[ネタバレ注意]『死役所』第19巻|特殊詐欺は死に金を使って経済を回す高尚な仕事なのか…?
今回は、特殊詐欺、愛猫、好奇心をテーマに、人の死、そして死後の想いが描かれる『死役所』第19巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
明るい表情で書類を書きながら誰かに電話をかけている男性が描かれています。
実は彼、営業職でもなんでもなく、オレオレ詐欺グループの一員なのです。
〜追記〜
第20巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『死役所』の記事一覧
さて、この『死役所』の紙のコミックスに付いている帯には、毎巻その巻に死役所を訪れることになる人たちの紹介が書かれているのをご存知でしょうか?
ちなみに、この第19巻の帯には以下のような紹介文が書かれていました。
空虚な夢を追いかけた、愚直な掛け子。
愛猫との再会を待ち望んだ、気丈夫な女性。
好奇心に従った、貪欲な読書家。
引用:『死役所』コミックス第19巻帯より
上から青年、おばあさん、少年と様々な立場や事情を抱えていた3人ですが、どのエピソードも共通して読み終わった時に寂しいようなやるせないような、そんな感情を抱かせてくれるものとなっていましたよ。
今回の記事では、そんな『死役所』の第19巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『死役所』18巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『死役所』第28巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
[ネタバレ注意]『死役所』第18巻|様々な“死”からその人が“どう生きたか”が描かれていく
『死役所』19巻の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく第19巻の内容に入っていきましょう。
特殊詐欺を高尚な仕事だと疑わない孝行息子の辿った末路
この第19巻は冒頭から、一般の高齢女性が特殊詐欺の被害に遭うまでの一連の流れが描かれます。
そしてそれを行っていたのが、表紙に描かれている航大という青年でした。
彼は尊敬する先輩に誘われて始めたこの詐欺を「年寄りの溜め込んだ死に金を生き金にする高尚な仕事」だと思い込んでおり、彼は彼で苦労してきた家族に楽をさせてあげたいという想いで詐欺を働いていました。
なので、彼自身は根っからの悪人というわけではなく、その家族想いで素直な性格を先輩に利用されているといった感じで、そこがとても読んでいてもどかしかったですね…。
最終的に彼はその先輩と揉めて命を落とすことになるのですが、それもあっけなくて虚しい最後でした。
また、個人的に冒頭の特殊詐欺のシーンを読んで「これは騙される人もいるわ…」と感じたので、危機感を共有するためにもこのエピソードは後で親にも読んでもらおうと思っています。
ぜひあなたもこのエピソードをご両親や祖父母に勧めてあげてください。
猫を探して亡くなったおばあさんを救った1つの嘘
この第19巻2つ目のエピソードでは、姿を消した飼い猫を必死に探し回るおばあさんのエピソードが描かれます。
その女性は飼い猫のこととなると周りが見えなくなるようで、亡くなった原因も道路の反対側に飼い猫に似た猫を見つけたことで、左右に注意もせずに道路に飛び出したことが原因でした。
そして死んでからも死役所で手続きをしながら飼い猫のことを心配する彼女に、「亡くなった原因となった猫は飼い猫ではない」「飼い猫はまだ見つかっていない」と現世での現状を正直に伝えるシ村さん。
すると、そこに同じく職員の松シゲさんが現れて「山の中で見つかったみたいだぞ」と女性に伝え、その流れで手続きの進行をシ村さんと交代することになります。
実はこの報告、松シゲさんが「最後くらい気持ちよくさせてやりたい」という想いでついた嘘だったのですが、彼女はそれを信じて安心しきった表情で、涙を流しながら成仏していくことができていました。
その後、現世で飼い猫は無事に家に戻り、おばあさんの仏壇の前で旦那さんに大事にかかえられる様子が描かれていました。
このエピソードの最後でシ村さんは松シゲさんの取った行動を、妻と娘を失うきっかけとなった『加護の会』のものではないかと勘ぐっていましたが、それに対する松シゲさんの返事は「しらねーよ」でした。
ここ何巻かに渡って松シゲさんが怪しくうつるような描写が何度かあったのですが、彼が『加護の会』と関わりがあるのかどうか、その真相が明らかになるのはもう少し先のようです。
ただ、今回の件に関してはおばあさんのことを考えると、松シゲさんの嘘はファインプレーだったと言えるでしょう。
死後の世界を見たくて死んだ少年に課された覚悟とは
この第19巻最後には、人付き合いが苦手な死役所職員であるハシ本さんが「死後の世界が見たくて死んだ」という少年に出会い、死役所内を案内してあげるエピソードが収録されています。
死役所の仕組みや『成仏の扉』など死後の世界の全てに興味を示す少年は、生前自分の選んだ“自殺”という選択を後悔している様子も全くなく、それどころか「死んだ甲斐がありました」とすら言っていました。
しかし、手続き中に自殺課のニシ川さんに言われた「好奇心が満たされた後の覚悟はできてるの?」という言葉が妙に引っかかった少年。
その後、彼は「死んだことは後悔していない」と言いつつも、ハシ本さんに「ここにきた時の新鮮さがなくなってしまっている」「もう何にも喜びを見出せないんじゃないかと恐怖心が生まれている」と打ち明けます。
するとハシ本さんは「空っぽなのはよいことです」から始まる、松シゲさんが言っていた『加護の会』の教えを彼に伝えると、なんとか落ち着きを取り戻してもらえたようでした。
徐々に死役所でも存在が見え始めた『加護の会』。
シ村さん以外に誰がどのような形で関わっているのかが気になるところではありますが、この第19巻はここでおしまいとなります。
まとめ
今回も考えさせられたり共感できるようなエピソードばかりでしたね。
特殊詐欺の話は航大の立場を考えると一概には責められませんし、猫の話は大切な飼い猫がいなくなったら僕も周りが見えないくらい必死になって探すと思います。
死後の世界の話に関しては、僕も実行まではしないものの「死んだらどうなるのか」を考えて怖くなった覚えがあります。
ただエピソードを楽しむだけでなく、いろんな人たちの人生を通して様々な角度から“死”を考えることができるのも、このマンガならではの魅力ですね。
そんな『死役所』第20巻の次巻予告には、恋人に依存してしまう女性と「復讐 方法」という単語が入力された検索窓が描かれていました。
はたして、嫉妬と執着と憎悪によってどのような“死”がもたらされてしまうのでしょうか?
次巻のエピソードも読むのが楽しみです。
追記:『死役所』20巻の感想記事
以下の記事に『死役所』第20巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
[ネタバレ注意]『死役所』第20巻|松シゲさんの過去、そして加護の会との関わりが明かされる
以上、『死役所』第19巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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