[ネタバレ注意]『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』第4巻｜クラスメイトを洗脳し殺人を犯す幸坂の罪に迫る！
今回は、「練馬区監禁連続殺人事件」の犯人である「幸坂潤之介」が学生時代に犯していた洗脳殺人の秘密に迫る『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』第4巻の見どころ&感想記事です。
（※ネタバレを含みます。）
その表紙がこちら。
傷だらけで磔にされた状態でたくさんの武器を向けられる1人の女子高生。
彼女は前巻で高杉裕也という教師の姿で過去に潜り込んだ五代の捜査を手伝ってくれているサトミです。
いったいなぜ彼女がこのような姿でこんな目に遭っているのか、それはもちろん彼女の後ろに描かれている邪悪な顔をした幸坂が関係しています。
はたして五代はこの凶悪な思想を持つ幸坂の殺人を阻止し、未来で起こる連続殺人を未然に防ぐことができるのでしょうか？
〜追記〜
第5巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』の記事一覧
今回の記事では、そんな『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』の第4巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』3巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』第3巻の見どころをまとめているので、まずはこちらからご覧ください。
『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』4巻（12話〜）の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『サイコ×パスト』第4巻の内容に入っていきましょう。
幸坂潤之介が学校内で洗脳していた人物とは！？
この第4巻は前巻の最後で高杉のクラスの生徒・谷口典子が屋上から落下死した直後の様子から幕を開けます。
屋上には遺書があり警察は自殺として片付けようとしていたのですが、当然五代は殺人を疑っており、彼女の死について予言めいた発言をしていた幸坂を怪しんでいました。
しかしその後の調査でも幸坂の共犯者どころか、谷口さんが落下死したタイミングでアリバイがない生徒すら見つけられませんでした。
それもそのはずで、なんと幸坂はすでにクラスメイト全員を洗脳を完了させており、全員が怪しい供述をしないように口裏を合わせていたのです。
そして幸坂はそんな彼らに「高杉先生には“悪霊”が取り憑いている」と言い、次の日から五代はクラス全員から“殺気”を向けられることになります。
第3者視点から見ると幸坂の発言は胡散臭いものばかりなのですが、高校生時代からこれらの発言を完全に信じ込ませられるくらい集団を洗脳できるなんて大した男ですよね…。
また、途中で描かれていた幸坂に洗脳されたクラスメイトたちの目線が一斉にこちらに向けられるシーンの見開きはかなりゾッとするものだったので、その不気味さはぜひ味わってみてほしいです。
五代が洗脳された生徒たちによって追い込まれていく！
「高杉先生には“悪霊”が取り憑いている」とクラス全員に伝えた彼は、同時に「除霊は難しいから先生の魂ごと“悪霊”を消すしかない」とも言っていました。
それによりその日から五代は洗脳されて殺気を放つ高杉のクラスメイトたちによって、心身ともに追い込まれていくことになります。
歩いていると急に頭上から植木鉢が落下してきたり、捜査の協力者のサトミを家に入れた瞬間を写真で撮られ週刊誌にタレコミをされていたり…。
実際に五代が変わる前の過去では、高杉は週刊誌によってロリコン教師と報道されており、それを苦に電車への飛び込み自殺で死んだことになっていました。
しかしこれはもちろん幸坂の仕組んだことであり、彼はクラスの生徒によって“自殺”に見せかけられて殺されたのです。
そしてそれは五代の時にも実行されたのですが、彼は幸坂がそう来ることを予測しており、突き落とそうとしてきた実行犯を捕えて幸坂に関する“ある秘密”を伝えることで洗脳を解いてあげていました。
これをきっかけに事態は収束へと向かっていくと思ったのですが、ここから幸坂はさらに五代を追い込む策を仕掛けてきます。
幸坂に捕えられたサトミが“除霊”で傷だらけに…
五代が高杉の家に帰ると郵便受けにはサトミからの手紙が入っており、そこには「幸坂に話を付けてくる」という内容が書かれていました。
それを読んだ彼が手紙に書かれた廃工場へと向かうと、そこには傷だらけの状態血を流し宙吊りにされたサトミの姿があったのです。
そんな彼女を横目に、笑顔で「彼女の“除霊”は終わりましたよ」と伝える幸坂。
そして五代は次の瞬間に金属バットを持った男子生徒から頭を殴られ、その後多数の武器を持った生徒に囲まれるという絶体絶命の状況に追い込まれてしまいます。
はたして彼は「高杉に取り憑いた“悪霊”を除霊する」と洗脳された生徒たちの攻撃をしのぎ切り、幸坂を仕留めることができるのでしょうか？
幸坂との最終決戦、そして衝撃の裏切りが描かれるこの第4巻のラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
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まとめ
今回幸坂が洗脳に用いた超能力の手法はどれもトリックがあり、現代では調べればすぐにタネがわかるものなんですよね。
しかしこのエピソードの舞台は昭和であり、インターネットが普及していないこの時代に彼のトリックを見せられたら「超能力を持っているすごい人」と思ってしまうのも理解できます。
幸坂は特別かもしれませんがそれでも人の命を奪うまで洗脳できているので、昭和には“洗脳”による宗教や悪質な詐欺もたくさんあったんだろうなと考えてしまいました。
もちろん現代でもSNSを見ていると“洗脳”されている人、しようとしている人はいるので、“すごそうに見える人”に対しては一旦その信憑性を考える時間を設けた方が良さそうです。
話がそれましたが、今回の第4巻では幸坂の事件を解決するところまでは描かれず、五代が全てを終わっらせて現代に帰ってくるのは次巻になります。
はたして衝撃的な展開が連続するこの幸坂潤之介をターゲットにした潜入捜査は、いったいどのような結末を迎えるのでしょうか？
幸坂との決着がつく次巻の展開に注目です。
追記：『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』5巻（16話〜）の感想記事
以下の記事に続く16話以降が収録された『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』第5巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査』第4巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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