[ネタバレ注意]『日本三國』第4巻|「聖夷西征」編完結!軍師・加来から“務め”を託された三角青輝が動く!

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今回は、聖夷軍の大和侵攻が描かれた「聖夷西征」編において、いよいよ主人公・三角青輝の活躍が描かれる『日本三國』第4巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

日本三國(4) (裏少年サンデーコミックス)

合戦が本格的に始まり各所で大和と聖夷の攻防が繰り広げられた前巻。

しかしこの第4巻では、それらを超えるほどの緊張感が張り詰める予測不能の駆け引きや戦略が描かれています。

また、青輝が大和の帝と内務卿・平殿器の前で弁論を述べるシーンがあり、今回の戦の明暗を分けることになる彼にしかできない戦い方にも注目ですね。

 

〜追記〜
第5巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『日本三國』の記事一覧

 

今回の記事では、そんな『日本三國』の第4巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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日本三國』3巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『日本三國』第3巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。

 

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『日本三國』4巻(16話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『日本三國』第4巻の内容に入っていきましょう。

威光を失った総帥・輪島桜虎を軍師・閉伊弥々が救う

前巻の最後に繰り広げられた九頭竜川の橋の上での龍門と桜虎の駆け引きは、桜虎が龍門の策を見破ることができず退却したために、これまで築き上げてきた聖夷の民からの信頼を失う結果となりました。

そんな自分の不甲斐なさを嘆く桜虎に、聖夷の軍師・閉伊弥々吉は「運が無かっただけ」と彼女を励まし、その後この状況を回復させるための妙案を実行に移すことにします。

その妙案というのが「現状聖夷に起きている問題は、総帥の威光を失わせて自分(閉伊)が全権を掌握するために指示をして起こした」という告発状を、自ら城内軍営に流すことだったのです。

そして実際に告発状を見た軍幹部らや聖夷の民たちの怒りの矛先は閉伊へと向けられ、そんな彼を謀反人として処刑した桜虎は再び威光を取り戻すことができていました。

これにより改めて一致団結した聖夷軍は、大和を討つべく桜虎と共に再び進軍を続けていきます。

 

加来から“策”を託された青輝が大和帝への拝謁へ!

大和の軍師・加来から出発前に託されていた“ある策に関する助言”の真意に気づいた青輝は、その策を実現させるために大和帝への拝謁に向かいます。

ただ、今回説得しなければならないのは大和帝だけではなく、むしろ彼を傀儡とし権力を握っている内務卿・平殿器をまず説き伏せなければなりません。

しかもその平殿器は青輝の拝謁中に彼の策を潰そうと、帝の前で聖夷から受けた被害を龍門のせいにしただけでなく、彼の軍権の剥奪と自身が後任の将軍になることを進言したのです。

しかし青輝はそれに「待った」をかけ、「援軍を送るのではなく、撤退の勅書を賜りたい」という予想外の提案をしました。

これだけだと彼が合戦を諦めたように思われるかも知れませんが、そうではありません。

彼の狙いは一体何なのか、その真意はこの後繰り広げられる彼の清々しいほどの論舌とともにぜひご自身で確かめてみてください。

 

「聖夷西征」編完結!大和と聖夷、勝利したのは!?

上記の拝謁の結果、みごと帝から賀来の策を実行に必要な「撤退の勅書」を賜った青輝は、それを出発の準備をしていた同期の阿佐間芳経に託し、龍門と加来の待つ福井へと送ります。

そしてそれは大和軍が聖夷軍の侵攻に押され援軍を待たずして決戦に臨もうとするギリギリのところで、無事龍門に届けられたのです。

ただこれは普通の撤退ではなく“偽装撤退”であり、ここから彼らは福井から撤退しつつ、聖夷軍に予想外すぎる“起死回生の一手”を仕掛けます。

その策とは一体どのようなものなのでしょうか?

予測不能の展開の末にこの聖夷西征の勝者が決まる「聖夷西征」編のクライマックスは、ぜひ絵とともにご自身の目で確かめてください。

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まとめ

第2巻から描かれてきた「聖夷西征」編、その面白さにこの巻を読み終えた時にはまるで1本の映画を見終えたような満足感がありました。

主人公の青輝は戦場には出ていなかったため出番は多くありませんでしたが、最後に重要な役目を果たしており、見せ場のシーンはとてもカッコよかったです。

また、第1巻の「登竜門」では対立していた阿佐間が、今では青輝を誰よりも信頼するようになっていたことには、2人の絆の深さを感じましたね。

いいコンビとなった青輝と阿佐間の今後の活躍が楽しみです。

そして次巻からは、いよいよ青輝の妻の仇である平殿器をはじめとする「平家征討」編が幕を開けるようです。

権力を振りかざす平殿器に対して、青輝はどのような弁論で立ち向かうのでしょうか?

次巻以降の新章にも期待が高まります。

 

追記:『日本三國』5巻(22話〜)の感想記事

以下の記事に続く22話以降が収録された『日本三國』第5巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

 

以上、『日本三國』第4巻の見どころ&感想記事でした。

ありがとうございました。

 

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