[ネタバレ注意]『ピエロマン』最新（最終）第10巻｜ついに完結！本物のピエロマンの正体が判明！犯人は一体誰だ！？
今回は、虎時の“無自覚な悪意”から始まり、多くの犠牲者を出してきたピエロマンと空閑の復讐に終止符が打たれる『ピエロマン』、その最終第10巻の見どころ&感想記事です。
（※ネタバレを含みます。）
その表紙がこちら。
全てが解決し幸せそうな表情でGペンを握る漫画家・山村虎時の姿が描かれています。
マンガの力を信じ続けた彼がどのようにしてピエロマン騒動を終幕へと向かわせたのか、その覚悟と勇姿に注目です。
さて、冒頭にも書いたように、連載開始時から話題を集めていた前代未聞のクラウンサスペンスマンガもいよいよ完結を迎えます。
虎時の関係者から始まり、挙げ句の果てには日本全国を巻き込んだ“ピエロマン”による復讐劇。
正直最初は「いちマンガ家がどうこうできるレベルを超えてるだろ…」と思いながら読んでいたのですが、虎時は最後までマンガ家として、マンガの力を信じて描き続けていました。
はたして虎時の“無自覚な悪意”から始まった物語は、どのような形で完結を迎えるのでしょうか？
最後まで予測不能の展開が連続するクライマックスになっていましたよ。
今回の記事ではそんな『ピエロマン』最終第10巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『ピエロマン』9巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『ピエロマン』第9巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『ピエロマン』最終10巻（86話〜最終話）の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『ピエロマン』最終第10巻の内容に入っていきましょう。
申し訳ありませんが、この記事では最後のピエロマンの正体については伏せさせていただきますので、どうしても気になる方は上記のサービスを利用して読んでみてください。
正体のヒントは、「すでに登場している虎時の身近にいた人物」です。
最後のピエロマンの正体は虎時が身近な人物だった！？
この第10巻では冒頭から、これまでずっと空閑の側にいた正体不明のピエロマンの中身が明かされます。
空閑と同盟を組んで、ピエロマンを使った復讐計画と日本全土を巻き込んだ無差別殺人を実行してきたのは、なんと虎時の超身近な人物でした。
ただ、その人物の正体に自力で辿り着いていた虎時は、連載が再開された『復讐道化』にそのピエロマンと自分にしかわからないメッセージを紛れ込ませ、内密に接触していたのです。
そして、虎時への復讐心を持ち合わせながらも「面白い方につく」と宣言したピエロマンが、虎時に情報をくれて中身も入れ替わってくれたおかげで、彼は空閑の懐へと潜り込むことができました。
こうして空閑の想定を上回る形で彼に接触できた虎時は、“ラストバトル”の開幕宣言をしてこの一連の事件を終わらせにかかります。
虎時VSピエロマンスーツ100%の空閑！ラストバトル開幕
接触したピエロマンからピエロマンスーツを借りて着ていた虎時は、空閑の側にいた単眼のピエロマン2体をあっさりと倒し、早々に空閑と1対1の状況を作り出しました。
この時に虎時が言った「ピエロマンを生み出した作者だからピエロマンを1番上手く動かせるのは俺なんだよ」というセリフは、めちゃくちゃな理論ながらも主人公っぽかったですね。
そしてこの状況を前に空閑は「あなたと同じマンガのような展開をお見せしましょう」と言って、黒いピエロマンスーツの性能を100%引き出して虎時に重い一撃を喰らわせてきたのです。
その後、虎時はなんとか立ち上がりピエロマンスーツの力を借りて反撃を試みるも、人間の性能を大きく超えた空閑には少しもダメージを与えることができませんでした。
ただ、それでも空閑の復讐を止められるのは自分しかいないと、仲間の想いを胸に立ち上がる虎時。
はたして彼は空閑の最後の復讐となる「最後の審判」を止めることができるのでしょうか？
空閑が仕掛ける「審判の日」に一体何が起きるのか！？
虎時との圧倒的な力の差の前に余裕を見せる空閑は、メイドの土産として虎時に「審判の日」に何が起きるのかを語り始めました。
彼によると今からちょうど1ヶ月後、日本全国を襲う同時多発無差別殺人が起きると言うのです。
これまでの比ではないほどの単眼のピエロマンが送り込まれ、ピエロマングッズを身につけていない人は家にいても地方に逃げても殺されるかもしれない“恐怖”に怯え続けることになると言う空閑。
はたして虎時は、空閑を止め、日本中を恐怖に陥れる「審判の日」を阻止することができるのでしょうか？
最後の最後まで先の読めない展開が描かれ続けるこの『ピエロマン』のクライマックスは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
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まとめ
第1巻から最後まで誰が味方で誰が敵かわからない状況が続き、ハラハラさせられっぱなしの全10巻でしたね。
個人的には、最後まで虎時をマンガ家として、マンガの力をメインにピエロマンに立ち向かわせた点が気に入っています。
また、最初はピエロマンの人間離れした身体能力のせいで若干の無理矢理さを感じていましたが、空閑が登場してからはその裏付けもされて、ストーリーの面白さのおかげもあって次第に気にならなくなっていました。
インパクトのあるグロさで興味を惹きつつ、その後のストーリー展開でしっかり読ませてくれるのは、さすが本田先生ですよね。
その魅力を最大限に引き出す高橋先生の作画も素晴らしかったと思います。
両先生、読み応えのあるクラウンサスペンスマンガをありがとうございました！
以上、『ピエロマン』最終第10巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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