[ネタバレ注意]『アクタージュ』第2巻|オーディション開始!ついに夜凪景と百城千世子が出会う
今回は、「週刊少年ジャンプ」で人気急上昇中の役者物語『アクタージュ act-age』第2巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
美しくコチラに微笑みかける百城千代子が、大きく表紙に描かれています。
1巻に引き続き、とてもシンプルで、それでいてきれいな表紙ですよね。
〜追記〜
第3巻以降の記事一覧はこちら↓
『アクタージュ』の記事一覧
「役者」という「少年ジャンプ」では珍しいテーマで描かれている『アクタージュ』ですが、ストーリーのおもしろさやキャラたちの魅力もあってか、連載開始以降人気が急上昇しています。
今回はそんな『アクタージュ』最新第2巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
『アクタージュ』1巻の振り返り
『アクタージュ』第1巻の見どころは以下の記事にまとめています。
1巻ではその大半を使って「夜凪景」という人物が掘り下げて描かれ、そして最後に映画『デスアイランド』のオーディションが始まる、というところで締めとなっています。
さて、波乱の予感がするこのオーディション、結果はどうなったのでしょうか。
内容の方に入っていきましょう。
『アクタージュ』第2巻の見どころ[ネタバレ]
『デスアイランド』オーディション開始!
1巻から引き続き、ついに始まった夜凪景の『デスアイランド』オーディション。
一緒に審査を受けるのは烏山武光、源真咲、湯島茜の3人です。
お題は「無人島に漂流したクラスメイト4人を自由に演じよ。ただし制限時間の5分以内に4人が殺し合いを始めるように演じなさい」というもの。
「無人島に漂流した経験」も「人を殺した経験」もない夜凪景は困惑しますが、それでも想像上の自分に身を委ねます。
その結果、彼女はオーディションや設定のことなど忘れ、本当に「無人島に漂流した少女」のようになってしまいました。
そうなってしまった以上、彼女を無視できない他の三人はなんとか彼女を「設定上」に引き戻そうとしますが帰ってきません。
しかしそれが 功を奏します。
不自然に誘導する3人を怪しみ、逃げ、追い詰められた先で武器を取って烏山に殴りかかろうとする彼女。
烏山の起点のおかげではありますが、見事に「殺し合い」の展開に持っていくことができました。
オーディションの結果は合格。夜凪景、『デスアイランド』出演決定です。
途中、彼女が暴走し始めたあたりはどうなるのかとヒヤヒヤしましたが、最終的な展開には「おお、なるほど」と思ってしまいました。
こんな彼女が、次の映画の撮影ではどんな演技を見せてくれるのでしょうか。
夜凪系はいびつな成長を続けていく…!
『デスアイランド』はその名の通り「無人島に漂流した24人の高校生が最後の一人になるまで殺しあう」という設定の映画です。
つまり人がどんどん殺されていくのですが、なんと夜凪景は役に入り込んでしまうあまり、人が殺されるシーンで吐いてしまうのです。
しかし、ここで成長を見せる彼女。
「吐く」という行為は不可避なものとして、「映像」に残らないようカメラの位置を把握し、不都合な演技はフレームの外で行うようにしたのです。
これには監督も「『役作り』よりも先に『自分を俯瞰する力』を身につけようとしている」と驚いていましたね。
しかしふと思ったのですが、もし彼女は「自分が殺される役」を演じた時に本当に心肺停止くらいになってしまうのではないでしょうか。
この点も今後の展開で描かれていくのですかね?
どう乗り越えるのか、気になります。
自分の目玉を捨てた役者・百城千世子
『アクタージュ』第2巻では天使・百城千代子の天才っぷりがこれでもかと描かれています。
・自在に涙を流すなどの体のコントロールが完璧
・全てのカメラ位置と画面サイズを把握
・アドリブで共演者のNGをとっさにフォロー
などなど…。
あまりにも強すぎる存在感のためか、共演者を全員喰ってしまうとまで言われています。
そんな百城千世子と映画のラストシーンを2人で演じなければならない夜凪景。
対照的でもあり、よく似ている部分もあるこの2人の共演を最後に控え、果たして『デスアイランド』の撮影はどんな結末を迎えるのでしょうか。
まとめ
この巻から登場人物が一気に増え、1巻と比べると読み応えも増していました。
演技の世界でも“異端”のように描かれている夜凪景ですが、努力のかいもあって少しずつ周りから認められ、周りにも影響をアタいる存在となっているようです。
今後、彼女がどんな成長を見せてくれるのか、非常に楽しみですね。
〜追記〜
『アクタージュ』第3巻の感想記事
以下の記事に『アクタージュ』第3巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
[ネタバレ注意]『アクタージュ』第3巻|『デスアイランド』の撮影はいよいよクライマックスへ!
以上、『アクタージュ』第2巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。