[ネタバレ無し] 『血の轍』[あらすじ・感想]|押見修造先生が描く“究極の毒親”マンガ

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今回は「毒親」がテーマの、押見修造先生の最新作『血の轍』のご紹介です。

血の轍(1) (ビッグコミックス)

ただの親子の表紙絵もタイトルのせいか少し不気味に感じますね。

 

この作品は2018年1月26日現在、第2巻(第2集)まで発売されており、「このマンガがすごい!2018」ではオトコ編第9位にランクインしています。

 

この作品のテーマは「毒親」です。

これまた押見先生の作風が合いそうなテーマだと感じました。

 

今回は“ネタバレ無し”の作品紹介ということで、あらすじ以上のストーリーには触れず、それ以外で魅力を語ろうと思います。

少し表面的な内容ばかりになってしまいますが、ご了承ください。

 

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『血の轍』のあらすじ

 

以下に『血の轍』第1巻(第1集)のあらすじを載せておきます。

母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと!

読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

血の轍 [第1集] | ビッグコミックBROS.NET

 

あらすじだけ読むと「お母さんが狂ってしまった家庭が描かれているのかな」と思ってしまいがちですが、そんなにはっきり目に見える“異常”ではありません。

「なんかおかしい…」そんな漠然とした不安がまとわりつくマンガとなっています。

 

『血の轍』の魅力

そもそも“毒親”とは?

『血の轍』では作品全体を通して、母・静子の息子に対する溺愛ぶりが描かれています。

それだけではただの“過保護”ですが、今回のテーマは“毒親”です。

 

過保護”とはまた違う“毒親”の意味を調べてみました。

子どもを自分の支配下に置き、その人生に有害な影響を与える親を指す俗語。

コトバンク

 

子供の人生を蝕んでいく毒のような親、というニュアンスですかね。

この毒親である母の異常行動によってストーリが進展していきます。

 

セリフのないコマが放つ存在感

この作品は他のマンガと比べて比較的セリフのないコマが多いように感じます。

しかしそのセリフ以上に読者に語りかけてくるのが、登場人物の表情です。

特に毒親である静子の表情は不気味な中にも美しさを感じます。

その表情が愛情を表しているのか、それとも息子への支配欲を表しているのか、ストーリーの続きが楽しみです。

 

まとめ

 

以上、この『血の轍』の魅力を書いてきましたが、この作品の本当の魅力は、言葉では伝えることができないと思います。

「マンガを読んでいて息が詰まる」というのは『惡の華』でも経験しましたが、『血の轍』はそれ以上ですね。

第2集を読み終わったときは疲労感すら感じました。

どんどん加速していく母・静子の毒親っぷり、そして徐々に現れる息子の異変。

第3集が待ち遠しいです。

 

『惡の華』『ハピネス』などの押見修造作品とはまた違った雰囲気の『血の轍』。

気になった方はぜひ手に取ってみてください。

 

では、ありがとうございました。

 

〜追記〜

『血の轍』第3巻の見どころ&感想記事

『血の轍』第3巻の見どころ&感想は以下の記事にまとめています。

 

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