[ネタバレ注意]『DYS CASCADE』第4巻|“内腿切り”の犯人自身が語る大量殺人事件の真相とは!?

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今回は、明らかになった“内腿切り”事件の犯人と“バケツ男”馬場淳との繋がりから、約30年前の大量殺人事件の真相が語られていく『DYS CASCADE』第4巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

DYS CASCADE(4) (月刊少年マガジンコミックス)

スマホを片手に駅で誰かを待っている男性が描かれています。

実は彼は28歳の時の馬場淳であり、その待ち合わせ相手というのがこの物語で最初に描かれた“内腿切り”の被害者・古田美輪子なんですよね。

この第4巻ではその2人の関係と、前巻で明らかになった“内腿切り”事件の犯人である江土健太郎と彼らが出会い、彼自身が語るこれまでの犯行の告白をインタビュー形式で記録していく様子が描かれていきます。

はたして、12人以上の女性を殺した連続殺人鬼は、2人に一体何を語ったのでしょうか?

 

〜追記〜
第4巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『DYS CASCADE』の記事一覧

 

今回の記事では、上記の内容を含む『DYS CASCADE』の第4巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『DYS CASCADE』3巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『DYS CASCADE』第3巻の見どころをまとめていますので、まずはこちらからご覧ください。

 

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『DYS CASCADE』4巻(20話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく第4巻の内容の方に入っていきましょう。

馬場淳と古田美輪子はどうやって出会ったのか?

この第4巻では冒頭から、馬場淳のスマホから手に入った「江土健太郎に行ったインタビュー」というテキストファイルと音声ファイルを元に、彼の3年前からの過去回想が描かれていきます。

彼が古田さんと知り合ったのはそこからさらに3年前、彼がSNSに「事件の容疑者となり会社を辞職した」という投稿をし、彼女がそれにDMで反応したのがきっかけでした。

ただ、そこからしばらくはSNS上でのやり取りにとどまっており、実際に会うことになったのはその関係が3年ほど経ってからだったみたいですね。

そして2人は初めて会う直前に“内腿切り”の事件について会話していたことと、お昼を食べたファミレスがその事件現場の近くだったことをきっかけに、急遽車でその場所へと向かうことにしたようです。

その時は現場に献花が置かれているだけで特に変わった様子もなく2人は手を合わせて帰ったのですが、そこから1年後、再び訪れたこの場所で彼らは江土健太郎と出会うことになります。

 

馬場淳と古田美輪子が“内腿切り”江土健太郎と出会う

上記の“現場参り”をした年の年末に付き合うことになった2人は、次の年の被害者の命日にもう1度、30年近く経っても献花をし続けている遺族に会うために事件現場に向かいます。

そこで彼らが出会ったのが、ちょうど現場に献花を置いている江土健太郎でした。

その様子を見て彼を被害者の遺族と勘違いした古田さんは、彼に声をかけるどころか「話を聞かせてほしい」とお願いしてしまい、そこから3人は近くのファミレスで食事をすることになりました。

古田さんに被害者について質問され、懐かしい思い出を語るかのように柔らかい表情で当時のことを話し始める江土。

しかしその話の流れで彼はその口調のまま、道でたまたま出会った彼女の首を背後から絞めたこと、拉致して殺し犯したこと、あえて証拠を残して死体を遺棄したことを語り出したのです。

そしてそこまで話した彼は、2人に「見つけてくれてありがとう」と言って涙を流し始めました。

普通ならここで「気味の悪い爺さんだ」と思って帰りそうなものですが、2人はその後江土から言われた「私が正しく裁かれるために罪の懺悔を聞いて記録してほしい」というお願いを引き受けてしまうんですよね…。

それにより、ここから先は何日かに分けて語られた“12人分の犯行に対する江土の懺悔”が次巻へとまたがるほど細かく描かれていきます。

犯人自身が語る“内腿切り”事件の詳細は、淡々としていながらもどこか気味の悪さを感じさせる江土の語りと共に、ぜひご自身で読んでみてください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『DYS CASCADE』第4巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

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まとめ

今回は現在起きている事件に関する進展はありませんでしたが、殺人鬼である江土健太郎に対する気味の悪さがひたすらに募っていく1冊でしたね。

彼の話し方だと淡々とし過ぎていてむごたらしい殺人と死体遺棄の様子も軽く感じられてしまい、それが返って不気味な雰囲気を生み出しているような気がしました。

この第4巻では彼が殺人の証拠を残している12人の内まだ1人目の話しか語られていなかったので、これが後11人分あるのかと思うと気が重くなりますね…。

ただそれ以上に、この過去回想からどのようにして古田さんが殺され、馬場淳が“バケツ男”として事件を起こすことになる展開に繋がっていくのかが気になります。

はたして、江土と出会ってしまったことで彼らの運命はどう狂っていってしまったのでしょうか?

次巻以降の展開からも目が離せません。

 

追記:『DYS CASCADE』5巻(27話〜)の感想記事

以下の記事に続く27話以降が収録された『DYS CASCADE』第5巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

 

以上、『DYS CASCADE』第4巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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