[ネタバレ注意]『朱色の仮面』第2巻|死者を操る「死霊の仮面」とその使い手リンネにペルたちが挑む!

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今回は、圧倒的な力を持つ「武神の仮面」と同じ危険度を誇る《死霊の仮面編》が幕を開ける『朱色の仮面』第2巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

朱色の仮面(2) (ヤングキングコミックス)

不敵な笑みを浮かべてタバコをふかている彼の名前はモク、煙が操れるようになる「煙の仮面」が顔に張り付いて取れなくなってしまった“被面人ヒメント”であり、ペルの仲間です。

 

さて、丸々1冊をかけてプロローグが描かれた第1巻に続き、この第2巻からは新章《死霊の仮面編》が幕を開けることになります。

この章では1つの仮面にしっかりとスポットが当てられ、それでいて仮面自体もその使い手もかなり手強い相手だったので、まだ物語の序盤とは思えないほどの読み応えがありました。

 

今回の記事では、そんな『朱色の仮面』の第2巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『朱色の仮面』1巻の振り返り

以下の記事に『朱色の仮面』第1巻の見どころをまとめています。

 

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『朱色の仮面』2巻の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく第2巻の内容に入っていきましょう。

故郷に帰ってきたペルを待ち受けていたものとは!?

この第2巻の舞台はガストンの生誕祭で賑わいを見せるペルの故郷です。

そこでは最近になって「死者を蘇らせる」ことを目的とした宗教団体が住み着き出したようで、彼らが街に着いた翌朝に早速その団体の一員がペルたちに接触してきました。

その時はモクが「煙の仮面」の能力を使って返り討ちにしたのですが、彼の攻撃によって外れた敵の仮面の下の顔を見ると、なんと腐ったゾンビのようになっていたのです。

そしてその話を聞いたペルが出した推論が、危険度レベル4(「武神の仮面」と同じ)の“死者を操る能力”を得ることができるガストン仮面「死霊の仮面」を所持している人物がいる、というものでした。

ここから彼らは、そんな危険極まりない仮面を相手に戦いを繰り広げていくことになります。

 

前巻から旅が始まって、てっきりレベルの低い仮面から順にいろんな場所を回っていくのだとばかり思っていたので、いきなりの強力な仮面の登場は予想外でした。

ただ他にどんな強力な仮面があるのかも早く知りたかったので、個人的にはこの展開もかなりアツいですね。

「武神の仮面」も「この街、早めに出ろ」と言うほどのようですし、そんな宗教団体に目をつけられてしまった以上、逃げるにしても仮面を壊すにしても一筋縄ではいかなさそうです。

 

「死霊の仮面」を持つ宗教団体の目的とは?

「死霊の仮面」を持ちゾンビの宗教団体を率いているのは、リンネと呼ばれる若い男性です。

ペルによると、どうやら彼は死霊の仮面を被らずに仮面の能力を使いこなしているみたいですね。

なぜそんなことが可能なのかと言うと、仮面の思想と被り手の思想が一致しているから。

つまり、リンネの目的も「死霊の仮面」の目的も「人類全てを殺し死霊化すること」で一致している、と言うことなのです。

そんな状況を目の当たりし、「これから国家危機クラスのことが起こる」と危惧するペル。

それでも故郷の大切な人を宗教団体から取り戻すために、彼らは「死霊の仮面」に立ち向かうことを決心します。

 

ペルやモク、そして今回初登場のリンネも含めて、このマンガに登場するキャラはみんなデザインがかっこいいんですよね。

黒いコートを着てフードを被り、メガネの奥から全てを見透かすような冷たい目をしているリンネは、まさに「死霊の仮面」の使い手にふさわしいキャラデザだと感じました。

名作マンガに多く見られる要素として「敵キャラも魅力的」というものがあるのですが、このマンガもその要素は十分含まれていると思いますね。

この先どんな魅力的な新キャラが登場していくのか、今から期待が膨らみます。

 

連れ去られたモクが1人でリンネに挑む!

上記の戦闘でモクの「煙の仮面」がガストン仮面だとバレてしまい、彼は宗教団体のゾンビたちに“現世と死後の間”へと連れ去られてしまいます。

そしてそこで1人でリンネと対面するのですが、桁違いの実力差と得体の知れなさを感じ取り、早々に勝てないと判断してしまうモク。

しかし彼らがペルを殺そうとしていることを知ると、彼は一気に戦闘体制に入って煙を出して攻撃を仕掛けるのですが、謎のゲートを出してそこから様々なものを出現させるリンネの攻撃に手も足も出ませんでした。

その後、彼は殺されそうになったものの、そこに突然“モクに仮面を被せたであろう人物”が現れてリンネにストップをかけたことによって、なんとかアジトへと連れて行かれるだけにとどまります。

はたしてペルとソナは、「死霊の仮面」を持つリンネが率いる宗教団体からモクを取り返すことができるのでしょうか?

一帯の空間に切れ目を入れて町の人間ごと死の狭間に落としたリンネ、そしてそれに対抗するために“最悪の手段”に手を出したペル

最後まで一切気の抜けない展開が続くそのラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

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まとめ

この第2巻は新章の開幕ということもあり、ずっとリンネと「死霊の仮面」のターンといった感じでしたね。

しかし最後の最後でペルがようやく反撃の一手に出ていたので、次巻は冒頭から大迫力のバトルが見れることでしょう。

桁違いの能力を持つ仮面同士の戦いというだけあって、どういった展開が繰り広げられていくのか全く予想がつきません。

リンネを倒すのはもちろんですが、戦いが終わった時にはペルも無事でいてほしいですね…。

はたして2人の戦いはどんな結末を迎えるのか、次巻のバトルシーンに期待が高まります。

 

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以上、『朱色の仮面』第2巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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