[ネタバレ注意]『ギフト±』最終第26巻|命の価値を問う衝撃の臓器売買ミステリー、ついに完結!

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今回は、連載開始当初から大きな話題を呼び、7年の時を経て堂々の完結を迎えた『ギフト±』、その最終第26巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

ギフト± 26

右目でウインクをしながらこちらに笑顔で手を振る鈴原環の姿が描かれています。

こうしてみるといかにも普通の女子高生のような感じで、とても人間を解体するプロだったとは思えませんよね…。

 

最終第26巻までを含む『ギフト±』の記事一覧はこちら↓
『ギフト±』の記事一覧

 

さて、タイトルや冒頭にも書きましたが、7年という長期連載を経てついにこの『ギフト±』が完結となりました。

最初は「臓器売買」や「解体」というキーワードに釣られて読み始めたのですが、まさかこんなにも裏社会に渦巻く陰謀を深く描いていく作品になっていくとは思いもしませんでしたね。

ただそのおかげで巻を重ねるごとに緊張感が増していき、全て読み終わった時にはかなりの満足感に包まれながら本を閉じることができました。

環をめぐる物語のラスト、そして最後に環が下した最終選択は必見です。

 

今回の記事では、そんな『ギフト±』の第26巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『ギフト±』25巻の振り返り

以下の記事に『ギフト±』第25巻の見どころをまとめています。

 

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『ギフト±』最終26巻の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく第26巻の内容に入っていきましょう。

戦場に現れたリュウが環に銃口を突きつける!

前巻の記事で「環は“とある男”から銃を突きつけられることになる」と書きましたが、その“とある男”というのがリュウです。

どうやら彼は第3巻で環を襲おうとして返り討ちにあったあの日から、「環をどう殺すか」ばかりを考えて生き延びてきたようですね。

ただ、銃を向けられいくら残忍な殺し方を並べ立てられても、困惑するばかりで一切の恐怖を感じていない様子の環。

しかしリュウが「お前の大切な人間である英琢磨を殺す」と口にした途端、彼女は必死になって「先生を殺しちゃだめ」と訴え始めました。

そしてここで、環を予想外で衝撃的すぎる出来事が襲います。

なんと環はリュウと言い争っている間に、背後から現れた曹の手下によって頭を銃で撃たれてしまったのです。

そんな環の予期せぬ負傷をきっかけに、ここから琢磨先生は究極の決断を迫られることになります。

 

琢磨先生に環の“最後の願い”が託される…!

目の前で環が頭を打たれる瞬間を目撃したリュウは、撃ってきた僧の手下を殺した後、憎んでいたはずの彼女を琢磨先生の元へと運んでいきました。

ただ、生きてはいるものの後頭部が陥没するほどの重傷を負った環の治療は、この戦場においては琢磨先生でも不可能だと言わざるを得ない状況でした。

そんな彼に、意識を取り戻した環はあることを伝えます。

それは「肝臓と片肺が悪いリュウさんに私の臓器をあげて」というものでした。

当然そんな提案を素直に受け入れられるはずがない先生は重傷の環を前に頭を抱えてしまうのですが、そんな時に彼の元にタカシからの着信が入ったのです。

その要件は「環が撃たれるのをドローンの映像で見ていた」「自分なら戦場から最新の医療設備がある病院に連れて行ける」という内容でした。

しかし彼の本当の目的は「環を曹の臓器提供者ドナーにする」ことであり、先生はそのことに電話の最中に気づきます。

はたして、こんな究極の状況を前に、琢磨先生は一体どんな決断を下すのでしょうか?

この物語のクライマックスとなる環の“最後の願い”の行方、そしてその結末は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

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まとめ

この巻の最後には、このマンガのタイトルである『ギフト±』の意味が広瀬さんの口から語られていました。

アメリカでは移植用の臓器のことを“ギフト”と呼ぶこと、そして臓器を“与えてプラス”“奪うマイナス”、そうした命のやり取りで形を成す“命の環”。

それらの意味を踏まえて『ギフト±』という作品名が付けられたようです。

この最終巻のラストでこのタイトルの意味を知った時、その意味の深さと綺麗さに思わず鳥肌が立ってしまいましたね。

7年という年月を締めくくるのにふさわしい最終巻、最終話だったともいます。

ナガテユカ先生、素晴らしい作品をありがとうございました!

 

以上、『ギフト±』最終第26巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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