[ネタバレ注意]『血の轍』最終第17巻|“究極の毒親”を描いた至極の内省エンタメ、ついに完結!
今回は、母・静子と子・静一の最期の会話、そして2人の世界の終焉を見届けることになる『血の轍』最終第17巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
タイトルだけというシンプルな表紙から、物語が終わったことを実感しますね。
『血の轍』第16巻までの記事はこちら↓
『血の轍』の記事一覧
この最終第17巻の内容は、前巻の内容からある程度予想がついており、実際にその予想から大きく外れた展開が描かれるということはありませんでした。
しかしその1つ1つのシーンがとても重たくしっかりと描かれていたため、読み終わった時には「静一という1人の人間の人生を見届けた」という、どこか一区切りついたような気持ちになっていました。
はたして、静子と静一は最期にどんな会話をし、2人の“轍の物語”はどのような結末を迎えたのでしょうか?
あなたもぜひしっかりと最後まで見届けてみてください。
今回の記事では、そんな『血の轍』の最終第17巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『血の轍』16巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『血の轍』第17巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『血の轍』17巻(146話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『血の轍』第17巻の内容に入っていきましょう。
静一は認知症が進行し衰弱していく母・静子を観察する
前巻で発覚した母・静子の認知症。
そんな彼女を“見る”と決心し自分の部屋へと連れ帰った静一は、その日から彼女の全ての世話をし始めます。
食べ物を口まで運び、食べようとしないから口に入れたら吐き出され、食事が終わればオムツを外して汚れを拭き取り、また新しいものを付け替える。
完全に自力では何もできなくなってしまった人間の世話をするのは、実の親であっても心が折れてもおかしくないくらい大変なことだったと思います。
しかしそれでも静一は「僕が見ているからそのままでいいよ」と、嫌な顔ひとつせず介護を続けていました。
そして仕事に行くことすらやめて、もう随分と痩せてしまった母親を“ずっと見ている”ことにした静一は、その日の夜に“ある夢”を見ます。
静一の夢の中で静一とママの「最期の会話」が始まる
どこかの広い部屋で何も置かれていないテーブルに向かい合わせで座る、幼い静一と若い頃の姿の静子。
ここで描かれていく静一と“ママ”の最期の会話は、ママの「黙ってないで何か言ったら?」という言葉から始まりました。
2人はあの時思っていたことや、あの時のことについて今になって思うことを、まっすぐな言葉で相手に伝えていきます。
その中には「愛してくれなかったあなたを憎んだ」という静一の言葉に対して、静子がバカにするように大笑いをしてから「私はずっと愛してたよ」と伝えるシーンがあり、その見開きを初めて読んだ時には思わず鳥肌が立ってしまいましたね。
そしてそれに対して静一が「僕もあなたを愛してるよ」と伝えた後、2人は楽しそうにお互いに酷い言葉を掛け合い、「じゃあね、静一」という言葉を聞いたのを最後に静一は夢から目を覚ましました。
目の前のすでに息を引き取った母親を見て「死んだ」と一言口にし、笑い出す静一。
このシーンの紹介を最後に、この記事で『血の轍』第17巻の内容を語るのはおしまいにします。
この後の静一の行動、静一の表情、そして静一の人生は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧になってみてください。
きっと心が一気に晴れていくような感覚に包まれると思いますよ。
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まとめ
正直このマンガを読み始めた頃は静子の毒親感に対してとても苦しさを感じてしまい、読むのがしんどかった覚えがあります。
ただそういう経験があったからこそ、この最終巻で描かれた静一と静子の会話に心を揺さぶられ、ラストにはこれまでのモヤモヤが晴れていくような感覚を味わえたのだと思います。
また、最後の4ページはカラーになっていたのですが、そのシーンはしばらくふとした時に思い出すような余韻を与えてくれましたね。
本当に最後まで読んできてよかったと心の底から思えるような傑作でした。
作者の押見修造先生、素晴らしい作品を世に送り出していただきありがとうございました!
以上、『血の轍』第17巻の見どころ&感想記事でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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