[ネタバレ注意]『降り積もれ孤独な死よ』最新第8巻|蔵土33人殺しの真実が明かされ灰川十三の復讐が始まる…!

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今回は、冴木と蓮水さんが追ってきた「蔵土33人殺し」の真相と共に、灰川十三の悲痛な過去も明かされていく『降り積もれ孤独な死よ』第8巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

降り積もれ孤独な死よ(8) (イブニングコミックス)

決意を固めたような表情を見せる冴木仁と、祈るように手を合わせている蓮水さんの姿が描かれています。

深刻そうな表情をしている2人ですが、この巻では2人が楽しそうに遊園地デートをする様子が描かれていましたよ。

 

さて、冒頭にも書きましたが、この第8巻では謎めいた事件だった「蔵土33人殺し」の真相が十三視点で明かされていくことになります。

ただその真相は想像していたものとは全く違うもので、十三の背負っている悲劇の大きさに言葉を失ってしまうほど衝撃的な展開の連続が描かれていました。

はたして“リッカの悪魔”の集落があった当時の蔵土で、いったい何が起きていたのでしょうか?

 

今回の記事では、そんな『降り積もれ孤独な死よ』の第8巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『降り積もれ孤独な死よ』7巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『降り積もれ孤独な死よ』第7巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。

 

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『降り積もれ孤独な死よ』8巻(50話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『降り積もれ孤独な死よ』第8巻の内容に入っていきましょう。

集落の人たちが一斉に十三に襲いかかる!

前巻の最後に絶望の淵に叩きつけられた十三は、その怒りを“実行犯”の修二にぶつけて責め立てます。

すると彼は「文吾(十三の父親)の命令だったんだ」と言って、「ごめんなさい」「許して」と情けなく泣きながら謝っていました。

そしてそれを聞いた十三はその日の夜、なんと文吾に猟銃を向けて頭を目掛けて発砲したのです。

しかしそれで重症は負わせたものの文吾は死んでおらず、それどころか彼は反撃の末に騒ぎを聞きつけた集落の人たちに「裏切り者だ」と言って十三を襲うように仕向けてきました。

これがきっかけとなりここから十三1人対村民複数名の乱闘が始まるのですが、最後に生きて立っていたのは十三ただ1人だけでした。

農具で襲いかかってくる村民たちの攻撃を間一髪で避けながら的確に反撃していく十三の戦闘シーンは、戦闘終了まで呼吸を忘れてしまうほどの緊張感がありましたね…。

ただ彼が殺したのは33人に満たない数名であり、本当の「蔵土33人殺し」はこの後に起こっていました。

 

修二が集落の人たちを殺したのは十三のためだった…

襲ってきた人たちを殺して眠りについていた十三は、明け方に聞こえてきた銃声で目を覚まします。

そして音のする方へと歩いていくとそこには大人も子供もみんな死体となって地面に倒れており、その先には「全部で33」と死んだ集落の人の数を数える秀二の姿がありました。

「なんでこんなことを…」と尋ねる十三に、「十三のためだよ」と答える秀二。

どうやら彼は「十三が集落の人に怒ってみんな殺したいと思っているだろう」と考え、友達として殺すのを手伝ってあげたらしいのです。

そのことを一切罪悪感を感じる様子もなく笑顔で報告する秀二に恐ろしさを感じると同時に、十三を襲う絶望感は計り知れないものでした…。

そしてこの後は「蔵土事件」の資料にあったように、血で書かれたリッカのマークの上で自殺した秀二が倒れているシーンへと繋がっていきます。

はたしてその後2人の間にどんな会話があったのか、また秀二はどのようにして命を落としたのか、それらのシーンはぜひご自身の目で確かめてみてください。

 

“灰川”になった十三が「一族殺し」に動き出す!

死ぬ間際の秀二に「一族の残りの連中も残らず『灰の川』に送る」と誓っていた十三は、名字を“灰川”にして「一族殺し」の復讐へと動き出します。

そしてこの巻の後半には、著名人となった一族が集まるパーティに水素ガスでの爆発を仕掛け一網打尽にするなど、容赦のなく命を奪っていく十三の姿が描かれていました。

それから10年かけて、さまざまな手段で1人ずつ一族の人間を始末していった十三。

そんな彼が最後の1人に選んだターゲットが、前巻で志満ひかりのおじいさんを殺した警部補の男でした。

はたして、彼の復讐はどんな形で完了することになるのでしょうか?

予想外の展開から新たなストーリーへと繋がっていくこの第8巻のラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『降り積もれ孤独な死よ』第8巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

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まとめ

衝撃的な展開の連続の上に十三の背負った業の重さを突きつけられる、内容的にはとても重たい1冊となっていました。

正直この集落のエピソードだけで別のマンガが描けそうなくらい密度が濃かったのですが、それが13人の少年少女監禁死体遺棄事件から始まる物語の過去エピソードとして読めるのは贅沢ですよね。

また、今回の集落の人たちと戦う十三の姿はかなりカッコよく、第1章までの彼しか知らない人はその強さとギャップに驚くと思うのでぜひこの巻まで読んでみてほしいです。

ちなみに第2章「呪われた“血”族」編はこの巻でおしまいとなり、次巻からはアジアの闇に迫る第3章「ゴールデントライアングル」編が幕を開けるようです。

まだ全貌が明らかになっていない一族のさらに深い秘密に迫る新章。

いったいどんな闇と真相が十三を待ち受けているのかが非常に気になります。

 

『降り積もれ孤独な死よ』9巻(57話〜)の発売日は?

以下の記事に続く第57話以降が収録された『降り積もれ孤独な死よ』第9巻は2025年の春ごろに発売予定のようです。

詳細が分かり次第、このブログでもお知らせしますね。

 

以上、『降り積もれ孤独な死よ』第8巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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