[ネタバレ注意]『ギフト±』第17巻|環の変化をきっかけに物語が大きく動き始める!
今回は、様々な思惑が入り乱れ気の抜けない展開の続く臓器売買ミステリーマンガ『ギフト±』、その第17巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
イチョウ並木のベンチに腰掛ける環と、そんな彼女を見つめる桜田が表紙を飾っています。
〜追記〜
第18巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『ギフト±』の記事一覧
さて、この第17巻では環の心情の変化をきっかけに、タカシや加藤が次なる一手として暗躍を始めます。
大きな出来事が起こる前の、不穏な雰囲気が漂うような1冊になっていましたね。
今回の記事では、そんな『ギフト±』第17巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『ギフト±』16巻の振り返り
以下の記事に『ギフト±』第16巻の見どころをまとめています。
[ネタバレ注意]『ギフト±』第16巻|暴走した楊亮が環の学校でテロを起こす!!
楊亮が環の学校に車ごと突っ込んで生徒を轢き殺し、さらには持っていた銃を乱発し始めるという衝撃の幕開けとなった第16巻。
そして生徒を人質に教室に立てこもったのですが、彼はそこに入ってきてた環によって“鯨”として捕獲され、その後解体されてしまいました。
そんな楊亮をたきつけ暴走させた黒幕、それはかつてプティシャトン事件を追って東京湾に浮かんだと思われていたジャーナリストでした。
一度「正義のジャーナリスト」として死に、今は「ブラックジャーナリスト」としていきているこの男の存在がここからの展開にどう影響してくるのでしょうか?
では、さっそく第17巻の内容の方に入っていきましょう。
『ギフト±』17巻の見どころ&感想[ネタバレ]
タカシが環以外の新たな解体士と組むことに?!
楊が起こした学校テロについて、クラスメイトから「お前のせいでみんな死んだんだ!」という言葉を浴びせられた環。
そして後日、その事を夢で追体験した彼女の体に、これまで感じることの無かった体の震えや涙が止まらなくなるという変化が見られ始めました。
それを見て「当分の間彼女に“解体”の仕事は無理だろう」と判断したタカシは、なんとあの中国中央政府の人間である曹に「あんたの所の腕利きの解体師を貸してほしい」と頼んだのです。
そうして彼の元に易愛怜という女性の解体師がやってきました。
彼女がタカシと共に鯨を捕獲し解体するシーンはまだ描かれませんでしたが、ここからの展開に大きな変化をもたらす存在になっていきそうな予感がします。
あとで曹が言っていたのですが、タカシが彼女を借りる見返りとして提示してきたのは、「世界平和」に関わる互いの利害が一致するものだったみたいです。
事のスケールがどんどん大きくなっていっていますが、その分、この物語の結末への期待も膨らんでいきますね…。
加藤が桜田に秘密を打ち明け全てを託す
タカシが曹と組むと決意したこときっかけに、加藤は「これを最後に私はあなたから去ります」と彼に別れを宣言します。
そして彼は自分が撃ったのにも関わらず「阿藤の敵を討つ気はあるか」と桜田に電話し、2人で話ができる場を設けました。
そこで自分が阿藤を撃った事、兄がプティシャトン事件に関わっていた事、さらには彼女に自分の役割を継いでほしいという事を次々と彼女に打ち明けていく加藤。
それを聞いた桜田も“加藤の自首”を条件にそれを引き受け、その後彼から受け取った封筒の中にはなんと、彼の辞表とプティシャトンの顧客リストが入っていたのです。
はたして彼は決死の覚悟で何を成そうとしているのか?
最後には武器を揃え「私一人の戦争だ」と言う彼の姿が描かれていましたが、気になるその先は第18巻へと続きます。
まとめ
この第17巻では、ここから先の展開が大きく動いていく“予兆”となるシーンが多く描かれていたような気がします。
上記で紹介した以外にも、
- 環が「自分のせいで人が死んだから自分がクジラになる番だ」と自殺を図り、梨世に鎮静剤を打たれ止められるシーン
- 桜田と一緒に顧客リストを見た廣瀬が、かつて環を誘拐した天廻功という宗教団体のトップと曹の顔が似ているという情報を元に天廻功の調査を開始しようとするシーン
など、細かいものではありますが重要そうな場面がいくつもありました。
徐々に真相に迫りつつ、緊張感を増していくこの『ギフト±』。
はたしてそれぞれの思惑が交差する先に、いったいどんな結末が待っているのでしょうか?
続きが楽しみです。
〜追記〜
『ギフト±』18巻の感想記事
以下の記事に『ギフト±』第18巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
[ネタバレ注意]『ギフト±』第18巻|ついに環の臓器に隠された秘密が明らかに!
以上、『ギフト±』第17巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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