[ネタバレ注意]『DYS CASCADE』最終第6巻|ついに完結。真犯人とバケツ男の全ての謎が明かされる!

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今回は、バケツ男・馬場淳の行動理由や古田美輪子の死の真相、そして全てが明らかになった後の日常が描かれる『DYS CASCADE』最終第6巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

DYS CASCADE(6) (月刊少年マガジンコミックス)

切り落とされた自らの腕を片手に悲しそうな表情でたたずんでいる、バケツ男こと馬場淳の姿が描かれています。

 

〜追記〜
最終第6巻までを含む『DYS CASCADE』の記事一覧はこちら↓
『DYS CASCADE』の記事一覧

 

この最終第6巻では、江土による古田美和子殺害のシーンから彼が馬場を失った経緯、そしてバケツを警察署の前に置いた理由まで、物語の全ての謎が明らかになっていきます。

正直これほどまでに大きな事件の真相が明かされているにしては淡々とした描写が続いていくのですが、それでも江土の不気味さや理解のできなさは嫌というほど伝わってきましたね…。

はたして馬場と江土の間にはどんなやりとりがあり、彼らの過去はどのような形で第1話の冒頭へと繋がっていくのでしょうか?

 

今回の記事では、そんな『DYS CASCADE』の最終第6巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『DYS CASCADE』5巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『DYS CASCADE』第5巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。

 

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『DYS CASCADE』最終6巻(35話〜41話)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『DYS CASCADE』最終第6巻の内容に入っていきましょう。

江土の自主の前日、馬場の身に一体何があったのか…

江土の自主の前日、彼の自主の手伝いをするために菓子折りを持って彼の家を訪れてた馬場と古田さん。

そのお菓子と出された飲み物を口にしながら何気ない会話をしていると、突然古田さんを強烈な眠気が襲います。

それを見た馬場は飲み物に睡眠薬が盛られたことに勘づき急いで外に出ようとするのですが、廊下でスタンガンを持った江土に阻止されてしまいそのまま気を失ってしまいました。

その後彼が目覚めた時には彼は風呂場でうつ伏せの状態で縛り付けられており、その時にはすでに古田さんは内腿を切られて殺されていたのです。

そして彼はその状態のまま江戸に斧で腕を切り落とされ、再び意識を失ってしまいました。

上記の文字だけを見ると叫び声が響くような残虐なシーンを想像するかもしれませんが、実際には派手な大ゴマもなく淡々と処理が進められていく奇妙な様子が描かれていたんですよね…。

馬場と古田さんが猟奇殺人鬼である江土に気を許しすぎていたことで招かれたこの最悪の結果。

しかし馬場にとっては好きな人を殺されて自分だけが生かされたここからが“本当の地獄”になっていきます。

 

馬場淳が腕入りバケツを警察署前に置いた目的とは?

古田さんが殺され馬場の腕が切り落とされてから1週間ほど経った頃、古田さんの遺体を山にいきした後、12人分の血液と馬場の腕が入ったバケツを用意した江土。

そして彼は「その方が盛り上がるから」という理由で馬場にそのバケツを警察署に持っていくように指示し、警察に自分がここで待っていると伝えるようにも言っていました。

すると馬場はそれを素直に引き受けてバケツを受け取り車に積んで移動を始めたのですが、彼がバケツを警察署に置きに行ったのは丸1日が経ってからでした。

この時の彼は「江土の思い通りにさせないでくれ」「警察が自力で捕まえろ」という思いを抱いており、それによってバケツを直接警察に渡すのではなく駐車場に置くという選択をしたようですね。

これが、衝撃的な幕開けだった物語の第1話の直前に江戸と馬場が取っていた行動の全てです。

ここから先では馬場の逃走劇から彼が自殺をするまで、そして警察が来るのを待ち侘びる江土の姿が描かれていました。

それらのシーンも含めて物語の締めくくりとなるこの最終第6巻の後半は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『DYS CASCADE』最終第6巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

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まとめ

正直事件の真相は明らかになったものの、なんだかスッキリしないような、やるせない気持ちが残る結末だと感じました。

それもおそらく江土が認知症になってきちんと罪を認めずに、勝ち逃げのような形になってしまっているのが原因だと思います。

ただ物語としては非常におもしろかったですし、結末がわかっていながらも最後までどうストーリーが繋がっていくのかわからない展開にドキドキしながら読み進めることができました。

作者の中川海二先生の『ROUTE END』『DYS CASCADE』に続く次回作にも期待したいですね。

以上、『DYS CASCADE』最終第6巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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