[ネタバレ注意]『アンデッドアンラック』第1巻｜次にくるマンガ大賞2020で第1位の新時代アクションマンガ！
今回は、「次にくるマンガ大賞2020」コミックス部門でみごと第1位を獲得した、「週刊少年ジャンプ」の新時代を担う不死×不運のバトルアクションマンガのご紹介です。
（※ネタバレを含みます）
そのマンガがこちら。
『アンデッドアンラック』です。
手前に大きく描かれているのが“不死”のアンディ、そして奥にいる女の子が“不運”の風子です。
〜追記〜
第2巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『アンデッドアンラック』の最新記事一覧
さて、冒頭にも書きましたが『アンデッドアンラック』、「次にくるマンガ大賞2020」のコミックス部門で第1位おめでとうございます！
これまでの「週刊少年ジャンプ」の看板マンガが次々と連載終了していく中で、新たに次世代を担う“少年マンガ”が生まれたことが1ファンとしてとても嬉しい限りです。
僕はこのマンガを連載当初から読んでおり、個人的には「第2幕」から爆発的に面白さが増してきて、その頃からSNSでもこの作品の話題をよく見るようになった印象がありますね。
ジャンプ本誌の方でも話数を重ねるごとに読み応えが出てきて、物語の広がりと先の展開にかなり期待が膨らむ作品となっています。
今回の記事では、そんな『アンデッドアンラック』第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『アンデッドアンラック』のあらすじ
以下に『アンデッドアンラック』第1巻のあらすじを載せておきます。
死を覚悟した風子の前に現れたのは、不死の体を持つ謎の男。
触れた者に不運を呼ぶ風子の力によって死ぬため、風子と行動を共にすることを決めたアンデッドのアンディだが、二人にある組織からの追手が迫って—!?
引用：『アンデッドアンラック』第1巻あらすじより引用
集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイトでは、『アンデッドアンラック』の冒頭第1話を試し読みすることができますよ。
では、さっそく第1巻の内容の方に入っていきましょう。
『アンデッドアンラック』1巻の見どころ&感想[ネタバレ]
アンディの目的は風子に本物の死を与えてもらうこと
あらすじにもあるように“不死”のアンディの目的は「触れた者に“不運”を呼ぶ風子の力によって本物の死を与えてもらうこと」です。
そのために彼は風子と出会ってから、抱きしめたり髪を切ってあげたりと様々な形で彼女の体に触れて、彼女自身も把握し切れていない接触と不運のルールを探ろうとしていました。
しかし風子はすでに現時点での最大不運の起こし方は知っており、“不死”や“不運”といった“否定者”を狙う組織にアンディが捕まりそうになったとき、彼女があえて不運を起こすために取った行動は“アンディの頬へのキス”でした。
すると、なんと上空から突然アンディ目掛けて隕石が落ちてきて、彼を捕らえていた組織の人間もろとも辺り一面を木っ端微塵にしてしまったのです。
ただ、それでもアンディは“不死”なので生きており、「キスでこれなら次は…」とさらなる不運を求めて風子を追いかけて行きました。
こうして、2人の最高の死を求める物語が幕を開けます。
歴代のマンガを振り返っても“隕石の直撃をくらって喜ぶ主人公”はきっとアンディ以外にいなかったことでしょう（笑）
また風子によると不運の大きさには“好感度”も影響しているようで、“風子がアンディにホレるかどうか”も最大の不運を起こすために重要なことみたいですね。
ただ風子は人に触れられたことがない分チョロそうなので、これは簡単にクリアできそうな気がしています（笑）
“ユニオン”の否定者から席を奪うことができるのか！？
上記の隕石の一件で否定者を管理する“組織”に捕獲優先度を上げられた2人を捕獲または処分するため、彼らと同じ“否定者”の能力を持った2人が現れました。
ただそんな2人を見て風子は「同じ否定者なのになんでアナタ達は追われる側じゃないの？」という疑問を持ち、そこで否定者10人からなる未確認現象統制組織“ユニオン”の存在を教えてもらいます。
そしてそれを聞いた彼女は「自分たちもそのメンバーになれば追われずに済む」と考え、それに賛同し埋まっているユニオンの席を空けるためにその2人を殺すことに決めたアンディ。
そのうちの1人は“攻撃の構えを取ることで相手の“回避”を否定する”能力を持っていたのですが、風子の不運によって生まれた隙を突いて「千切れかけの部位を再生の力で押し出して放つ」“部位弾”で頭を貫き殺すことができました。
しかしその後もう1人の否定者・シェンによって2人ともが身動きを封じられ、アンディは風子をユニオンに入れ自分はラボ送りでいいと申し出たのですが、なんとそれを聞いた風子が「私のために戦ってくれる人に何も返せずお別れはダメ！」「今ここでしよう！」「あんたが死ねる不運をあげられるかもしれない！」と言って服を脱ぎ始めたのです。
するとそれを見ていたシェンが2人を気に入り、「じゃあうちのメンバーもう1人殺してよ」「そしたら僕が君たちを推薦する」とその場は一旦見逃してくれることになりました。
そうして2人は「ロシアのバイカル湖にメンバーがUMA調査に行く」という情報を教えてもらい、早速アンディのクルーザーでその場所へ向かうことにします。
この見出しで書いたことは第2.3話の内容なのですが、初めての否定者同士のバトルということもあり明かされる設定がめちゃくちゃ多かったです。
ここでは後に活きる設定を中心に書かせてもらいましたが、端折ったバトルの部分ももちろん見応えたっぷりだったので、気になる方はぜひ文字だけではなくマンガとして『アンデッドアンラック』を読んでみてください。
“不変”の否定者に“不死”と“不運”でどう立ち向かう？
ロシアのバイカル湖で2人を待っていたのは、50年前に一度アンディを捕らえた“形の変化を否定する”否定者のジーナという女性でした。
彼女は身の回りの空気の変化を否定して絶対に形が変わらないバリアを作っており、さらに空気を固定した何本もの巨大な手を操ってどんどんアンディを追い込んでいきます。
しかし風子の観察によって彼女が立つ足元だけはそのバリアの穴があることがわかり、そこから頭だけを入れて不運の巻き添えによって彼女を倒すために、まずは血を撒き散らし彼女の視界を遮るアンディ。
そして自ら首を斬って頭だけの状態になり、バリアの下に入れた刀を“てこ”のように使うことでバリアを回転させ、正面に出てきた穴に風子に頭を投げ入れてもらうことでようやく彼はジーナの元へとたどり着いたのです。
はたして、風子に投げられるまで“不運”を蓄積していたアンディに、一体どんなレベルの“不運”が訪れるのでしょうか？
VSジーナ戦の決着は次巻へと持ち越しです。
まとめ
やっぱり「ジャンプ」本誌で毎週1話ずつ読むよりも、単行本としてある程度通しで読んだ方が話もわかりやすいですし、何より読み応えがありますね。
もっと早く買って読めばよかったと今更ながらに後悔しています…。
そして続く第2巻では冒頭でも書いた「第2幕」が始まり、この第1巻を遥かに超えるスケールと面白さへと繋がっていくことになります。
この『アンデッドアンラック』は2020年9月時点でまだ第3巻までの発売なので、気になる方は今のうちに買って読んでおくことをオススメしますよ！
「週刊少年ジャンプ」の新時代を担うマンガがどんな物語を描いていくのか、要チェックです。
〜追記〜
『アンデッドアンラック』2巻の感想記事
以下の記事に『アンデッドアンラック』第2巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
[ネタバレ注意]『アンデッドアンラック』第2巻｜アンディと風子はユニオンに入りUMAに挑む！
以上、『アンデッドアンラック』第1巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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