[ネタバレ注意]『ダーウィンズゲーム』第27巻|新ゲームマスターから世界とグリードの秘密と真相が語られる!
今回は、グリードによる世界の崩壊を阻止するために新たな展開が幕をあけるダークサスペンスマンガ『ダーウィンズゲーム』、その第27巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
渋谷駅前のモヤイ像の前に、世界関数の能力を持つレインが描かれています。
前巻の最後に“大きな力”を与えられた彼女には、以前にも増して圧倒的な強者感がありますよね。
この巻ではそんな彼女によって、この世界線の秘密、グリードの正体と目的が語られ、そして物語は新たな展開を迎えることになります。
〜追記〜
第28巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『ダーウィンズゲーム』の記事一覧
今回の記事では、そんな『ダーウィンズゲーム』の第27巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『ダーウィンズゲーム』26巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『ダーウィンズゲーム』第26巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『ダーウィンズゲーム』27巻(105話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『ダーウィンズゲーム』第27巻の内容に入っていきましょう。
世界線の秘密&グリードの正体と目的が明らかに!
この第27巻の冒頭で、前巻の最後にGMの権限を譲渡したレインへ、元GMのイザヤからこの世界線の秘密やグリードの正体と目的が伝えられます。
まず衝撃的だったのが、カナメたちのいる世界線がグリードによってループさせられているということ。
というのもグリードはGMの権限を利用したバグ技のようなものを使っているらしく、他のGMの権限をより簡単に奪い取るために世界をやり直しているというのです。
そしてイザヤは、そんな彼らの本体を“この世界線の未来にある可能性の存在”と言い表しました。
つまり高確率な「グリードが発生する」という可能性はすでに存在していると同義で、その確率が一定値を超えるとグリードは端末を通して過去への干渉を開始するということのようです。
作中ではプログラミング用語である「投機的実効」という言葉で説明されており、言葉の意味がわかる方にはこの原理で考えてもらった方が理解しやすいかもしれません。
グリードはただでさえ謎めいた存在でしたが、その正体は予想の遥か斜め上をいくものでしたね…。
カナメたちが“未来に可能性として存在する現時点では干渉することができない敵”に勝つ方法はあるのでしょうか?
グリードと化したシゲオが世界のリセットを強行する!
GMとなったレインが上記の内容をカナメたちクランメンバーに伝えていた時、イザヤが殺された倉庫ではグリードとなったシゲオがこの世界線のリセットを開始しました。
どうやらシゲオはカナメたちとの戦闘の末にレインからGMの権限を奪うのではなく、手っ取り早く世界をやり直す道を選んだようですね。
そしてこれはレインが想定していた中で最も最悪な展開でした。
リセットが本格的に始まると、世界には何も存在しない虚無空間である多数の真っ黒な四角いエリアが現れ、今のこの世界がどんどん“無かったこと”になっていきます。
そんな状況を前にして「止める方法は私には思いつかない」と言葉を漏らすレイン。
ただそれでも彼らはなんとか打開策を見つけるために、全力で時間を稼ぎ始めます。
過去に戻ってグリードに繋がる可能性を排除せよ!
グリードが起こした世界のリセットに対抗する手段としてレインが導き出した結論は、「過去においてグリードへと繋がる可能性そのものを排除する」というものでした。
そしてそれを可能にするのが、以前シュカがククリに体験させてもらった魂だけで異なる世界線を覗く“魂抜け”、これをレインの“世界関数”の能力で行うというのです。
ただ、レインの力で過去に魂を送れるのは1人だけ、現在の魂と肉体のギャップが大きければ失敗の可能性が高まる、という問題がありました。
たった1人で過去のグリードの影響を排除し、グリードの侵攻に間に合うくらい過去に飛べる人物。
この条件を満たしクランメンバー全員が納得して意志を託したのがカナメでした。
こうしてこの第27巻の後半には、Dゲームに参加する2日前の過去へと戻ったカナメの姿が描かれていました。
はたして彼は過去でシュカたちともう1度仲間になり、グリードの進行を阻止することができるのでしょうか?
ここから先の最終章へと繋がるカナメが過去に戻った後の展開は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『ダーウィンズゲーム』第27巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。
まとめ
作者コメントに“最終章”という言葉が出てくるようになっただけあって、かなりクライマックスを感じさせる展開になってきましたね。
“ゲームの2周目”が好きな僕としては、この強くなった状態で物語の最初に戻る展開はかなりアツいです。
ただ1つ懸念があるとすれば、シュカをはじめ強力なメンバーたちともう1度戦い仲間にしなくてはいけないところですが、きっとカナメなら彼らの信頼を勝ち取ることができるでしょう。
リスタートしたカナメのダーウィンズゲームがどんなゲーム展開を見せてくれるのか楽しみです。
追記:『ダーウィンズゲーム』28巻の感想記事
以下の記事に『ダーウィンズゲーム』第28巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『ダーウィンズゲーム』第27巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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