[ネタバレ注意]『カクカゾク』第3巻|縁一家、警察、ムレール教の三つ巴の戦いが勃発!

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今回は、合体家族をめぐり強大な敵の全貌が明らかになる家族バトルパニックマンガ『カクカゾク』、その第3巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

カクカゾク (3) (サンデーうぇぶりSSC)

おびただしいほどの人間が1つになった“合体家族”が描かれています。

実はコレ、中心の金髪の男・「ダディ」が教祖として率いる合体家族のための宗教団体「ムレール教」の“家族たち”が、無数に合体してできた“合体家族”なのです。

 

この第3巻では、ついにこのストーリー史上最大の敵であるムレール教と縁一家の接触が描かれて行きますよ。

 

今回の記事では、そんな『カクカゾク』の第3巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『カクカゾク』2巻の振り返り

以下の記事に『カクカゾク』第2巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『カクカゾク』第2巻|合体家族同士の戦いはさらに激しさを増していく!

 

では、さっそく第3巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『カクカゾク』3巻の見どころ&感想[ネタバレ]

母・真由美が逮捕され妹・紬が連れ去られてしまう!

前巻の最後、縁の家の前で縁一家とムレール教と機動隊の三つ巴の状況になっていたのですが、百武さんとエリス率いる機動隊があっという間にムレール教の合体家族を制圧してしまいました。

そして百武さんが父親に改めて自己紹介をし、彼の組織が国家転覆を図るムレール教の撲滅と合体家族の保護をしていることを伝えます。

しかし縁の父親がその保護の申し出を断った途端、なんと彼は殺人未遂や器物損壊の容疑で縁の母親を逮捕したのです。

彼の狙いは、この後の司法取引によって合体家族である縁一家を対合体家族の戦闘に参加させる協力者とすることでした。

さらに、その逮捕の件で彼らが揉めている間に拘束していたムレール教徒たちが合体家族となって拘束を振り切り、妹の紬を人質として連れ去ってしまいました。

それぞれ逆の目的を持つ2つの組織に家族を連れ去られてしまった縁一家。

しかしその後、彼らは逆に合体家族特有の記憶共有によって警察にとって都合の悪い記憶を持つ紬をムレール教から取り戻すことを条件に警察に母親の解放と協力を要請し、家族でムレール教本部に乗り込んでいくことによって無事に2人ともを奪還することができました。

 

上記では端折りましたが、この家族奪還のシーンでは父親が会社をクビになった本当の理由やムレール教の想像以上の強大さが描かれていました。

特に、表紙にも描かれていますが、何百人もの教徒たちと合体して1つになった「ゴッドダディ」の異様さは凄まじかったですね…。

文字通り「マンパワー」では敵いそうもないムレール教に対して、縁一家は家族の平穏を守り切っていくことができるのでしょうか?

 

縁一家の合体家族が特別な力に目覚める!

家族の中でどこか不安を感じている紬のために、(警察と別の合体家族一家も一緒に)キャンプに行くことになった縁一家。

しかしそこでムレール教の教徒たちと鉢合わせてしまい、彼らは連れ去られそうになる紬の友達を取り戻すために合体して球体となり振動によって高熱を発する「サニー伊知地」と戦うことになりました。

そして、そんな別格な合体家族との戦いを通して縁一家はこれまでとは違う特別な力を発揮してみせたのです。

熱さに耐えるために体を岩のように変化させ、川の水を大量に取り込んで放水し、左腕の紬が髪を伸ばして球体に絡みつくことによって、彼らはみごとにサニー伊知地の合体家族から紬の友達を取り戻すことができました。

どうやら今回発揮できた特別な力は祖父の中にいる宇宙人の記憶によって引き出されたものらしく、彼らが記憶の共有によって「合体していればなんでもできる」ということを思い出したことがトリガーとなったようですね。

そしてこの力は「家族の絆」が強くなればなるほど発揮できるもののようなので、これから先さらに「家族の絆」を強くしていくであろう縁一家がどんな戦い方を見せてくれるのかが楽しみです。

 

ゴッドダディ率いるムレール教の“目的”が明らかに!

この第3巻の最後で、ゴッドダディの口からムレール教の“目的”が明かされます。

それは「地球人類みんなを家族にすること」、そのために彼は合体家族を仲間に引き込むだけでなく、ネットやTVを電波ジャックをして合体家族の存在を世間にアピールしていました。

そして、そんな目的を持つムレール教には「家族会議」と呼ばれる“脳の形をした合体家族”が存在し、集められた優秀な頭脳を持つ人間たちによってスパコンを超える情報処理予知とも言える未来予測が可能となっていたのです。

実際にこれまでの縁一家の潜入やキャンプ場での出来事も予知されていたようだったので、ムレール教と正面からぶつかり合うのはかなり厳しそうですね。

果たして縁一家と警察は強大なムレール教の野望を打ち砕くことはできるのでしょうか?

三つ巴の最終決戦は次巻で決着となります。

 

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まとめ

今回でムレール教の全貌がほぼ明らかになりましたが、知れば知るほど気持ちの悪い団体でしたね…。

表紙のゴッドダディの姿も十分インパクトがありましたが、個人的には人の顔が無数に集まってできた巨大人体スパコン「家族会議」の方が衝撃的で、初めてみた時は鳥肌が立ってしまいました(笑)

ただ、どうやらそんな「合体家族」をめぐる戦いも時間が最終巻となるようで、次巻予告には「縁一家と警察が「家族会議」をぶち壊すべくムレール教に潜入する!」との一文がありました。

果たして未来予知とも言える予測が可能なムレール教に対して、縁一家はいったいどのように立ち向かっていくのでしょうか?

そして、彼らの物語はどのような結末を迎えるのでしょうか?
今から次巻が待ち遠しいです。

 

次巻で完結!『カクカゾク』最終第4巻の発売日は?

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以上、『カクカゾク』第3巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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