[ネタバレ注意]『親愛なる僕へ殺意をこめて』第5巻|“B一”編、開幕!ついに二重人格の真実に迫る!

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今回は、先の読めない展開が続く中、ついに物語の核心へと迫る“二重人格”クライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』、その第5巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

親愛なる僕へ殺意をこめて(5) (ヤンマガKCスペシャル)

表紙に描かれているのは幼い頃のエイジです。

満面の笑みの下にある怒りの表情、この2つの表情の意味はここから始まる“B一”編を読み進めていくことで明らかになっていきます。

 

〜追記〜
第6巻以降の最新記事一覧はこちらから↓
『親愛なる僕へ殺意をこめて』の記事一覧

 

それにしてもこのマンガ、ことごとくこちらの予想の斜め上の展開を繰り広げてくれるんですよね。

エイジの二重人格だけでなく登場人物すべてが衝撃の過去や秘密を抱えているようなので、それらが次々と明かされていくここからの展開が非常に楽しみです。

 

今回の記事では、そんな『親愛なる僕へ殺意をこめて』第5巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』4巻の振り返り

以下の記事に『親愛なる僕へ殺意をこめて』第4巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『親愛なる僕へ殺意をこめて』第4巻|京花ちゃんの秘められた過去が語られる…。

自身の“二重人格”に向き合うためにメンタルクリニックへ足を運んだエイジでしたが、そこで明らかになったのはB一も二重人格の治療をしようとしていた事実だけでした。

その帰り、突然京花ちゃんに今から実家に遊びに来ないかと誘われたエイジは、そこで“7歳以降”の彼女の過去を知ります。

そして“7歳まで”の過去を独自に調べたことを京花ちゃんに正直に打ち明けたことをきっかけに、彼女の口から真実が語られ始めました。

その内容は、自分を虐待から救ってくれたのがエイジの父親のLLだということと、あの白菱正人と彼女が本当の親子である、という衝撃的なものでした。

かつて自分が虐待を受けた部屋で、その白菱正人の死体を前に笑顔を見せる京花ちゃん。

ここから先、彼女は一体どういう立ち位置でエイジに絡んでくるのでしょうか。

 

では、さっそく第5巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』5巻の見どころ&感想[ネタバレ]

京花ちゃんの全てを知ったエイジの結論は…?

第4巻に引き続き、第5巻からも笑顔の京花ちゃんから次々と信じられないような衝撃的な事実が語られていきます。

かつての父である白菱正人に15年ぶりに接触し、彼の奴隷気質を利用してなんでも言うことを聞かせられる状況を作ったこと。

その彼を利用してエイジ(LLの息子)に近づく畑中葉子を拉致監禁し、拷問しながら殺させたこと。

エイジのジャンパーのポケットに畑中葉子の左耳を入れたのが京花ちゃんだったこと…。

そしてこれらの話を全て聞いたエイジは、「君をどう救ったらいいかわからない」という言葉を投げかけ、彼女に自首を進めます。

そんな彼を見た京花ちゃんが発した言葉は「今からエイジくんを殺すね」という残酷なものでした。

 

まさか最初の畑中葉子の殺人に京花ちゃんが関わっていたとは…。
笑顔で畑中葉子の残りの右耳を差し出してきたシーンには本当に鳥肌が立ちました。

しかしまだこの件は終わりではありません。
この後に続くさらなる衝撃の展開を経て、物語は“B一”編へと進んでいきます。

 

真明寺麗とB一がついに言葉を交わす!

京花ちゃんが「今からエイジくんを殺すね」と言葉を発した後、次にその部屋が描かれた時にはなんと血塗れで横たわる京花ちゃんその横で立ち尽くすエイジの姿がありました。

そして、その部屋に突入してきた警察によって、エイジは殺人の容疑で逮捕されてしまいます。

そんな彼の元に面会にやってきた真明寺麗、彼女はエイジの「驚くと反射的に耳たぶを触るクセ」を利用して、今のエイジが“B一”であることを見破りました。

お互いに存在は知っていながらも初めて言葉を交わす2人。

彼女の「幸村京花を手にかけたのはお前か?」の質問に対して、“B一”は「俺はやってない」と答えます。

続けて彼は「事件の日から10日経っても人格交代が起こらない」「自分で望んでこの体になったのに不便でしょうがない」と語り出し、なんと「浦島エイジは15年前に俺が生み出した人格なんだよ」という衝撃の事実まで明らかにしたのです。

ここから、この2人の会話は“B一”の過去の話へと進んでいきます。

 

京花ちゃんの過去に続き、B一についても一気に真相が明らかになってきましたね。

これまでは“エイジ”が主人格の時しか描かれてこなかったので、「“エイジ”のフリをしている“B一”」から「本来の“B一”」に変わった時のインパクトは凄まじいものでした。

同じ顔なのに雰囲気が全然違い、顔には常に影が…。
いったい彼の過去には何があったのでしょうか?

 

B一の過去、そして父親・LLの人物像が明らかに!

真明寺麗との面会で、ついにB一が自らの過去を語り始めます。

B一は父母との3人暮らしで、描かれた限りでは父親があの殺人鬼のLLとは思えないほど、普通に幸せそうな家族でした。

しかし彼の5歳の誕生日、その日の夕方には仕事から帰ってくると約束した父親は帰って来ず、代わりに警察が家にやって来たのです。

そして「連続誘拐殺人事件の犯人である八野衣誠が焼身自殺をした」とTVで報道されたことをきっかけに、彼は悪魔の子として迫害されるようになり、母親は耐えきれず首吊り自殺をしてしまいまいした。

両親を死に追いやった奴に復讐をー。

復讐の気持ちを表に出さないように、できる限りいい子を演じようー。

そうしてB一は“いい子”の人格である“エイジ”を生み出したのです。

彼の二重人格の秘密が明らかとなり続きが気になるところではありますが、この第5巻はここでおしまいです。

 

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まとめ

畑中葉子の死の真相やB一の過去など、今まで絡み合っていた謎が1つずつほぐれてきましたね。

そして、「エイジは本当に京花ちゃんを殺したのか」「B一の中から“エイジ”の人格は消えてしまったのか」も含め、ここから一気に全ての謎が明らかになっていくのでしょうか?

それともまたこれらの謎が明らかになったことにより、さらなる謎が浮かび上がってくるのでしょうか?

気になることはまだまだありますが、きっと次巻以降もこちらの想像をはるかに上回る展開を見せてくれることでしょう。

 

〜追記〜

『親愛なる僕へ殺意をこめて』6巻の感想記事

以下の記事に『親愛なる僕へ殺意をこめて』第6巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『親愛なる僕へ殺意をこめて』第6巻|エイジの別人格“B一”の過去と秘密がついに語られる…!

 

以上、『親愛なる僕へ殺意をこめて』第5巻の見どころ&感想記事でした。

ありがとうございました。

 

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