[ネタバレ注意]『ピエロマン』第7巻｜白いピエロマンの正体が確定！虎時との過去の因縁が明かされる…！
今回は、全ての元凶である白いピエロマンの正体が明かされ、同時に虎時との過去の因縁が語られていく『ピエロマン』第7巻の見どころ&感想記事です。
（※ネタバレを含みます。）
その表紙がこちら。
今回は背景の色も相まって毒々しさも感じるような、恐ろしい笑みを浮かべるピエロマンが描かれています。
〜追記〜
第8巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『ピエロマン』の記事一覧
さて、この第7巻ではピエロマン事件の元凶である“白いピエロマン”の正体が確定し、同時に虎時の過去、そして彼が封印していた幼い頃の記憶までもが明らかになっていきます。
第1巻からピエロマンは虎時に対して“無自覚の悪意”の代償を払わせようとしていましたが、彼らの過去を知った後では虎時が恨まれるのも仕方がないと思ってしまいましたね…。
もちろんそれで虎時の身近な人を巻き込み殺したことは許されませんが、それほどまでに犯人の過去は悲惨で絶望的なものだと感じました。
はたして、ピエロマンと虎時の過去にいったいどんな出来事があったのでしょうか？
今回の記事ではそんな『ピエロマン』第7巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『ピエロマン』6巻の振り返り
前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『ピエロマン』第6巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。
『ピエロマン』7巻（58話〜）の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『ピエロマン』第7巻の内容に入っていきましょう。
東堂尽平に狂わされた虎時と不破くんの過去とは！？
この第7巻は白いピエロマンの「また僕を殺すの？」という言葉をきっかけに呼び起こされた、虎時の過去回想から幕を開けます。
「昔潰れた遊園地にピエロのおじちゃんがいて曲芸を見せてくれる」といって廃遊園地に不破くんを呼び出した当時の虎時。
しかしそのピエロである東堂尽平は遊園地を訪れた不破くんをミラーハウスに連れ込もうとし、呼び戻しにきた彼の両親を投げナイフで瞬殺してしまったのです。
その後も彼は東堂に脅されて自らの手で両親の死体を埋めさせられたり、幼い妹を命の危機に晒されたりと、地獄のような状況に追い込まれてしまいました。
もちろん虎時はピエロが好きだった不破くんに善意で東堂に合わせようと思っていたのですが、それがこんな結果を生むなんて悲しすぎますよね…。
また、この時刑事だった敷島の父親も駆けつけてきてくれてはいたものの、東堂を追い込むことができないまま殺されてしまっていました。
そしてここから、不破くんはさらに最悪な状況に置かれていくことになります。
不破くんが虎時を恨むようになった理由が明らかに
遊園地で東堂に拉致された不破くんは、彼の拠点となる地下室に連れ込まれていました。
この時彼は上記で命の危機に晒された妹を助けようとした時に木で腰を強く打ち、それが原因で下半身の感覚を失ってしまっていたのです。
そしてここから彼には、逃げ出すことはおろかまともに動かせない自らの体を、東堂に“オモチャ”にされる日々が待ち受けていました。
また、それと同時に東堂は「遊園地に君を誘った虎時の“無邪気さ”が問題だ」と、不破くんが虎時を恨むようにも仕向けていたんですよね…。
この第7巻では、彼がその地下室に新たに空閑を連れてくるところまでが描かれていました。
そこから彼らがどのようにしてピエロマンになり、東堂に、そして虎時に復讐を開始することになったのかは、また次巻で語られることになりそうです。
虎時は命の選択を乗り越えて娘を救えるのか！？
これまで過去回想にスポットを当てて見どころを書いてきましたが、現在でも前巻から続く「娘1人の命を救うか、知人7人の命を救うか」の命の選択は続いています。
まもなく7人が閉じ込められている部屋が水で満たされようとする時、全員を救うことができる「第3の選択肢」である“白いピエロマンを殺す”ためにナイフを握った虎時。
そして彼はナイフを構えてピエロマンの元へと走っていき、「ドスッ」という音がした後に床には大量の血が滴り落ちました。
これにより7人が閉じ込められていた部屋は開放されて水は流れ、ギリギリのところで全員が溺死することなく助かりました。
ただ娘の朱音に関しては、なんと始めから虎時が殺そうとしていた白いピエロマンの中にいたのです。
はたして、虎時はピエロマンの筋書き通りに、自らの手で娘を殺してしまったのでしょうか？
この絶望の後の描かれる予測不能な衝撃の展開は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
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まとめ
事件の真相に迫ってきて、これまで謎だった部分が一気に明らかになってきましたね。
虎時の忘れていた記憶に関しても、不破くんには申し訳ないですが当時の彼の年齢を考えると受け入れ難いことであり、仕方なかった気もします…。
そして不破くんはこの巻ですでに地獄を味わっていますが、次巻では幼い空閑も加わってさらなる絶望に叩き落とされることになるようです。
後にピエロマンになり世の中を震撼させる事件を起こした2人は、事件の日まで一体どのような日々を過ごしてきたのでしょうか？
物語の全ての真相が明らかになる時も近そうです。
追記：『ピエロマン』8巻（67話〜）の感想記事
以下の記事に続く67話以降が収録された『ピエロマン』第8巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『ピエロマン』第7巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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