[ネタバレ注意]『血の轍』第3巻|暴走する毒親の“母の愛”がさらに加速する…!
今回は、『惡の華』の押見修造先生の話題作『血の轍』、その第3巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
七五三の写真でしょうか、袴姿の静一と母・静子が一緒に表紙を飾っています。
何気ない家族写真の絵でさえ何故か不気味に感じてしまうのが、この『血の轍』のある意味すごいところですよね。
〜追記〜
第4巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『血の轍』の記事一覧
『血の轍』を全然知らない、という方は以下の作品全体の魅力について語った記事からご覧ください。
第2集の終わり方からして、第3巻では絶対に何かが起こると覚悟していたのですが、想像以上でしたね…。
母・静子の毒親っぷりが止まりません。どんどん暴走していきます。
今回の記事では、そんな衝撃的な『血の轍』第3巻の見どころを感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『血の轍』2巻の振り返り
静一のいとこである“しげる”を崖から突き落とした母・静子をかばうため、周囲に事実を隠し通す静一。
一人苦しみを抱え続ける中で同級生の吹石さんからラブレターをもらうのですが、その手紙を静子に読まれてしまいます。
自分の手から静一が離れていってしまうのが受け入れられない静子は「この手紙、捨てていい?」と一言告げ、静一はそれを当然拒むこともできず、言われるがまま2人で手紙をビリビリに破いてしまいます。
そんなシーンで、第2巻はおしまいです。
それでは、早速第3巻の内容へと入っていきましょう。
『血の轍』3巻の見どころ&感想[ネタバレ]
母・静子の決心とは?
手紙を破いた直後から、静子は静一がいればそれだけでいいと言わんばかりに親戚との関わり合いを断ちました。
自分で突き落としたしげるの見舞いも一切行かなくなりましたが、それを父・一郎に責められた時、ついに抱えていた思いが漏れ出します。
「私はひとりぼっち」「消えたい」そんな言葉をつぶやいて、少しの間だけ妄想の世界に入り込む静子。
正直怖いですよ。見てはいけないものを見ているような。
これはまだまだ闇を抱えてそうですね…。
静一、しげるの見舞いへ行く
上の父母の揉め事を窓の外から見ていた静一は、そのまま家には入らず父・一郎とともにしげるの見舞いに行きます。
病室には、寝たきりでずっと意識が戻らないしげるが横たわっていました。
一気に自責の念がこみ上げてきた静一。
おばさんの暖かい言葉がきっかけとなり、ついに泣き崩れてしまいます。
どもりながらも懸命にしげるに励ましの言葉をかける静一、その姿をみていると、とてもいたたまれない気持ちになってしまいました。
静一が本音を語り始める…
病院から帰り、静一が1人で家にいるところに母・静子が帰ってきました。
静一が父に無理やり見舞いに連れて行かれたと思った静子は「2人でこの家を出よう」と提案し、静一にキスを迫ったその時、静一は吐き気に襲われ、ついに抱えていた思いを母にぶつけます。
「逃げないで!!!」この言葉に対する母・静子の返答は「じゃあ、ママ死んでいい?」。
「ころしていいよ」
「じゃあ、ママがやる?」そう言って静一の首を絞める静子。
その後、乾いた笑いとともに手を離し、「なまいき言わないで。」「こどものくせに。」というセリフを残したところで、この第3巻はおしまいです。
まとめ
僕は多分最後のシーンを読んでいた時は呼吸を忘れていたと思います。
それほどまでに、読後の疲労感は半端ありませんでした。
本当に、一体ここからどうなっていくのでしょうか。
静一は静子のいいなりになってしまうのか、それとも対立の姿勢を貫くのか…。
先の展開から目が離せません。
〜追記〜
『血の轍』4巻の感想記事
以下の記事に『血の轍』第4巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『血の轍』第3巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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