[ネタバレ注意]『血の轍』第15巻|老いた母親・静子本人の口から彼女の凄絶な過去が語られる…!

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今回は、「なぜ静子は毒親になったのか」という物語の核につながる“静子の過去”へと切り込んでいく、『血の轍』第15巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

血の轍(15) (ビッグコミックス)

大きな静一の瞳の中に鮮やかに映し出されているのは、学生時代の母親・静子の姿です。

この第15巻ではその学生時代も含め、彼女の幼少期の頃から“静一を崖から放り投げたあの日”までの過去が、深く掘り下げられていくことになります。

彼女がどんな思いを抱えながらどのように人生を歩んできたのかが1冊の半分以上にわたって描かれており、朧げな記憶が鮮明になっていくにつれてどんどんと引き込まれていく内容となっていましたよ。

 

〜追記〜
第16巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『血の轍』の記事一覧

 

今回の記事では、そんな『血の轍』の第15巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『血の轍』14巻の振り返り

以下の記事に『血の轍』第14巻の見どころをまとめています。

 

では、さっそく第15巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『血の轍』15巻(128話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]

台風の日、静一は再び静子に会いに行く

前巻で静子と再開してから2ヶ月が経った台風が迫るある日、静一は心の中のシゲちゃんに誘われるままにもう一度母親に会いに行くことにします。
その道中では「今度は殺してしまうかも」「いっそ殺せたら俺も死ねるんじゃないか」などと考えていた静一。
しかしいざ彼女の家に着くと、いなくなった猫を「一緒に探してくれません?」と、自分を静一だと認識しないまま頼み事をしてくる彼女の様子に静一はただ戸惑うばかりでした。
その後、しばらく探して猫は見つかったのですが、その時静一は彼女に抱き抱えられた猫の顔に子供の頃の自分の顔を重ねて見ていました。
この時の“老いた静子が顔だけ子供の頃の静一の顔になっている猫を抱きしめる描写”が、なんとも言えない不気味さを醸し出していたんですよね。
そして2人と1匹は、雨が強まりつつある中で一緒に静子の家へと帰っていきます。

泊まることになった静一に静子が見せてきたものとは?

家に着いて猫に餌をあげる静子に対し、静一は「本当は俺が静一だってことわかってるんだろ?」と問います。

すると彼女は家賃を払ってもらったことに対してお礼を言いはしたのですが、そこからの会話はタメ口と敬語が入り混じる妙な距離感を感じるものとなっていました。

そしてその後は一緒にご飯を食べ、静一は台風が迫ってきていることを受けて泊まっていくことになり、それぞれお風呂に入った2人は布団と畳に並んで横になりました。

暗くなった部屋の中で、静子に「なにしてたん?」「なんで生きてたん」と問う静一。

それに対して静子は、この20年間で様々な職を転々としたことを話し始め、ある日「夕焼けを見て蓋をしていた記憶を思い出した」と静一を見て言います。

すると彼女はいきなり起き上がって布団から出ていき、物置から1冊の本のようなものを持ってきました。

それは、静一が生まれた瞬間からたくさんの記録が残されたアルバムだったのです。

そしてここから、この写真をきっかけに静子の幼少期からの過去が語られていきます。

 

静子本人の口から彼女の過ごしてきた人生が語られる!

この第15巻の中盤以降は、ずっと静子の記憶を通して彼女の幼少期からの人生が描かれていきます。

どうやら彼女は体の弱い妹ばかりを気にかける両親から「いらない子」と言われて育ち、頻繁に怒られていたみたいですね。

ただ、高校で演劇部に入り東京で観たある劇団の演劇に魅了され、それがきっかけで東京のデザイン専門学校への進学を決めて1人で東京に出てきたようです。

そこからは後の夫となる一郎との出会いや演劇の夢に対する挫折、そして結婚を通して義姉となるシゲルの母親との出会いも描かれていました。

その後、「私みたいに寂しくならなくてすむようにいっぱい愛してあげよう」と決心して出産した静一に対しては、ちゃんと「可愛い」「可愛すぎる」と思えていたようでした。

ではなぜ彼女は、そんな愛する静一を崖の上から放り投げるようなことをしてしまったのでしょうか?

彼女の心の“深淵”に迫る静一が生まれてからこの第15巻のラストとなる“崖の上のシーン”までは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧になってみてください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『血の轍』第15巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

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まとめ

静子の過去回想はまるでドキュメンタリーを見ているような、淡々と描かれているのですが、ページが進むにつれてどんどんと引き込まれていく感覚を味わいながら読み進めていました。

その中でも印象に残ったのは、静子の記憶のおぼろげさや鮮明さが、人物や背景の描写に現れていることですね。

新しい記憶でもどうでもいい人の顔は黒くなっていたり、古い記憶でも彼女が印象に残っているシーンは線がはっきりとしているなど、こういった記憶の描写ができるということが衝撃的でしたね

ストーリーはもちろんですが、こういった押見修造先生にしか描けない独特な描写が味わえるのもこの作品の魅力だということを改めて感じることができました。

次巻も静子と静一の記憶の答え合わせが続いていくようなので、彼女がこれまでの各シーンで何を思い、どんな景色を見ていたのか、その“深淵”が明かされていくのが楽しみです。

 

〜追記〜

『血の轍』16巻の感想記事

以下の記事に、『血の轍』第15巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

 

以上、『血の轍』第15巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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