[ネタバレ注意]『ギフト±』第24巻|“最後の解体”を終えた環に梨世と琢磨先生が手術を行う!

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今回は、環が“最後の解体”を終え、それに関わった者たちがそれぞれの“終止符”を打つ『ギフト±』第24巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

ギフト± 24

お互いに優しい表情を向けあって手を繋ぐ環と琢磨先生の姿が描かれています。

 

〜追記〜
第25巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『ギフト±』の記事一覧

 

さて、この第24巻では前巻の環と琢磨先生の再会をきっかけに事態が一気に収束へと向かい、それぞれが打った“終止符”によって物語は1つの区切りを迎えることになります。

まるで最終巻かのような展開の連続で少し覚悟をしながらページをめくっていたのですが、その心配は全くの無用で、次巻からはまた新章が幕を開けるみたいですね。

環をはじめ、多くの登場人物たちの“これから”に大きく関わってくるエピソードが詰まった1冊となっていました。

 

今回の記事では、そんな『ギフト±』の第24巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『ギフト±』23巻の振り返り

以下の記事に『ギフト±』第23巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『ギフト±』第23巻|環と英琢磨が再開!愛怜との臓器全交換手術は衝撃の展開に!

 

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『ギフト±』24巻の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく第24巻の内容に入っていきましょう。

環と再開した琢磨先生にタカシがかけた言葉とは?

この第24巻は愛怜の解体を終えた環の前に琢磨先生が姿を現し、そのタイミングで環が“解体”の反動から気を失ってしまうシーンから幕を開けます。

急に眠った環と彼女の服についた返り血を見て動揺する琢磨先生に、「“解体”が環の唯一の生存理由であること」と「自分がやろうとしていたビジネスとその利害が一致していたこと」を話すタカシ。

するとそれを聞いた先生はタカシを殴りつけたのですが、そんな彼にタカシは「“このままここで死ぬ”か“環を連れて世界の果てまで逃げる”か」という選択肢を与えたのです。

そして彼は続けて多江さんにも「琢磨先生を手伝って」と言い、梨世には「二度と僕の前に現れるな」と伝えました。

そうして、環を抱えた琢磨先生、多江さん、梨世が去っていく解体室に1人残ったタカシは、一度は彼らに手を伸ばしたもののその手を引っ込め、その後は彼らに背を向けていました。

 

あれだけ環に執着していたタカシがこうもあっさりと彼女を琢磨先生に引き渡したのは意外でした。

ただ、これをきっかけに環はずっと探し求めていた琢磨先生と一緒にいられるようになり、琢磨先生も彼女への、そして彼女の母親への贖罪ができるようになりましたね。

第1巻から描かれてきた環とタカシの“鯨の解体”がもう行われることはないとなると少し物寂しいような気もしますが、それと同時にここからの新たな展開への期待も高まります。

 

心臓からペースメーカーを取り出した環の様子に変化が!?

秋光家から環を連れ出した琢磨先生たちは、そのまま環の心臓に埋め込まれたペースメーカーを取り出す手術を開始します。

そしてその手術は無事に終了し、目を覚ました環は今度こそ本当に琢磨先生ときちんと再会を果たすことができました。

しかし、ペースメーカーを取り出した後の環は、以前の彼女とはどこか表情が柔らかくなり、纏っている雰囲気も違って見えるのです。

それについて琢磨先生は「心臓移植をきっかけに生まれた“もう1人の環”が今まであの子を守ってくれていたんだ」という推測をしていました。

こうして、環自身も“もう1人の自分”とお別れを済ませ、この先彼女は“年相応の普通の女子高生”としての生きていくことになります。

 

今まではほとんど無表情だった環ですが、今回の手術が終わってから本当にいろんな柔らかい表情を見せるようになりました。

最初はその変わりっぷりに少し戸惑いもありましたが、彼女にはこれから今まで抑え込んでいた分いろんな感情を体感していってほしいですね。

ただ、“普通の女の子”のようになったとはいえ彼女が“パーフェクトドナーであることには変わりありません。

以前のように襲われても物怖じせずにスタンガンで応戦するようなことはきっとできなくなっていると思うので、その分琢磨先生には彼女のことをしっかり守ってほしいです。

 

各々が自らのこれまでに“終止符”を打ち再び歩み始める

この第24巻の後半では、今回の出来事に関わった人たちがそれぞれ“ケジメ”を付け、新たに未来への一歩を踏み出す様子が描かれていきます。

まず琢磨先生は、“平和”を息苦しく思う“普通じゃない”自分自身と環を連れて戦場に帰り、今度こそ環を守ると誓っていました。

次に梨世は、お腹の子の事を1番に考えた結果、「生まれてくる赤ちゃんを桜田に託して彼女が母親がわりになって子供を育てる」という約束を桜田と結んで自首しました

そしてタカシは、環の心臓を移植した寝たきりの自分の兄を自らの手で殺し、悪党になって曹を超えるために再び行動を開始しました。

こうして彼らはこれまでの行いに自分なりの“ケジメ”を付け、新しい未来へと歩み出していったのです。

上記では淡々と書きましたが、もちろん彼らの“ケジメ”にはその決断にいたるまでのさまざまな葛藤や想いが含まれているので、このシーンはぜひ絵と一緒にご自身の目で読んでみてほしいですね。

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まとめ

これまで様々な思惑が交差し複雑に絡み合うストーリーが描かれてきましたが、それもこの巻で綺麗にまとめられていたと思います。

個人的には梨世が自首したことが一番意外でしたね。

ちなみに彼女の子供を育てることになった桜田は、その事を話した廣瀬から「彼女の子供を一緒に育てないか」「俺と一緒になってくれ」とプロポーズされていましたよ。

そしてこの巻の最後では曹が再び動き出す様子が描かれ、また次巻予告では内戦が続く異国の地に立つ環の様子が描かれていました。

これまでの展開に“終止符”が打たれたことにより次巻以降の展開が全く想像できませんが、きっとまだまだ臓器売買ビジネスをめぐる探り合いや駆け引きが描かれていくことでしょう。

新章へと進んでいく『ギフト±』に今後も注目です。

 

追記:『ギフト±』25巻の感想記事

以下の記事に『ギフト±』第25巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

 

以上、『ギフト±』第24巻の見どころ&感想記事でした。

ありがとうございました。

 

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