[ネタバレ注意]『血の轍』第14巻|父を亡くし自ら命を絶つ選択をした静一に望まない再会の時が訪れる…
今回は、物語が序章から本章へと進み、ただ死を待つだけとなった静一の前に“新たな轍”が生まれようとする『血の轍』第14巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
胸に手を当てて無気力そうな表情を浮かべる36歳になった静一と、その横には母親の静子でしょうか、赤い口紅を塗った髪の長い女性の顔の一部が描かれています。
〜追記〜
第15巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『血の轍』の記事一覧
さて、この第14巻では“現在”の静一がこれまでの“序章”で出会ってきた2人の人物と再会することになります。
互いに“あの頃”とはすっかり変わってしまった境遇に、それぞれは何を思い、どんな言葉をかけるのでしょうか?
今回も、重苦しく不気味な雰囲気の中で、物語がゆっくりと進んでいきます。
今回の記事では、そんな『血の轍』の第14巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『血の轍』13巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『血の轍』第13巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『血の轍』14巻の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく第14巻の内容に入っていきましょう。
20年ぶりの吹石さんとの再会で2人が交わした言葉とは
この第14巻はお墓で父親の納骨を済ませた静一が偶然吹石さんと再会するシーンから幕を開けます。
約20年ぶりの再会なった吹石さんは2人の娘の母親になっており、静一のことは顔を見てもはっきりとは思い出せないほどおぼろげになっているようでした。
そんな彼女に対して静一は自分のことを隠したまま「娘さん、お母さんにそっくりですね」などと会話を続け、娘が吹石さんを急かしたことをきっかけに別れの挨拶をしてその場を去ろうとします。
するとすれ違う時に吹石さんがその横顔から「長部?」と口にしたのですが、静一はそれに反応することなく、偶然の再会を果たした2人は何事もなくそのまま別れていきました。
こうして生まれ育った町にもう何の未練もないと考えた静一は、「帰ったらすぐにこの世界からいなくなろう」という思いを胸に抱いて東京へと帰っていきました。
吹石さんとの再会で「静一の封じ込めていた感情や想いが溢れ出してしまうのでは?」と思い身構えていたのですが、拍子抜けしてしまうほど何も起こりませんでしたね。
静一も最初は驚いていたもののその後は冷静に会話ができており、彼にとってはもう諦めのついた過去のことでしかないのかもしれません。
ただそれでもこのタイミングで彼女と再会したことにはきっと意味があると思うので、この先の展開で彼女が重要な役割を持って再登場してくれることに期待してしまいます。
また、話は変わりますが吹石さんの長女が本当に子供の頃の彼女にそっくりだったので、どんな女の子か気になる方はぜひそちらもチェックしてみてください。
死を選んだ静一を止めたのはまたしても“母親”だった…
家に着いた静一はさっそく買ってきたロープで自らの首を通す用の輪っかを作り、それをドアノブにくくりつけて“ちゃんと死ねるかどうか”の確認をしました。
そしてその後、大量のお酒を飲んで酔っ払った状態になってから、四つん這いでドアのほうへと向かう静一。
用意していたロープに首を通して後は体を支えていた足を床から離すと、ロープはしっかりと彼の首を絞めてだんだんと意識を奪っていきます。
しかし次の瞬間、薄れていく視界の中に母親である静子の幻覚が見え「なにかってなことしてるん?」と話しかけてきたのです。
それによって静一はギリギリのところで再び足に力を入れてしまい、自分の中に未だ存在している静子に止められて今回は自殺をすることはできませんでした。
その後、彼は首吊り以外にも様々な方法での自殺を何度も考えたのですが、彼にはもはやその行動自体ができなくなっていました。
母親から離れて20年以上も経つのに、未だに彼の中には“あの頃”の母親が消えて無くならないんですね。
それほど過去に静子が静一に与えてきた“毒”が強烈だったということでしょうか。
今回の彼女の発言が自殺から子を守るためのものなのか、それとも自分だけ逃げるのは許さないという意図のものなのかはわかりません。
しかしどちらにせよ、静一はまだまだ自分の中の彼女の存在に苦しめられていくことになりそうです。
母親・静子との突然の再会に静一は何を想うのか…!?
自殺ができずに仕事に行こうとする静一の元に、突然知らない番号からの着信が入ります。
それは警察署からの電話で、その内容は「あなたの母親の田宮静子さんがアパートの家賃を滞納して家を追い出され、池袋を徘徊していたところを保護したから迎えにきて欲しい」というものだったのです。
その電話を聞いて「早く死ななきゃ」と思った静一はその勢いのままに電車に飛び込もうとしたのですが、そんな彼を後ろから抱きしめた(ように感じさせた)のはまたしても彼の中の母親の存在でした。
その後、警察署へと足を運んだ静一は、あの審判の日から約20年ぶりに母親と再会することになります。
はたして、年老いた自分の母親の姿は今の静一にどのように映るのでしょうか?
その後の2人の会話、静一のとった行動、支離滅裂な静子が静一にかける言葉の全ては、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『血の轍』第14巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。
まとめ
上記でまとめた3つの見どころは全てこの第14巻の前半部分の出来事であり、後半は全て静一が静子を迎えに行ってからのことが描かれていました。
どうやら現在の静子は過去の記憶が混在しているようで、「子供はいない」「お迎えに行かなきゃ」「今日は晴れてよかったね」と言ったりする彼女の様子には言い表せない怖さがありましたね。
また、静一が自殺をしようとしてから彼のそばにはずっと子供の頃のままのシゲルの姿があり、「早く一緒に遊ぼう」と静一を死に誘う彼の様子も不気味でした。
ただ、次巻予告にはそんなシゲルが「静子おばさんに会いに行くんべ!」と静一を焚きつけるようなシーンが描かれており、それをきっかけに2人の間に“新たな轍”が生まれるようです。
はたして現在の静一と静子の関係はこの先どうなっていくのでしょうか?
全く予想のつかない展開の連続に先への期待が高まっていきます。
〜追記〜
『血の轍』15巻の感想記事
以下の記事に、『血の轍』第15巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『血の轍』第14巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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