[ネタバレ注意]『聖母の断罪』最新第6巻|阿直が岡谷を裏切った!?勢力図が変動する修学旅行編開幕!

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今回は、修学旅行の孤島を舞台に真里亞と諦一郎、岡谷と警察、阿直とヤクザという3つの勢力が動き出す『聖母の断罪』第6巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

前巻でヤクザ一家の若頭だということが判明した、桐崇を死に追いやった5人のうちの1人、阿直六太が鋭く冷たい視線をこちらに向けています。

最初はおっとりして弱そうなキャラだと思っていたのに、蓋を開けてみると警察を味方に付ける岡谷に並ぶ勢力を持つ人物だったのは完全に予想外でしたね。

 

さて、この第6巻では、岡谷たちの学年の修学旅行先である「鏡獄島」という島を舞台に物語が進んでいきます。

この島には阿直の組のヤクザの息がかかったホテルがあり、阿直はここで真里亞だけでなく岡谷までヤクザに殺させてしまおうと企んでいました。

とはいえ、もともと強い真里亞だけでなく刑事の諦一郎も修学旅行に同行していたため、ヤクザたちの計画はそう簡単には進まず、そこに岡谷や警察も含めた三つ巴の戦況になっていきます。

いじめていた側が対立するという予想だにしていなかった状況。

はたしてこの修学旅行が終わる頃には、桐崇を巡る因縁はいったいどのような状況になっているのでしょうか?

 

今回の記事では、そんな『聖母の断罪』の第6巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『聖母の断罪』5巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『聖母の断罪』第5巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。

 

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『聖母の断罪』6巻(46話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『聖母の断罪』第6巻の内容に入っていきましょう。

阿直が修学旅行中に真里亞と諦一郎にヤクザをけしかける!

夜になって、互いの素性ははっきりと明かさないまま、ホテルのプールサイドでしんみりと過去の話に浸る真里亞と諦一郎。

するといきなり施設全体が停電し、2人の周囲が暗闇に包まれると同時に、阿直の息のかかったヤクザが何人もあらわれたのです。

彼らの狙いは真里亞と諦一郎を生け捕りすることと、2人を餌に岡谷家を釣って皆殺しにすることでした。

しかし現役刑事の諦一郎と昔彼に護身術を教わった真里亞いたって冷静なまま、その襲撃をあっさり返り討ちにしてしまったのです。

思いがけない形で描かれた元夫婦の共闘には、かなり胸が熱くなりましたね。

この襲撃の失敗により、2人の生け捕りには時間がかかると判断したヤクザのリーダー格の佐伯。

そしてこれをきっかけに、事態は勢力図を揺るがすほど大きく動き出していくことになります。

 

阿直が岡谷を完全に裏切って追い詰めていく!?

上記で真里亞たちの生け捕りは難しいと判断した佐伯は、ターゲットを阿直と同室の部屋でくつろいでいた岡谷に切り替えて襲撃を実行します。

部屋に入ると同時に手に持っていたナイフを容赦無く岡谷に突き立てる佐伯。

しかし岡谷はそれを分厚い本で防ぎ、部屋から逃げていきました。

その後、狙いがバレて取り繕うことをやめた阿直もボウガンを手に持ち襲撃に参加し、ヤクザ複数人と連携して岡谷を立入禁止区域へと追い込んでいきます。

さすがに警察の息子とはいえ、1対ヤクザ複数人では、岡谷が殺されてしまってもおかしくないこの状況。

しかし岡谷はこの状況を逃げ切るどころか、逆にヤクザ側を追い込んで撤退までさせてしまったのです。

ただのいじめっ子にしてはスペックが高すぎますよね…。
こんな男がその能力をイジメに使い、そのターゲットにされていた桐崇が不憫で仕方がありません。

そしてここから、今度は岡谷がヤクザを追い込んでいく展開が描かれていきます。

 

今度は岡谷と警察の母親が阿直と佐伯を挟み撃ちに!

上記で戦略的撤退を選んだ佐伯の次の作戦は、阿直と2人で島から脱出した後に島を丸ごと爆破するというもの。

しかしそんな2人の前に立ちはだかったのは、警察署長なのに待機していたヤクザをすでに刀で殺していた岡谷の母親でした。

流石にこの状況に危機感を覚えたのか、「僕らの味方をしてくれたら子ガチャで失敗した息子も始末してあげるよ」と、岡谷家の家庭環境を材料に協力を提案する阿直。

ですが、その提案を聞いた岡谷の母親が口にしたのは、「私は望さんを愛していますよ?」という驚きの言葉でした。

そしてそんな会話をしているうちに、2人の背後からボウガンを手にした岡谷が現れます。

はたして、警察の子とヤクザの子の仲間割れは、いったいどんな結末を迎えるのでしょうか?

次巻への展開に期待が膨らむこの第6巻のラストシーンは、ぜひご自身の目でご覧ください。

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まとめ

桐崇をイジメていた側の人間同士の対立が、それぞれここまで勢力を拡大して大ごとになるなんて、全く予想していませんでしたね。

イジメ主犯格の3人目までがテンポ良く真里亞に断罪されていっただけに、こういう形での読み応えが生まれてくるのはいち読者として嬉しい限りです。

ただこの巻の見どころを文字だけで読んでいると、「断罪ではなく潰しあって終わり?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

この巻の最後にはしっかり断罪に繋がっていきそうなシーンが描かれていたので、次巻は冒頭からスッキリ感を味わえる展開に期待できそうですよ。

いろんな人を巻き込みながら着実に進められていく真里亞の断罪。

この復讐の果てに一体どんな結末が待ち受けているのか楽しみです。

 

『聖母の断罪』7巻(56話〜)の発売日は?

続く56話以降が収録された『聖母の断罪』第7巻の発売日はまだ未定のようです。

今から続きが待ち遠しいですね。

 

以上、『聖母の断罪』第6巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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