[ネタバレ注意]『満州アヘンスクワッド』第11巻|真アヘンは満州から世界へ!輸出を目指す新章開幕!

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今回は、吉林編を終え新たな大規模ビジネスへとコマを進める阿片密売クライムサスペンスマンガ『満州アヘンスクワッド』、その第11巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

満州アヘンスクワッド(11) (コミックDAYSコミックス)

彼の名前はジン、この巻で初登場となる優秀な貿易商です。

そんな彼には“もう1つの顔”があるのですが、それはまた後の見どころで書いていきます。

 

さて、前巻で緊張感の張り詰める「吉林編」が終わり、この巻からは勇たちの真阿片ビジネスがさらにスケールの大きなビジネスへと広がっていく新章が幕を開けます。

ただその分リスクが大きくなっていくだけではなく、憲兵や青幇、さらには「阿片王」なる人物まで彼らの前に現れ始め、ここから先はより一層予測不能な展開が描かれていきそうです。

はたして彼らは今回のビジネスもうまく成功させることができるのでしょうか?

 

今回の記事では、そんな『満州アヘンスクワッド』の第11巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『満州アヘンスクワッド』10巻の振り返り

以下の記事に『満州アヘンスクワッド』第10巻の見どころをまとめています。

 

では、さっそく第11巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『満州アヘンスクワッド』11巻の見どころ&感想[ネタバレ]

勇たちの前に現れた「阿片王」里山柾の目的とは…?

前巻の最後に突如勇たちの前に現れた、満州のアヘンを取り仕切る「阿片王」こと里山柾さとやままさき

彼が勇の元を訪れた理由は、天才アヘン製造者の勇と手を組みたいと考えているからでした。

どうやら彼はのちに起こる世界大戦でアヘンの需要が急増すると見込み、勇の真アヘンを自身の売買ネットワークで流通させれば自分たち日本人の手で世界を牛耳ることができる、と考えているようですね。

しかし、その誘いを勇は「ただの商売仲間ではない“同じ理想を持つ家族”を捨てられるわけがない」と一蹴してみせたのです。

それに対し里山は“戦力差”をチラつかせはしたものの「君に嫌われては元も子もない」と言い残し、その日は帰っていきました。

ただ、「君の『弱み』を手に入れた」「次は首を縦に振らせてみせよう」とも言っていたので、今回は何もありませんでしたが次に彼と会うときにはまた一悶着ありそうですね。

麗華が身構えるほどの大物の相手が何を仕掛けてくるのか、不安が残ります。

 

真阿片の密売ビジネスは満州を出て世界へと広がる!

麗華は次に真阿片を売り捌く場所を満州内から他国へと広げようとしていました。

その理由は吉林で憲兵と派手にやり合い里山にも目をつけられた今、満州で満州内で商売をするには厳しい状況だと判断したからのようです。

そして彼らは貿易を始めるためにアジアで2番目に大きい港を誇る「大連」に向かうことを決め、50kgの真アヘンと特注エンジンを積んだ2台の車を用意しました。

こうして全ての準備を整えて、大連に用意した古い造船所跡のアジトへと移動した勇たち。

ここから彼らは、今後の貿易に必要不可欠な「密輸先の事情に詳しく、密輸の手引きができ、信頼ができる仲介人」を探し始めます。

 

ちなみに、今回から正式にクワンさんが勇たちの仲間に加わってくれ、彼らは今後6人で行動を共にしていくことになりました。

弟の昊天ハオティエンをアヘン売買に巻き込んだことで多少のわだかまりはありましたが、凄腕の医者である彼女の加入はかなり頼もしいですよね。

勇たちと共にアヘン売買でお金を稼ぎ、「貧乏な奴でも誰でも来れる満州一の大病院を作ってやる」という彼女が掲げた目標がいつか実現するといいですよね。

 

裏のある不敵な貿易商・静が勇たちにもたらすものとは?

大連の連鎖街という場所で理想的な密輸の仲介人探しに難航していた勇と麗華に近づいてきたのが、表紙にも描かれているジンいう男です。

彼は勇たちが「単独で阿片を密輸ができる人間を探している」とあたりをつけた上で接触してきて、「頼むなら自分のような本物の貿易業者だ」と自分を推薦してきました。

そんな彼が“手引きできる最高の密輸先”と言って提案してきたのが、「今アヘンが最も高値で捌ける土地」である上海シャンハイでした。

その後、話は進んで結果的に麗華は利害の一致から“半分”彼を信頼することにし、50kgもの真アヘンの密輸を彼に任せることにします。

しかし、彼には貿易商の他にもう“1つの顔”を持っていたのです。

勇たちに危険が及ぶ可能性のある“彼の本当の正体”とはいったいなんなのか、その正体はぜひご自身で確認してみてださい。

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まとめ

今回から勇たちのビジネスに関わることになった静という男、本当に信頼できるのか、真の狙いは何なのかが今のところ一切つかめないんですよね。

これまでも昊天のような単なる協力者はいたものの、ここまで力を持った協力相手は初めてなので、油断をすれば一気に勇たちが不利な状況に追い込まれてしまいそうな気がしています。

今回の密輸ビジネスは彼の行動次第で成否が決まると言っても過言ではないので、今後も彼の動きは要チェックですね。

また、次巻では勇たちに再び青幇の魔の手が迫りつつあり、それに加えて紅幇ホンパンという新たな勢力も上海には存在しているようで、今回のビジネスもなかなか一筋縄ではいかなさそうです。

はたして彼らはこれまでとはスケールの違うアヘン売買を無事に成功させることができるのでしょうか?

次巻以降の展開からも目が離せません。

 

『満州アヘンスクワッド』12巻の発売日は?

『満州アヘンスクワッド』第12巻は2023年3月6日に発売されています。

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以上、『満州アヘンスクワッド』第11巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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