[ネタバレ注意]『降り積もれ孤独な死よ』第1巻|『親愛なる僕へ殺意を込めて』のコンビが送る新作サスペンス!

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今回は、大ヒット二重人格サスペンスマンガを生み出したコンビが送る新作ノワールサスペンス『降り積もれ孤独な死よ』、その第1巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

降り積もれ孤独な死よ(1) (イブニングコミックス)

降り積もる雪の中に描かれているのは、今回起こる事件の鍵を握っている蓮水花音はすみかのんという女性です。

 

〜追記〜
第2巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『降り積もれ孤独な死よ』の記事一覧

 

さて、あなたは『親愛なる僕へ殺意を込めて』というマンガをご存知でしょうか?

二重人格である主人公が“裏”の自分の行動によって次々と身に覚えのない事件に巻き込まれていくサスペンスマンガで、1度読み始めると最後まで読む手が止められないほど引き込まれるオススメの作品です。

そしてその原作を担当した井龍いのりゅうはじめ先生と、漫画を担当した伊藤翔太先生が再びタッグを組んで生まれたのが、この『降り積もれ孤独な死よ』です。

前作と同じく冒頭から引き込まれる不可解な事件謎めいた要素がさまざまな部分に描かれており、ここから先どんな展開へと進んでいくのかと第1巻からかなり期待が持てる内容となっていました。

もし前作の内容が気になる方は当ブログでも見どころと感想を紹介していますので、ぜひ下の記事一覧からご覧ください。
『親愛なる僕へ殺意を込めて』の記事一覧

 

今回の記事では、そんな『降り積もれ孤独な死よ』の第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『降り積もれ孤独な死よ』のあらすじ

以下に『降り積もれ孤独な死よ』のあらすじを載せておきます。

富字山南警察署の刑事・冴木仁は空き巣の通報を受けて、山の手にそびえ立つ屋敷へ向かった。
ところが、調べを進めていく中で、衝撃の事実が判明。
捜査陣に戦慄が走る…!!
血塗られた狂気と対峙する刑事を描く、激情と慟哭のノワールサスペンス、開幕!!

引用:降り積もれ孤独な死よ – 原作/井龍一 漫画/伊藤翔太|マガポケ

上記リンクから冒頭2話を無料で試し読みすることができますよ。

 

では、さっそく第1巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『降り積もれ孤独な死よ』1巻の見どころ&感想[ネタバレ]

窃盗のあった豪邸から13体の子供の遺体が発見される

この物語は窃盗事件の捜査で入った豪邸の地下から13人もの子供の遺体が発見されたところから幕を開けます。

しかもその子供たちはただ亡くなっていたのではなく、死体は地下室に監禁されていたせいで無残なほど痩せこけており、その飢えをしのぐために死体を食べた痕跡まで残して積み重ねられていたのです。

これがきっかけとなりこの豪邸の家主である灰川十三という男は『逮捕・監禁』と『死体遺棄』で全国に指名手配されることになりました。

そしてこの事件を追うことになったのが、このマンガの主人公であり地下室の様子が記録されたビデオを最初に見つけた冴木仁という刑事です。

彼は自身が子供の頃に虐待を受けていたこともあって「子供を傷つける奴は許さない」という信念のもと、「灰川十三は俺が絶対に捕まえてやる」と決心していました。

こうして、彼の13人の子供たちの死の真相を探る捜査が始まります。

 

家に飾られている絵画や花が全て贋作や造花だったりともともと不可解な部分の多い屋敷だったのですが、そこから大量の子供の死体が出てきたのは衝撃的でしたね…。

また上記の“地下室のビデオ”は我々も見ることができ、たった3ページだったのにも関わらずかなり悲惨で胸が締め付けられるような映像がのこされていました。

ただ、前作の“二重人格”という要素がそうだったように、お二人の先生が生み出す作品であればこれをきっかけにして想像もつかないような大きな事件へと繋がっていくような気がしてなりません。

散りばめられているであろう伏線にも注目して読み進めていきたいですね。

 

蓮水花音の口から灰川十三と屋敷の実態が語られる

後日、警察に灰川十三の娘を名乗る蓮水花音が彼の指名手配のニュースを見てやってきて、彼との出会いや関係、そしてかつての屋敷やそこにいた子供たちの様子を話してくれました。

どうやら彼女は育児放棄をされていた最中に彼と出会い、そこから万引きなどといった犯罪ではあるものの“生きるために必要なこと”を教えてもらったようですね。

ただ、その後彼女は「灰川十三は犯人ではない」と言ってのけ、続けて「あの屋敷には父に養育されていた子供が19人いた」ということを明かしました。

これはのちの調査でわかることなのですが、死体となっていたのはその19人の子供たちのうちの13人であり、そこから犯人も生き残っている6人の子供たちの中にいるかもしれないという可能性が浮かび上がってきます。

そして警察はその6人に事情聴取を行ったのですが、なんと全員が「灰川十三は犯人ではない」と口を揃えて供述したのです。

子供たちから強い信頼を得ている灰川十三が犯人でないとするならば、一体誰が13人もの子供たちを殺したのでしょうか?

そんな謎が深まる中、この第1巻は予想だにしていなかった驚きの展開で終わりを迎えることになります。

読めば第2巻が待ち遠しくなること間違いなしのそのシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『降り積もれ孤独な死よ』第1巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

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まとめ

上記の見どころでは割愛しましたが、灰川が養育していた子供たちは蓮水さんが育児放棄を受けていたように、みんななにかしら“深い傷”を抱えていたようです。

灰川が犯人でないとすれば、その“傷”が犯人となる子供に歪んだ行動を取らせてしまったのでしょうか?

散りばめられた謎がこの先どう結びついていくのかが気になって仕方ありません。

ちなみに、その生き残った6人の中には冴木の腹違いの弟もいてもれなく彼も捜査対象となっているのですが、この関係が物語の展開に活きてくるのもまだ先のようですね。

今回は事件が起きてメインとなる登場人物たちが出揃ったところで終わってしまったので、次巻ここからどうストーリーが動いていくのかが楽しみです。

 

〜追記〜

『降り積もれ孤独な死よ』2巻の感想記事

以下の記事に『降り積もれ孤独な死よ』第2巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『降り積もれ孤独な死よ』第2巻|13人もの子供が殺された残虐非道な事件の真相を追う!

 

以上、『降り積もれ孤独な死よ』第1巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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