[ネタバレ注意]『生贄家族』最新第5巻｜結婚式と結婚披露宴を通して阿久津家の“本当の目的”が明らかに！？
今回は、すべての思惑が集結する純平と美波の結婚式&結婚披露宴で、ついに阿久津家の“本当の目的”が明らかになる“義実家”潜入サスペンスマンガ『生贄家族』、その第5巻の見どころ&感想記事です。
（※ネタバレを含みます。）
その表紙がこちら。
なんと“カゾク様”が覆面を脱ぎかけている様子が描かれています。
とはいえまだ顔の大半は隠されたままですが、これだけでも肌感から意外と若そうだったり、右頬に傷跡があるのがわかりますね。
この覆面がすべて脱げ、彼の素顔が明らかになる時が楽しみです。
さて、冒頭でも書きましたが、この第5巻では前巻から準備が進められてきた、純平と美波の結婚式と結婚披露宴の様子が描かれていきます。
そして純平はその裏で、家族が結婚式に出席し阿久津家が空になるタイミングを見計らって、警察の同僚たちの力を借りた潜入計画を立てていました。
しかし一方で結婚式側でも予想だにしない事態が巻き起こり、それがきっかけで謎に包まれていた阿久津家の“本当の目的”が明かされることになります。
阿久津家への潜入も結婚式も、どちらも一切目の離せない緊張感が張り詰める1冊となっていましたよ。
今回の記事では、そんな『生贄家族』の第5巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『生贄家族』4巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『生贄家族』第4巻の見どころをまとめているので、まずはこちらからご覧ください。
『生贄家族』5巻（37話〜）の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『生贄家族』第5巻の内容に入っていきましょう。
いよいよ始まった結婚式！それぞれの思惑が交錯する…！
チャペルの入り口から“父親”と腕を組んだ美波が入ってきてその2人を純平が迎える、というまさに結婚式のようなシーンから幕を開ける第5巻。
これだけ聞くとただの幸せな新郎新婦の結婚式が思い浮かぶのですが、これは阿久津家の結婚式、式場の内外で様々な人物の思惑が入り乱れていました。
まず純平は、胸ポケットに入れた通信機で島田課長に式の状況を伝え、式場の外で待機している課長はそれを聞きながら同僚と共に計画の進行に狂いはないかをチェックします。
次に貴理とマンは協力して“父親”が持つ地下室の鍵を奪い、待機する課長に鍵を届けるために、それぞれ行動を開始します。
また別の思惑として義理の姉の理沙子は、前巻で純平と交わした「お互いに1つだけ言うことを聞く」という取引で得た毒を、式場に持ち込んでいました。
そしてもちろん義兄の里志も万全の警戒をしており、息のかかったを警備を式場スタッフに紛れ込ませていました。
ここまで来ると何がきっかけでどんな出来事が起こるのか全く予想がつかないですよね…。
ただこの巻の後半ではその想像の斜め上を行く事態が起きることになります。
島田課長が阿久津家に潜入成功！晴翔は見つかるのか…？
マンが“父親”からうまく奪った鍵をこっそり貴理に渡し、貴理が披露宴を抜け出して外で待機している島田課長の車に乗り込む。
ここまではかなりスムーズに事が運びました。
そして阿久津家に着き、貴理の助けを借りて家の玄関まで辿り着いた後は、島田課長が1人で阿久津家に潜入していきます。
事前に純平から聞いていた経路で、慎重に家の中を進んでいく課長。
目的の「たくさんのドアが並んだ通路」がある地下2階には、まず地下1階でエレベーターを降りて「儀式の部屋」を通過した先の階段を降りなければなりません。
そうして課長が儀式の部屋の前にたどり着き恐る恐る扉を開けると、なんと彼の背後に銃を構えた“カゾク様”が現れたのです。
その次のコマでは3発の発砲音が描かれたのですが、はたして島田課長は無事なのでしょうか？
彼の安否が気になります…。
美波の吐血をきっかけに阿久津家の“本当の目的”が明かされる！？
一方で披露宴会場では、純平の想定にはない事件が起きていました。
なんと、食事を口にした美波がいきなり苦しみ出し、血を吐いて倒れてしまったのです。
もちろんこれは純平との取引で毒を所持している理沙子の仕業なのですが、純平がそれに気づいた時にはもうすでに彼は彼女にハメられた後でした。
理沙子は「隣にいた純平しか毒を盛れない」と主張し、身体検査で通信機の存在を露呈させ、自分が純平から受けた毒の説明を録音したものを「貴理と純平の会話」だと言って全員に聞かせたのです。
それを聞いた里志は純平を取り押さえて銃を取りだし、銃口を頭に突きつけて「目的はなんだ？」と問い詰めます。
もはや言い逃れもできない状況に追い込まれてしまった純平。
はたして彼はこの窮地を脱する事ができるのでしょうか？
まだまだ状況が2転3転し、“父親”の予想外すぎる行動や阿久津家の“本当の目的”が明かされ、「阿久津家再生計画」という言葉まで飛び出すこの第5巻のラストシーンは、ぜひご自身の目でご覧ください。
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まとめ
極秘作戦に潜入捜査、予想外の事態に急展開と、サスペンスマンガならではの緊張感が存分に詰まった1冊でしたね。
最初から最後までドキドキしながらページをめくっていたら、あっという間に読み終わっていました…。
衝撃的なシーンばかりではありましたが、個人的に1番驚いたのはラストシーンでの“父親”の行動ですね。
これまで得体の知れない雰囲気を出していた“父親”の“あの行動”には、思わず「え…？」と声を出してしまいました。
ただやはりそれ以上に気になるのが、阿久津家の“本当の目的”の詳細ですよね。
「阿久津家再生計画」とは一体何だったのか、阿久津家はここからどうなってしまうのか…。
次巻では、これまで以上に先の読めない展開が描かれていきそうです。
『生贄家族』6巻（46話〜）の発売日は？
続く話以降が収録された『生贄家族』第5巻は2025年11月ごろに発売予定のようです。
今から続きが待ち遠しいですね。
以上、『生贄家族』第5巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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