[ネタバレ注意]『変な絵』第3巻|殺された恩師が残した1枚の「山の絵」から謎に包まれた事件の真相に迫る!
今回は、9枚の絵を通して登場人物たちの予想外の相関図が次々と明らかになっていくスケッチミステリーのコミカライズ、『変な絵』第3巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
1人の男性が「山の絵」のようなものが描かれた紙に手を伸ばし、必死に掴み取ろうとしている様子が描かれていますね。
彼は岩田俊介という新聞社に勤める男性で、この巻ではこの「山の絵」にまつわる“ある事件”の真相を独自に追っていくことになります。
ちなみに、前巻の最後に今野直美さんが付きまとわれていた男を包丁で刺した後の展開はこの巻では描かれず、この「山の絵」のエピソードが終わってからそのシーンに繋がっていくようです。
一見全く別のエピソードが、謎めいた絵を通して繋がっていくこの『変な絵』。
はたして今回の「山の絵」には、どんな謎が秘められているのでしょうか?
今回の記事では、そんな『変な絵』の第3巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『変な絵』2巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『変な絵』第2巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『変な絵』3巻(9話〜12話)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『変な絵』第3巻の内容に入っていきましょう。
美術教師・三浦義春が殺される直前に描いた「山の絵」の秘密とは?
この第3巻からのエピソードは、冒頭から三浦義春という男性美術教師が死体となって発見されるシーンから幕を開けます。
その彼が死の直前に残した絵が、表紙の「山の絵」です。
表紙からもわかる通り、美術教師なだけあって花や蝶の絵はとても繊細で綺麗なのですが、「山の絵」だけがガタガタな線で描かれているんですよね。
しかもこれはレシートの裏に書かれていたようで、後の推理ではその状況から「スケッチブックを取り出せる状況になかったこと」や「犯人の顔ではなく山の絵を残した意味」などに焦点が当てられていきます。
また、この絵では山の手前に描かれた杭が曲がっていることから、三浦さんが事前に描いたものではなく、この杭が曲げられて真っ直ぐに直されるまで数日間に描かれたものだ、ということが明らかになっていました。
これらの手がかりをもとに、岩田俊介は高校時代の恩師である三浦さんの死の真相に迫っていきます。
三浦義春が殺害された事件の3人の容疑者の素性に迫る!
岩田さんは、三浦さんの事件発生当時に記者としてその事件を追っていた先輩社員の熊井さんから、事件に関するすべての取材資料を見せてもらえることになります。
そしてそこには、3人の容疑者の名前が挙げられていました。
1人目は、三浦さんが受け持っていた美術部で唯一の部員だった亀戸さんです。
彼女は厳しく指導する三浦さんのことを随分と嫌っていたらしく、事件当日に三浦さんが山へ行くことを本人から聞かされていたみたいです。
2人目は、三浦さんと美大時代からの付き合いである豊川さんです。
彼も三浦さんのことを内心嫌っていたそうで、事件当日は強引に付き合わされた登山で途中まで三浦さんと一緒に行動した後、その日のうちに1人で下山したそうです。
そして3人目は三浦さんの奥さんです。
彼女も当然三浦さんが山へ行くことは知っており、2人は子育てのことで揉めていたみたいですね…。
ちなみに、なぜ容疑者がこの3人に絞られたかと言うと、その理由は三浦さんの殺され方にありました。
なんと彼の遺体には、刃物による刺し傷と石で殴打された跡が合わせて200ヶ所以上もあり、顔も性別もわからないほど損傷していたようです。
その上で、「ここまでの暴行を加えるのは激しい恨みを晴らすため」と判断され、容疑者は三浦さんの身近な人物で恨みを持っていそうな人物に絞られた、というわけですね。
そしてここから岩田さんは記者として、当日のアリバイが薄く1番怪しい豊川さんへの取材を試みることにします。
三浦さんの教え子だった亀戸由紀への取材、そして実際に山へ!
熊井さんから、「豊川さんが三浦さんの学校で美術部の外部講師をしている」という情報を教えてもらった岩田さんは、自分が卒業生であることを利用して彼への取材を試みます。
しかしいざ学校に着くと、彼はだいぶ前に外部講師を辞めていたのですが、そんな彼の後任として外部講師をしている亀戸さんに取材をすることができました。
そこで彼は彼女から、豊川さんが犯人だと思っていることに加え、豊川さんが三浦さんの奥さんにいやらしい目つきで言い寄っているのを何度か見た、という話を聞くことができたのです。
それを理由に、彼女は豊川さんが三浦さんを邪魔に思って殺したと思っているみたいですね。
その後、岩田さんは亀戸さんとの会話からいくつかの突破口を得たようで、三浦さんの命日に決行予定だった慰霊登山で、三浦さんが見た景色をたどりながらその手がかりを確かなものにしようとします。
そして、彼が実際に山に登って見たものは、この事件と三浦さんの死の真相に大きく近づくものだったのです。
はたして彼は、恩師が殺された山でいったい何を見たのでしょうか?
事件解決の重要なヒントが描かれたこの第3巻の後半は、ぜひ絵と一緒にご自身で確かめてみてください。
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まとめ
今回の「山の絵」は、これまでの「ブログに掲載されていた5枚の絵」や「子供の絵」と違い、直接事件の手がかりになるような謎が秘められた絵でしたね。
レシートの裏に描かれたたった1枚の絵から、三浦さんが殺された時の状況が少しずつ明らかになっていくのが、ミステリー好きとしては非常に興味をそそられました。
現段階ではまだこれまでのエピソードとの繋がりはあまり描かれていないのですが、亀戸さんの下の名前の「由紀」がブログの主の奥さんであり今野さんの義理の娘だった人物と同じ名前なのが気になりますね…。
はたして、それらの人物はどのような形で繋がっているのでしょうか?
次巻ではどんな絵と謎が描かれていくのかが楽しみです。
『変な絵』4巻(13話〜)の発売日はいつ?
続く13話以降が収録された『変な絵』第4巻は、すでに発売されています。
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以上、『変な絵』第3巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。


