[ネタバレ注意]『十字架のろくにん』第4巻|円比呂への復讐が完了した漆間に久我の悪意が襲いかかる!
今回は、胸くそ悪いと話題になりながらも累計25万部を突破し、全巻に重版がかかるほど人気となっている復讐サスペンスマンガ『十字架のろくにん』、その第4巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
怪しげな液体を両手に持ち不気味な笑みを浮かべるケダモノのような男・円比呂が表紙を飾っています。
〜追記〜
第5巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『十字架のろくにん』の記事一覧
さて、絶望の幕引きとなった前巻第3巻の続きが描かれるこの第4巻では、冒頭からかなりの胸くそ展開で幕を開けることになります。
マガポケでもその話のコメント欄には「本当にイライラする」「かわいそうで仕方がない」「今回はやりすぎてる」など、円に対して我慢の限界を迎えた読者たちの怒りのコメントがたくさん書かれていました。
ですがその分、今回は過去最長となる5話にわたって復讐シーンが描かれており、今までで1番痛そうで、今までで1番復讐相手の心を壊す拷問が繰り広げられていましたよ。
今回の記事では、そんな『十字架のろくにん』の第4巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『十字架のろくにん』3巻の振り返り
以下の記事に『十字架のろくにん』第3巻の見どころをまとめています。
[ネタバレ注意]『十字架のろくにん』第3巻|右代悠牙への復讐が完了し次は文化祭編に突入!?
では、さっそく第4巻の内容の方に入っていきましょう。
『十字架のろくにん』4巻の見どころ&感想[ネタバレ]
襲われた白川さんのためにも漆間が復讐を開始する!
白川さんを襲った円に対して怒りを抑えきれない漆間は、円の家に“果たし状”を送って山奥の廃工場まで呼び出しました。
しかしそこでも「スピーカーから録音した自分の声を流して位置を誤認させ背後から襲う」という、正々堂々とは程遠い作戦を実行する円。
ですが、工場内にダミー人形を用意していた漆間の方が一枚上手で、逆に円は背後から殴られて気絶させられてしまいます。
そして目を覚ますと、彼は伸びをするような形で両手と両足を縛られ、コンクリートの台の上に寝かされていました。
ここから、白川さんに対してやったことにも一切反省の色が見えない彼への壮絶な復讐が始まります。
上記では円が白川さんを襲ったシーンは詳しくは書きませんでしたが、そのシーンの読んで円のことがさらに心底難くなりましたね…。
ビビリなくせに姑息な手を使ったり、弱いものに対しては力を振りかざす様に虫唾が走ります。
ちなみに、円が漆間に殴られて気絶をしている間に、彼が至極京に心酔するきっかけとなった小学生の頃の出来事が描かれていました。
おそらく“5人目”となる「悪に惚れられる悪」の至極京と漆間が対峙する時が待ち遠しいです。
円比呂の“至極京”という悪魔を祓うための拷問が始まる
今回の復讐では、「円に取り憑いている“至極京”という悪魔を払う」という名目のもと、様々な中世ヨーロッパの拷問が行われていきます。
まずは“親指締め”と呼ばれる、“爪が縦になるように設置した親指をネジを回して圧迫していく”拷問から始まり、漆間がネジを締め続けると円の爪は縦に真っ二つに割れて肉にめり込みました。
その後、漆間が次の拷問の準備をするためにその場を出て行ったタイミングで円は暴れて緩んだ縄から抜け出して走り出したのですが、それも漆間に事前に足の親指を取られていたために走ることができず再び拘束されてしまいます。
そして次に漆間は「引き伸ばし台」と呼ばれる装置をセッティングし、ハンドルを回していくことで円の体の関節を伸ばし、皮膚を千切り、腱を切って苦痛を与えていきます。
しかしその最中に彼は背後から突然現れた至極京に殴られ地面に倒れてしまうことになるのですが、実は彼は至極京の姿に変装したおじいさんでした。
事前に浴びせられていた幻覚剤によって完全に至極京が助けに来たと思いこんだ円に対し、引き続き「引き伸ばし台」のハンドルを回していくおじいさん。
そして円は信頼していた至極京に裏切られたことで、彼にいくつもの暴言を吐き散らしながら見るも無惨な姿で死んでいったのです。
こうして、漆間は“3人目”への復讐を完了しました。
漆間が殴られ至極京が現れた時は思わず「まじか…」と呟いてしまうくらい衝撃を受けたのですが、全てが終わってから考えると円の心を壊すのにこれ以上ない最適な手段だったと思います。
今回の“復讐”はそうとう惨いことをやっていましたが、これまで円がやってきたことを考えると、漆間が終わってから呟いた「これでも足りないくらいだよ」という意見に完全に同意ですね。
この復讐から数日後、漆間は白川さんに「円を殺した」「強く生きてほしい」と伝えていました。
どうか彼女がこの先、時間をかけてでも立ち直ってくれることを願わずにはいられません。
“4人目”久我大地の悪意が漆間に襲いかかる!
千光寺、右代、円への復讐を完了し、次のターゲットを“5人”のうちの“暴力”担当である久我大地に決めた漆間。
久我は小学校の時からあらゆる柔道の大会で賞を総ナメするほど力が強く、その力で漆間も何度も痛めつけられ、現在では1年生でありながら柔道部を支配下に置いているようです。
そんな彼が教室で漆間と向かい合った際、ポンと漆間の肩に手を起き「次はこっちの番だ」と宣戦布告はしてきたものの、その場はすぐに去っていきました。
しかしその日の放課後、帰路に着く漆間の前に衝撃的な光景が飛び込んできました。
なんと、彼がおじいさんと住んでいる家に火が放たれ燃えていたのです。
そして逃げ遅れたおじいさんは左腕と左足に大きな火傷を負い、しばらくの間入院することになってしまいます。
もちろん、その放火は久我の仕業で、彼が柔道部の部員に命令してやらせたことでした。
その後もこの第4巻は最後まで久我の悪行が明らかにされていくのですが、彼のやることはとにかく“理不尽”の一言に尽きますね…。
上記で紹介した以外にも久我の虫唾が走るような行動はいくつも描かれていたので、そのシーンはぜひご自身の目でご覧になってみてください。
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まとめ
復讐相手がやってきたことの胸くそ悪さに比例して“復讐”のシーンをたっぷり描いてくれるのは、読んでいて心のバランスが保たれるのでありがたかったですね。
ただ今回円に行った「引き伸ばし台」は関節が外れたり筋繊維がちぎれたりとなかなかハードな描写が多かったので、人によってはまともに読めないという方がいてもおかしくないなと思いました。
まあそれでも個人的には、残りの久我と至極京には円以上の拷問で痛めつけてほしいですね(笑)
今までのペースで行くと次巻で久我との決着がつくことになるとは思うのですが、これまでの3人と違って力技が通用しなさそうなのが気がかりなところです。
はたして漆間は屈強な肉体を持つ久我に対して、どのような方法で復讐を成し遂げるのでしょうか?
次巻以降の展開からも目が離せません。
〜追記〜
『十字架のろくにん』5巻の感想記事
以下の記事に『十字架のろくにん』第5巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
[ネタバレ注意]『十字架のろくにん』第5巻|“4人目”久我に“復讐者”漆間は真っ正面から勝負を挑む!
以上、『十字架のろくにん』第4巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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