[ネタバレ注意]『アクタージュ』第5巻|祝!「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」第3位!

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今回は、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」でみごと第3位に輝いた話題沸騰中の役者マンガ『アクタージュ act-age』、その第5巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

アクタージュ act-age 5 (ジャンプコミックス)

スターズ所属のイケメン俳優、「ウルトラ仮面」の星アキラがクールに表紙を飾っています。

 

〜追記〜
第6巻以降の記事一覧はこちら↓
『アクタージュ』の記事一覧

 

冒頭にも書きましたが、「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」第3位ランクイン、おめでとうございます!

書店員さんの推薦コメントには以下のようなことが書かれてありました。

主人公の夜凪ちゃんの魅力がすごい作品。回を増すごとに魅力が増していくこの主人公から目が離せないです。ほかにも一癖二癖あるキャラクターがいるのでキャラの掛け合いも面白いです。

全国書店員が選んだおすすめコミック2019 より引用

夜凪の魅力が「回を増すごとに増していく」というのはまさにその通りですよね。

ゴールのない役者の道を、登場人物全員が成長しながら進んでいくのがこの『アクタージュ』の魅力だと思っています。

 

今回の記事では、そんな『アクタージュ』第5巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

『アクタージュ』4巻の振り返り

以下の記事に『アクタージュ』第4巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『アクタージュ』第4巻|演劇編突入!話題沸騰中の役者物語!

夜凪が「カムパネルラ」で阿良也が「ジョバンニ」というダブル主演で始まった『銀河鉄道の夜』の稽古。

夜凪は巌さんや劇団の仲間からどんどん芝居を吸収して成長し、また阿良也も夜凪を“喰う”ことでまた1段階役者としての成長できたようでした。

そんな中で夜凪にだけ知らされる“余命3ヶ月”という巌さんの寿命。

いろんな思惑や感情が交差しつつ、いよいよ舞台『銀河鉄道の夜』が幕を開けます。

 

では、さっそく第5巻の内容の方に入っていきましょう。

 

『アクタージュ』5巻の見どころ&感想[ネタバレ]

巌さん不在で迎えた舞台「銀河鉄道の夜」公演初日

ついに舞台「銀河鉄道の夜」の公演初日の時がやってきました。

しかし、その役者たちの晴れ舞台に監督である巌さんの姿がありません。
なんと彼はその日の朝に自宅で倒れ、危篤状態になっていたのです。

そのことを舞台直前のみんなに伝えた夜凪。
そんな事実を聞かされた彼らは当然落ち着いていられるはずもなく、動揺をあらわにします。

そして巌さんの件がネットニュースにも流れてしまい、公演開始前の会場はどよめきに包まれました。

このまま公演中止か、と思われたのですが、なんとか夜凪と阿良也のおかげで役者たちは士気を取り戻し、舞台の開演を知らせる照明が落とされました。

いよいよ、「銀河鉄道の夜」開幕です。

 

巌さん、なんともタイミングの悪い…と思いましたが、お医者さんに言わせれば前日まで普通に立って歩いていたことが不思議なくらいだったそうです。

巌さんは最初は怖い頑固な人という印象でしたが、これまで描かれてきた人間性のせいでこのシーンは僕まで悲しくなってしまいました…。

 

「銀河鉄道の夜」いよいよ開幕!

開演の照明が落ちてもまだ会場にはざわつきが残っていましたが、阿良也が登場しセリフを放つことで一気に観客を引きつけることに成功しました。

ここからは、これまで稽古の様子でしか描かれてこなかった劇団のみんながまるで別人のような素晴らしい演技を披露してくれます。

ムードメーカーの亀は嘘がない気持ちのいい芝居を見せ、普段はあたりの強い七生も、巌さんの危篤で一時乱れはしたものの出番までにはしっかり立て直し、安定感のある演技を見せてくれました。

そして何より夜凪。

登場と同時にあの千世子に「素敵」と言わせ、阿良也と2人で椅子しか置いていない簡素な舞台を観客には“銀河を走る汽車”に見せたのです。

この場面、宇佐崎先生の綺麗な絵も合わさって、トリハダもののシーンの連続でした。

ぜひこのシーンは綺麗な単行本を手にとって読んでみてほしいです。

 

この舞台で星アキラの芝居は通用するのか…?

夜凪と阿良也の2人の演技に引っ張られて他の役者たちも稽古の時以上の芝居をする中で、星アキラは1人置いていかれているような感覚に襲われていました。

そんな気持ちを抱えながら迎えた出番。

これまでの稽古を思い出しながら、次のセリフと行動を思い出しながら、と1つ1つ丁寧に演じていくアキラでしたが、そんな彼が舞台上で感じたのは「情けなさ」でした。

「正しい」芝居を意識するあまり彼には「銀河鉄道」が見えず、夜凪や阿良也と同じ世界に入り込むことができなかったのです。

こんな芝居をするために巌さんの舞台に立っているわけではないと思いながらも、どうすべきかわからなくなったアキラ。

もう今日はこの反省を次に活かすことにして無難に演技を終えようとしたその時、なんと夜凪がアドリブでアキラに絡み始めたのです。

当然余計に混乱するアキラですが、果たして彼はこの場を切り抜けることができるのでしょうか?

このシーンで第5巻は終わり、第6巻へと続きます。

 

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まとめ

前巻までは稽古の様子を見てきましたが、それが本番となるとこれまでとは段違いの美しさ、壮大さ、そして緊張感がありますね。

いろんな想いを背負いながら始まったこの「銀河鉄道の夜」の舞台。
この公園が終わった時、それぞれの想いは一体どんな変化や進化を遂げているのでしょうか?

「週刊少年ジャンプ」では1話ごとに週をまたいでしまいますが、単行本で読むと一気に読める分本当に舞台を見ているような、それくらい引き込まれるものがありました。

1度ジャンプで読んだ人も、ぜひ単行本を手にとってみてください。

きっと違った感動が得られると思いますよ。

 

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〜追記〜

『アクタージュ』6巻の感想記事

以下の記事に『アクタージュ』第6巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『アクタージュ』第6巻|恩人の死を乗り越えついに舞台『銀河鉄道の夜』クライマックス!

 

以上、『アクタージュ』第5巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。