[ネタバレ注意]『ブルーピリオド』第10巻|八虎と世田介くんは自分と向き合い1年最後の課題を作り上げる!

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今回は、八虎と世田介くんのわだかまりが解けないまま、いよいよ1年生最後の進級課題である「自主制作」が本格的に始まる『ブルーピリオド』第10巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

ブルーピリオド(10) (アフタヌーンコミックス)

八虎の高校時代からの友達である歌島、恋ケ窪、純田の3人がそれぞれ思い思いに表紙に落書きをしています。

 

〜追記〜
第11巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『ブループリオド』の記事一覧

 

さて、この第10巻には、前巻の最後に八虎たちに伝えられた1年生最後の進級課題「自主制作」の概要決めから完成、そして公開講評までが収録されています。

またそれと同時にこの卒業制作中は終始世田介くんにスポットが当てられており、特に前半部分ではこちらまで読んでいて苦しさを感じてしまうほどの彼の苦悩が描かれていました。

はたして彼はその苦しみを乗り越え、無事に進級課題を完成させることができたのでしょうか?

彼と八虎との関係や、2人の作り上げた作品も必見です。

 

今回の記事では、そんな『ブルーピリオド』の第10巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『ブルーピリオド』9巻の振り返り

以下の記事に『ブルーピリオド』第9巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『ブルーピリオド』第9巻|藝祭が終わって後期に入り“とある”噂が世田介くんを苦しめる…

 

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『ブルーピリオド』10巻の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく第10巻の内容に入っていきましょう。

進級課題を控えた世田介くんに様々な災難が降りかかる

この第10巻は前巻の最後、八虎が世田介くんに「絵を描くの好き?」と尋ねるシーンの続きから幕を開けます。

その質問に対し世田介くんはとても不機嫌そうな顔をしながら「絵を描くのが好きだと思ったことは一度もない」と答え、それを聞いてまた「嫌われたかな…」と1人反省会モードに入ってしまう八虎。

そしてその後も世田介くんには猫屋敷先生に絡まれたり、水をかぶるハメになったり、母親を怒らせてひどいことを言われたりと災難が続いていたのですが、そんな彼の日常にも心を落ち着かせる瞬間がありました。

それはうさぎと触れ合うこと。

彼は通学途中にある施設で飼われているうさぎをよく見ており、その施設の女の子に話しかけられたことをきっかけにそこから餌をあげたり抱っこをさせてもらえるようになっていたのです。

しかしある日、その施設の子から「友達には餌をあげないからうさぎは友達じゃない」と言われ、自分の動物に対しての無責任さを実感すると同時にうさぎと自分を重ねてしまった世田介くん。

そこから彼は完全に心を閉ざしたようになってしまい、自主制作であれだけ反発していた“猫屋敷先生が求める作品”を作ることを彼女に報告していました。

 

僕は正直これまで世田介くんの絵に対する考え方や向き合い方について理解が及ばずわからないところがあったのですが、それでも今回の彼の様子から苦しさだけははっきりと伝わってきました。

猫屋敷先生も世田介くんにだけ多くを求めすぎているような気がしますが、そもそも前巻で彼に対して「持っているもの全部を使って戦わない人はムカつく」と言っていたので、元々相性は悪いのかもしれません。

ただ、途中で岡本くんという世田介くんと馬が合う同期も登場していたので、この先少しずつでも彼の大学生活が楽しいものになっていってくれれば僕も嬉しいですね。

 

自分が描いた1枚の絵と八虎の言葉が世田介くんを救う

自分を捨てて全てを諦めてしまったような状況に陥った世田介くんを救ったのは、彼が描いた1枚のうさぎの絵と、それを見て八虎が口にした1つの言葉でした。

その言葉は「このうさぎめっちゃ世田介くんのこと好きじゃん」というもので、それを聞いた世田介くんは涙を流しながら「本当にそう思う?」と問い返し、続けて「俺、今はじめて絵が描けてよかったと思った」と口にしました。

どうやら彼はその言葉で「自分が感じたものを大事にしてもいいんだ」と思えたようで、「うさぎは自分のことを好いてくれている」と“感じて”描いた絵が八虎に伝わったことで思わず涙を流してしまったんでしょうね。

そこから彼らの間にあったギスギス感はなくなり、不思議な流れで八虎と世田介くんは2人で渋谷オールをした後、また2人揃って一度提出した作品概要所を直しに行っていました。

 

上記では割愛しましたが、八虎が世田介くんと渋谷にオールで遊ぶシーンは2人ともぎこちなさがあったり世田介くんの意外な一面が見れたりと、個人的にはかなり好きなワンシーンでしたね。

八虎も世田介くんと美術館に行って新たな“ものさし”の発見があったり、自分が「人に興味がある」ということに気づけたりしていたので、2人にとって意味のある1日になったんじゃないかと思います。

それから、やっぱり僕はこの2人のチグハグ感が好きですね。
これからも互いにどんな影響を与え合っていくのか楽しみです。

 

進級制作で八虎と世田介くんが描いた絵に込めた意味とは?

この第10巻の後半では、八虎たちが作った進級制作を他学年の教授やゲスト講師が講評する「進級制作展公開講評」の様子が描かれていきます。

まず、八虎が描いた作品は『友達とよくいくスポーツバーの絵』で、それに彼は前置きとして「自分のために描いた絵」と付け加えます。

続けて「自分が作品にするほどでもないと思っていたことを一度認めてみることが必要と思って描いた絵日記のような絵」と説明した彼の作品は、すごく褒められたりはしなかったものの教授たちにも八虎が絵に込めた意味は伝わったようで、その講評を聞いて彼は自分に向き合ったことに対する清々しさを感じていました。

次に、世田介くんが描いた作品は『檻に入れられたうさぎの絵』で、彼は「最近自分と他者に関する一つの気づきがあった」と前置きをし、「檻はうさぎを守ってくれるし閉じ込めてもいる」という絵の説明をしました。

それに対して猫屋敷先生は真っ先に「つまんな!!」と否定したのですが、世田介くんは「自分が作りたかったものはこれだ」と言わんばかりに反論し、最後まで自分が絵に込めた意味を揺らがせることはありませんでした。

その後、彼らは他の先生からも講評してもらい、全ての講評が終わったと同時に彼らの1年生としての最後の課題も終了となりました。

 

作中ではこれまでと同様に2人の作品も実際に描かれた絵が白黒で掲載されているのですが、それでも見入ってしまうほど素敵な作品なんですよね。

これまで『ブルーピリオド』に登場した作品の展示会がのようなものがあれば、ぜひ行って実際にこの目で見たいみたいくらいです。

正直このシーンは文字だけだと1割も魅力が伝えられていないと思っているので、ぜひここは絵と一緒に、ご自身の目でご覧ください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『ブルーピリオド』第10巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

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まとめ

この第10巻は、これまで八虎と同じように「天才だから」と雲の上の存在のように感じていた世田介くんを本当の意味で知ることができたという、非常に大きな意味を持つ1冊のように感じました。

猫屋敷先生が世田介くんに頭の良さを活かしてどんなものを作って欲しかったのかは僕にはわかりませんでしたが、いつか自分の描きたいものでありながら彼女も納得させられるような作品を彼には描いて欲しいですね。

さて、この第10巻で1年生が終わり、物語は次巻から春休みへと進んでいきます。

この巻の最後には「お金がないから」と絵画教室のバイト募集に電話する八虎の姿が描かれていたのですが、なんとその絵画教室を経営していたのが高校時代の美術の恩師である佐伯先生だったのです。

というわけで、次巻は舞台は学校から離れて絵画教室となり、八虎は佐伯先生の元で今度は“教わる”のではなく”子供たちに絵を教える”という、なんとも面白そうな展開が始まります。

はたして、八虎は絵画教室で恩師から、そして子供たちから一体どんなことを学ぶのでしょうか?

次巻も非常に楽しみです。

 

追記:『ブルーピリオド』11巻の感想記事

以下の記事に『ブルーピリオド』第11巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『ブルーピリオド』第11巻|美術部の佐伯先生の絵画教室で八虎のバイトが始まる!

 

以上、『ブルーピリオド』第10巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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