[ネタバレ注意]『生贄家族』最新第2巻|猟奇的な一家“阿久津家”に潜入捜査で潜り込んだ純平に異変が!?

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今回は、連続一家神隠し事件の手がかりと失踪した弟を探すため、謎に包まれた狂気の家族に潜入する“義実家”サスペンスマンガ『生贄家族』、その第2巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

生贄家族 2

歯がボロボロのチェンソーを手に持った謎の覆面の人物が、不気味に表紙を飾っています。

どうやら彼は阿久津家を支配している存在のようなのですが、その正体や目的に関しては未だ手がかりすら掴めていません。

 

さて、前巻は上記の覆面の人物をはじめ、阿久津家にある奇妙なルールや拷問室のような地下室など、ひたすらに得体の知れない謎が散りばめられていった1冊でした。

これらの要素がかなり阿久津家を不気味なものにしており、緊張感で手に汗を握りながらページをめくっていったことを覚えています。

そして続く第2巻では、純平と阿久津美波の馴れ初めや、正式に阿久津家の家族になるために純平に課せられた試練など、これまた普通とは違う夫婦や一家のエピソードが描かれていました。

ただ、後半では家族の謎に迫る新たな希望も見えてきており、ここから先の展開に期待が持てる1冊となっていましたよ。

 

今回の記事では、そんな『生贄家族』の第2巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『生贄家族』1巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『生贄家族』第1巻の見どころをまとめているので、まずはこちらからご覧ください。

 

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『生贄家族』2巻の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『生贄家族』第2巻の内容に入っていきましょう。

純平はどうやって阿久津美波に近づき結婚したのか?

この第2巻では冒頭からどのようにして純平が美波に近づいて彼氏となり、結婚するまでに至ったのかが描かれていきます。

失踪した弟・春翔が直前に会っていた女性が阿久津美波だという手がかりを得た純平は、有給を使って警察という身分を隠した状態で、彼女が出入りしている清掃会社へと潜入しました。

そして徐々に距離を縮めていき、仕事の話で2人で話す機会を作ったタイミングで、彼は親友と言って春翔の写真を彼女に見せたのです。

すると一瞬彼女の表情が豹変したもののすぐに笑顔に戻り、どういう訳かその日以降彼女は会社に姿を見せなくなりました。

しかしそれからしばらく経ったある日、美波が社外で純平を待っており、そこから彼女からのアプローチをきっかけに2人は付き合うことに。

その後、純平は阿久津家のゴミから春翔にあげたネクタイが出てきたこと、どれだけ訴えても捜査一課が動いてくれないことを受けて、「1人でなんとかする」と決めて彼女に結婚を申し出たのです。

ただこの時、美波の方も純平が阿久津家に相応しいか色々と調べていたようで、彼女も純平に騙されっぱなしというわけではなさそうなんですよね…。

彼女が何をどこまで知っているのかが、この先の純平の潜入捜査の名案をわけていきそうです。

 

1週間の監禁の後、純平は正式に阿久津家の一員になった

前巻の最後で気を失った純平が目を覚ますと、彼は地下室で腕に手錠を付けられた状態で椅子に固定されていました。

するとそこに阿久津家の兄・里志がやってきて、「答えを導き出せたらこの部屋を出れるから」と言って『家族にとって何が一番大切だと思う?』という問いを投げかけてきます。

それに対して純平が「信頼関係」と答えると、里志は「ありきたりだ」と言って革のベルトで思いっきり純平の顔を叩き付けてきたのです。

それから1週間もの間、間違ったら殴られるその問いに答え続けさせられた純平。

しかし最終的に彼は“里志の求める答え”を口にすることができ、その後連れて行かれた部屋でカーテン越しに家長と握手をすることで、彼はようやく正式に阿久津家の家族として認められました。

ただこの時の純平は家族として迎えられたことを喜ぶかのように笑顔で涙を流しており、その後の生活でもどこか様子が変になっていたんですよね。

事件の真相を掴むため、そして春翔の手がかりを掴むために潜入した阿久津家で、彼は洗脳されてしまったのでしょうか?

 

兄夫婦の子供の貴理とマンが純平の協力者に!?

実はこの阿久津家は強固な信頼で結びついているわけではなく、里志の長女である貴理はこの家の異常さを認識しており、昔からこの家から逃げ出したいと思っていたみたいですね。

そんな彼女は純平が小学生の頃に交番で見た警察官と同一人物であることと、彼からもらったワイヤレスイヤホンのケースに発信機が仕込まれていたことから、彼を「外側」の人間と気がついていました。

そして彼女が言うには、純平が前巻の最後の儀式で注射された薬を今後も定期的に注射されることでいずれ彼は壊れてしまうらしく、そうならないためにこっそりその薬を処分しようと決意したのです。

そうして彼女は地下の部屋への配膳のタイミングで薬を処分するために、純平に懐いていたマンにも協力を仰ぎ、2人で作戦を実行に移します。

しかし当然失敗すれば里志からまた拷問まがいの罰を受けることになる今回の作戦。

はたして貴理とマンは無事に作戦を成功させ、様子がおかしくなってしまった純平を元に戻すことができるのでしょうか?

緊張感が張り詰める中で予測不能の展開が描かれるこの第2巻のラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

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まとめ

今回も阿久津家の君の悪さが存分に描かれた1冊でしたね…。

ただ、純平はずっと1人でこの家族の捜査をすると思っていただけに、貴理とマンが純平を助けるために動き出したのはかなりアツい展開だと思いました。

そう考えると、家政婦の及川さんや里志の妻である理沙子さんは元「外側」の人間なので、今後の動き次第では純平の協力者になってくれる可能性もありますよね。

前巻に引き続きさらに謎が深まってきたこの『生贄家族』。

次巻以降もどんな展開が描かれていくのか期待が膨らみます。

 

『生贄家族』3巻(19話〜)の発売日は?

続く19話以降が収録された『生贄家族』第3巻は2024年12月ごろに発売予定のようです。

詳細が分かり次第、このブログでもお知らせしますね。

 

以上、『生贄家族』第2巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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