼間の生活や将来まで持ち込みたくない人もいます。
第1巻では、みいちゃんがココロの写真を無断でSNSへ投稿し、ココロを困らせたこともありました。。
その経緯を考えると、ココロの行動を単に冷たいものとして片づけることもできませんよね。
一方で、山田さんとみいちゃんの距離は、少しずつ近づいていました。
みいちゃんは魚の形をしたピアスを買ってきますが、彼女の耳にはピアス穴が開いていません。
そこで山田さんは工具を使い、ピアスの金具を付け替えて、みいちゃんでも身につけられるイヤリングへと作り直します。
この場面で思い出すのが、第1巻の専用コップです。
何度もグラスを割ってしまうみいちゃんのために用意されたプラスチックコップへ、山田さんは似顔絵を描きました。
ただ失敗を防ぐための道具だったコップが、山田さんのひと手間によって、みいちゃんにとって特別な持ち物へ変わったんですよね。
今回の魚のイヤリングも、それとよく似ています。
山田さんは、ピアス穴がないことを責めたり、せっかく買った品を無駄だと切り捨てたりしません。
「ピアス穴がないなら」と、そのまま使えるイヤリングへ作り直します。
過去に起きたことやマオとの関係をすぐに変えることはできなくても、できないことを責めるのではなく、その場でできる形に変えてあげるところに山田さんらしさが表れていますね。
もちろん、この優しさだけで、みいちゃんの生活にある問題がすべて解決するわけではありません。
それでも、自分のために誰かが手をかけてくれた経験は、これまで他人へ一方的に身体や金を差し出してきたみいちゃんにとって、かなり大きな出来事だったと思います。
過去そのものは変えられなくても、今のみいちゃんに合わせて目の前の物を作り変えるという行動が、ふたりの関係をよく表している場面でした。
第1巻からふたりの関係を振り返りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
マオへ立ち向かう山田さんと、みいちゃんが初めて示した拒否
魚のイヤリングを作ってもらい、山田さんとの関係がさらに深まっていくみいちゃん。
しかし、彼女を暴力と金銭で支配するマオとの関係は続いていました。
第2巻では、マオがみいちゃんへ暴力を振るい、金を用意するよう要求していたことが明らかになっています。
みいちゃんは負傷してもマオから離れられず、彼へ渡す金を工面するため、自分の身体を売るところまで追い込まれていました。
そんなマオが、この第3巻では、みいちゃんが働くキャバクラの裏口に姿を現します。
そして、店の近くでもみいちゃんへ暴力を振るうマオに対し、山田さんが正面から介入するのです。
これまでマオによる暴力は、ふたりきりの部屋の中で繰り返され、外からは見えにくいものでした。
そこへ初めて山田さんが割って入り、マオのしていることを理不尽な暴力としてはっきり突きつけます。
ただ、誰かが止めに入ったからといって、暴力と依存が重なった関係からすぐに離れられるわけではありません。
この場面で大きいのは、山田さんがマオを止めたことだけではなく、みいちゃん自身が初めて拒否の姿勢を見せたことです。
これまでマオに求められるまま、金や自分の身体を差し出してきたみいちゃん。
そんな彼女が、山田さんとの関わりを支えにして、理不尽な要求をそのまま受け入れない反応を見せます。
第1巻から積み重ねてきた雑誌の読み聞かせ、専用コップ、そして魚のイヤリング。
山田さんがみいちゃんを大切に扱ってきた時間が、ここで初めて、みいちゃん自身の行動が初めて変わったように見えるんですよね。
とはいえ、この第3巻でマオとの関係が完全に終わったわけではありません。
初めて拒否できたことは大きな変化ですが、ここで安心できる状態になったとは言えないのです。
山田さんがマオへどのような言葉を向けたのか。
そして、みいちゃんがどんな言葉と表情で拒否を示したのか。
ふたりの関係に初めて変化が生まれる場面は、ぜひ絵と一緒にご自身で読んでみてください。
「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下のサービスを利用して、この『みいちゃんと山田さん』第3巻を無料、またはお得に読んでみてください。
・コミック.jpの30日間無料お試しで読む場合はこちら
↓
コミック.jp 1000コース
・コミックシーモア で『みいちゃんと山田さん』第3巻をお得に読む
まとめ
『みいちゃんと山田さん』第3巻では、佐藤くんとの出会いから始まる中学生時代の出来事を通して、現在のみいちゃんが抱える危うさの背景が明らかになりました。
好きな相手のために行動を変え、一時的には落ち着いた学校生活を送れたみいちゃん。
しかし、同級生たちの身勝手な嘘や悪意によって重大な被害を受け、佐藤くんとの関係も失ってしまいます。
第2巻では、みいちゃんへ差し出された支援の手が、家族によって本人へ届く前に止められていたことが描かれました。
この第3巻では、そこへ同級生たちの未熟な思惑や、上京後に受ける暴力や金銭的な搾取が重なり、彼女の人との関わり方がさらに危うい方向へ進んでいきます。
上記では詳しく触れませんでしたが、父親の失踪や上京後の出来事も描かれ、みいちゃんが繰り返し搾取の対象にされてきたことが分かります。
今のみいちゃんを、本人の努力不足やマオとの関係だけで説明できないことが、過去を知るほど見えてくるんですよね。
一方、現在では、山田さんが魚のピアスをイヤリングへ作り替えます。
第1巻の専用コップと同じように、できないことを責めるのではなく、みいちゃんが使える形へ変える山田さん。
そんな具体的な関わりの積み重ねが、マオへ初めて拒否を示すみいちゃんの変化につながって見えました。
ただ、これはすべての問題が解決したという場面ではありません。
マオによる暴力と支配は続いており、物語の冒頭で示された12ヶ月後の死も変わらず待っています。
初めて示した小さな抵抗は、マオとの関係を変えるところまでつながるのでしょうか?
そして、みいちゃんの生活へ深く関わり始めた山田さんとの関係は、ここからどう変化していくのでしょうか?
少しだけ前へ進んだように見えるからこそ、この先に待つ結末がさらに気になりますね…。
『みいちゃんと山田さん』が刺さった人にオススメのマンガ
『みいちゃんと山田さん』のような、人間関係や家庭環境に問題を抱えた人物の物語が気になった方には、以下の2作品もオススメです。
普通じゃない母親との歪な親子関係が気になる方は、『虐幸のくるちゃん』の記事もあわせてご覧ください。
家庭環境などに問題があり、生きづらい毎日を送っている子供たちの物語が気になる方は、『それでも、親を愛する子供たち』の記事もあわせてご覧ください。
以上、『みいちゃんと山田さん』第3巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。





