[ネタバレ注意]『左ききのエレン』第7巻|人間関係の変化を経て次なる舞台は新天地へ!

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今回は、「少年ジャンプ+」で人気を集め、既刊に続々と重版がかかっている大人の“仕事”少年マンガ『左ききのエレン』、その第7巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

左ききのエレン 7 (ジャンプコミックス)

光一の彼女で、この巻から始まる新章ではキーパーソンとして描かれる加藤さゆりが表紙を飾っています。

 

〜追記〜
第8巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『左ききのエレン』の記事一覧

 

第4巻から続いてきた第4章「対岸の女たち」編もいよいよこの巻で完結を迎え、第5章となる新章「伝説のエレン」編がスタートします。

舞台もこれまで描かれていた大学から飛び出しそれぞれがまた新たな活躍の場へと足を踏み出していくので、彼らの活躍の広がりにも期待が膨らんでいく巻となっていましたよ。

 

今回の記事では、そんな『左ききのエレン』第7巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『左ききのエレン』6巻の振り返り

以下の記事に『左ききのエレン』第6巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『左ききのエレン』第6巻|“才能”と“才能”、“才能”と“普通”が交わり合う

あかりの“魅せる才能”に出会ったエレンが「お前を描かせろ」と言い、2つの才能が交じり合い始めた第6巻。

どうやらエレンは彼女を通して自画像を描こうとしているようで、あかりはあかりで「その絵が完成したら私ーきっと死ぬわ」とエレンの絵に命を託すような発言をしていました。

しかし、この盛り上がりを魅せる局面で1つの問題が発生します。

なんと、光一があかりと浮気し、同棲しているさゆりの名前を「あかり」と間違えて読んでしまったのです。

第6巻は、そんな彼女の後ろ姿が描かれた1コマで終わっていました。

修羅場の予感です…。

 

では、さっそく第7巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『左ききのエレン』7巻の見どころ&感想[ネタバレ]

光一とさゆり、エレンとあかりの関係が終わる

さゆりのことを「あかり」と読んでしまった光一。
当然さゆりは「あかりってだぁれ?」と光一を問い詰めます。

それでも彼女は笑顔を引きつらせながら「許してあげる」と言ってくれたのですが、なんと光一が「あかりが好きなんだ」と言って彼女を振り、部屋を出て行ってしまったのです。

そして光一に好意を抱き始めていたあかりも、エレンに「お前…なんか変わった?」と見抜かれてしまい、「もうお前のこと…描けない」と言い残すとエレンは彼女の元を去って行ってしまいました。

光一とさゆり、エレンとあかり、この2組の関係が終わりを迎えました。

しかし、この“終わり”がここからの展開に大きく影響してきます。

 

浮気を問い詰める時のさゆりの表情と、あかりに男ができたとわかった時のエレンの表情はめちゃくちゃ怖かったですね…。

ただ、これまで“才能”にスポットが当てられてきただけに、恋愛がらみのいざこざは逆に新鮮に感じてしまいました。

 

エレンとさゆりは2人で新しい道を進み出す

さゆりは光一に振られた後、自分の卒業制作として企画した情報誌の取材をしに3年ぶりにエレンの元を訪れます。

「声なき全ての才能を発掘する力になりたい」と言い彼女に取材協力をお願いするさゆり。

しかし彼女はエレンに本音を見抜かれ、今まで我慢してきたことを全て吐き出すように「私は…私が大っ嫌いなの‼︎!」「私なんて死ねばいいのに!!!」と叫び号泣し始めました。

その言葉を聞いて突然「お前の人生…私にくれよ」と言いだすエレン。
なんと彼女はさゆりに「私のマネージャーになって」と逆に手を差し伸べたのです。

そうして、さゆりの新しい「アートプロデューサー」としての道が始まりました。

エレンとさゆり、2人は活動拠点をニューヨークへと移し、第4章「対岸の女たち」はこれでおしまいです。

 

絵を描ければなんでもいいエレンと基本的にお節介なさゆり。
2人は手を組んだ後も小言を言い合ったりもしていましたが、なんだかんだいいコンビだと思います。

さて、ここから舞台はアートの本場であるニューヨークへと移ります。
一皮向けた2人が新天地でどんな成長を見せてくれるのかも楽しみですね。

 

第5章「伝説のエレン」編、スタート!

時は進んで、エレンとさゆりの2人がニューヨークへ移ってから半年が経ちました。

しかし、どうやらエレンは今のところマイペースにちょろっと絵を描く程度で、あまり制作意欲は湧いていないようです。

そんな彼女の成長に必要な“人との出会い”を与えるためにさゆりがとった行動は、ニューヨークで最も才能のあるアーティストと呼ばれているジェイコブスに彼女を合わせることでした。

彼のいるニューヨークアートシーンのトップであるギャラリーで彼の連作を見たエレン。

まるで音楽のようだと目を輝かせて彼の作品を見ていたエレンでしたが、なぜか最後の一枚がかなり気に食わなかったようで、なんとその作品をギャラリーにいたジェイコブス本人に投げつけ「下手くそ!」と言ってのけたのです。

眉間にしわを寄せ「(表へ)出ろ」というジェイコブス。
ニューヨーク1発目のトラブルは、なかなか大きなものとなりそうです…。

2人の天才アーティストの衝撃的な出会いは次巻へと続きます。

 

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まとめ

これまでで一番長かった章の完結巻というだけあって、読み応えはかなりのものでしたね。

光一がどんな思いで大学を卒業し広告会社への就職にたどり着いたのかも描かれていたので、ここでもう1度第1巻から見直してみるのもまた違った見方ができそうでおもしろいと思います。

また、さゆりは光一と付き合っている時に「光一ノート」なるものを書いていたのですが、第5章に入ってからはエレンの記録を残す「エレンノート」を書いています。

この「エレンノート」の表紙を再現したものがこの第7巻のカバー下に描かれていたので、まだチェックしていない方はぜひ手にとってチェックしてみてください。

 

〜追記〜

『左ききのエレン』8巻の感想記事

以下の記事に『左ききのエレン』第8巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『左ききのエレン』第8巻|新たな“天才”との出会いがエレンをさらに成長させる!

 

以上、『左ききのエレン』第7巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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