[ネタバレ注意]『さるまね』第1巻|人の動きを模倣するサルが巻き起こす最狂のモンスターパニック!
今回は、人の動きを学習してまねをするサルたちが身につけた知識で人間を襲う新しいパニックホラーマンガ『さるまね』、その第1巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
赤いギョロッとした目をこちらに向ける黒いサルが怯える女性の肩と顔をがっちりと掴んでいます。
〜追記〜
第2巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『さるまね』の記事一覧
さて、このマンガは冒頭にも書いたように、特異なサルが山村を襲うモンスターパニックを描いたホラーマンガです。
ちなみに「さるまね」という言葉は「猿が人の動作をまねるように、考えもなく、むやみに他人の真似をすること。(引用:goo国語辞典)」という意味らしいですね。
ただ、このマンガに登場するサルは“考えもなく、むやみに”という感じでマネをするのではないため、山村に暮らす人間たちにとってはかなりの脅威として描かれていくことになっていきます。
今回の記事では、そんな『さるまね』の第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『さるまね』のあらすじ
以下に『さるまね』のあらすじを載せておきます。
天明三年。世では飢饉による食糧難のなかでも、主人公の可畏が住む山村では野生の動物を狩ることで他よりも幾分良い生活ができていた。
しかし、ある日山で迷ったという男が村に来る。
一向に目を合わせようとしないその男を訝しむ可畏だが、家族とともにもてなす。
そしてその夜、村の外れではさらなる招かれざる獣が入り込んでいた…。
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『さるまね』1巻の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく第1巻の内容に入っていきましょう。
見られたら終わり!?そのサルは人の動きのマネをする
あらすじにある「招かれざる獣」と言うのが、表紙にもいる人の動きを見てそれをマネをしてしまうサルです。
ヤツらは1度見ただけで人間がした動きを完璧にマネ(コピー)することができ、また人間を全く恐れることなく群れで集落を襲ってくるのです。
この巻では、まず命中精度の高い投げ方で石を投げつけられたサルがそれを覚え、それと同じ動きで山村の老人に向かって大量の石を投げつけていました。
大量のサルにこれをやられるだけでも十分脅威なのですが、事態はここから急展開で最悪な方向へと進んでいくことになります。
そもそもの原因は「サルに石を投げた」のが悪いのですが、それもサルが狩りの獲物を横取りしにきたと勘違いしてしまったからなんですよね。
石をぶつけられても逃げたりせず、カッと目を見開いて投げられた石を見つめて、投球フォームのマネをするサルの姿はとても不気味なものでした。
人の動きを覚えたサルが山村を襲い“解体”をする!?
石つぶてを持って山村へとやってきたサルたちは、自分達を追い払おうと武器を取る人間たちの動きすらも次々と覚えて逆に人間を襲ってきます。
そして人間が殺そうと手に取ったナイフを猿に奪われたことをきっかけに、これまで人間が動物たちにしていたことをそのままやり返されることになってしまいました。
なんと、山村の人たちが猪を狩って解体していたのと同じように、人間を相手に皮を裂いて肉を切り内臓を取り出すという一連の解体の手順をやってのけたのです。
それを目の当たりにした主人公の可畏はここでようやくこのサルたちの恐ろしさを理解し、その後村の人たちに「猿を追い払うのに武器は使うな」と言い回りに行っていました。
解体という高度な技術も1度見ただけでコピーできてしまうなんて、瞬間記憶能力でも持っているのではと思ってしまうくらい高度な知能を持ったサルですよね。
しかもそれに加えて単体ではなく群れで連携をとりながら襲ってきているので、討伐するにも追い返すにもかなりの苦戦を強いられそうです。
近くの村は実際にサルたちに壊滅させられたようですし、可畏の村もそうならないよう祈るばかりです。
最強の武器・銃の使い方がサルにまねられてしまう!?
可畏の留守中に彼の家が襲われたことをきっかけに、彼の息子である宇陀は身籠もっている母親を守るために1人でサルと戦う決心をして家を飛び出していきます。
そんな彼が小屋から取り出してきた武器が猟銃でした。
彼はまだ狩人ではありませんでしたが銃の扱いは教えてもらっており、祖父に止められても父親に止められても「自分がサルをやる」と言って聞きません。
しかし、そんな彼の一連の動作をサルはずっと影から見ていたのです。
はたして、彼は銃を放ちサルに銃の扱いまで見せてマネさせてしまうのでしょうか
考えられる中で最も絶望的な展開となったこの第1巻のラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『さるまね』第1巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。
まとめ
「動物や怪物が村を襲う」という設定のパニックホラーマンガは数多くありますが、この『さるまね』はそれらの中でもまた違った面白さを味わうことができたと思います。
中でも「人間が抵抗すればするほど不利になっていく」というストーリー展開はかなりの絶望感を煽られましたね。
さらには時代が天明ということもありサルが理解できないようなメカメカしい武器もありませんし、この先何をしても全てサルにコピーされそうな気がしてなりません。
この第1巻では猿の脅威が存分に描かれていましたが、次巻からは人間側の反撃も見てみたいですね。
この先の展開から目が離せません。
追記:『さるまね』2巻(8話〜)の感想記事
以下の記事に『さるまね』第2巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『さるまね』第1巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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