[ネタバレ注意]『ゴールデンドロップ』第1巻|死ぬために集まった3人が、覚醒剤の密売へ!?
今回は、広告で話題になっている、死ぬために集まった3人が謎の男・レイジと出会い、覚醒剤の密売に乗り出していく『ゴールデンドロップ』第1巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
金髪のレイジが、血の付いた紙幣を背景に不敵な笑みを浮かべています。
いかにも危なそうな雰囲気ですが、本編でもこの男がとんでもない提案を持ちかけてくるんですよね…。
さて、人生に絶望した3人が、ひょんな出会いから裏社会へ足を踏み入れていくこの『ゴールデンドロップ』。
どん底から這い上がろうとする4人の勢いと、次々に起こる危機に引っ張られる、展開の速さが面白い1巻でした。
ただ、敵となる半グレたちの暴力は容赦がなく、気持ちよく進む場面がある一方で、かなり生々しい怖さもあるんですよね…。
今回の記事では、そんな『ゴールデンドロップ』の第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みますので、ご注意ください。
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『ゴールデンドロップ』のあらすじ
以下に『ゴールデンドロップ』のあらすじを載せておきます。
僕の人生を変えたのは、たった一滴の液体だった。
それは後にこう呼ばれた。「ゴールデンドロップ」と――。
自殺をするために廃寺院に集まった大矢・アズ・十三の3人が出会ったのは、謎の男・レイジと大量の覚醒剤だった。
「どうせ死ぬつもりなら、運ぶのとか売るのとか手伝ってくんない?」レイジの一言から、4人の運命は動き始める。
『ゴールデンドロップ』1巻(1話〜6話)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『ゴールデンドロップ』第1巻の内容に入っていきましょう。
死ぬために集まった3人に、謎の男・レイジが持ちかけた提案とは?
物語は、いじめや家庭内の暴力、貧困に苦しむ高校1年生の白井大矢が、ネットで知り合った人たちと廃寺院に集まるところから始まります。
大矢と一緒に来たのは、アズというハンドルネームの女性・佐々木繭子と、元警察官の林十三。
彼らがそこへ集まった目的は、一緒に命を絶つことでした。
しかし、そんな3人の前に、伽賀レイジと名乗る謎の男が現れます。
そして彼に導かれて廃寺院の地下へ進んだ先には、旧日本陸軍が残した大量の覚醒剤が眠っていたのです。
その価値は、なんと500億円以上にも相当するという、とんでもないものでした。
レイジはそれを売って大金を手に入れようと考えており、死ぬつもりだった3人にも運搬や販売を手伝うよう持ちかけます。
人生を終わらせようとしていたところへ、今度は覚醒剤を売って人生を買い戻そうという話が舞い込んでくる訳ですね。
この導入からもう、普通の一発逆転では済まなそうな危うさがあって、先が気になりました。
もちろん大量の覚醒剤を手に入れたからといって、すぐに500億円を自由に使えるようになる訳ではありません。
それをどうやって売るのか、どんな相手と関わることになるのかも気になりますし、そもそもレイジが何者なのかすら分からないので、この男についていって大丈夫なのかという不安もありますよね…。
半グレ・倫理との取引が一転!危機の中で見えてくる4人の強み
覚醒剤を売るために動き始めたレイジたちは、半グレのリーダーで売人でもある倫理に商談を持ちかけます。
しかし、この倫理という男は、名前とは裏腹にまったく話の通じない危険な相手でした。
こちらの提示した金額を10分の1に買い叩こうとし、取引はそのまま暴力を伴う危機へと変わってしまいます。
そんな中で、半グレのメンバーを瞬く間にねじ伏せるのがレイジです。
素性は分からないものの、その戦闘力はかなりのもので、危ない相手にもひるまないところが頼もしくもあり、ますます得体の知れなさを感じさせます。
さらに、十三の怪力やアズの卓越した運転技術も発揮され、4人は危機を切り抜けていくことになります。
レイジだけが何でも解決するのではなく、最初は死ぬために集まった3人にもそれぞれ活躍の場面があるのが面白かったですね。
特に、レイジが半グレたちを圧倒する場面には勢いがあって、危険な取引の最中なのに気持ちよく読めるところもありました。
また、取引の支払いに仮想通貨が出てくるなど、密売を進めるための細かな話が描かれているのも印象的でした。
取材協力には草下シンヤさんと神里純平さんが参加しており、こうした裏社会のやり取りに感じる生々しさも、この作品の面白さだと思います。
ただ腕っぷしが強いだけではお金にならず、売る相手や取引の仕方まで考えなければならないところにも、裏社会での商売の難しさを感じました。
面積に拉致された大矢が、容赦のない暴力にさらされる…
4人の活躍で危機を切り抜ける場面がある一方で、大矢にはさらに厳しい状況が待っていました。
ここで現れるのが、倫理の仲間である面積という男です。
面積は黒いワンボックスカーで大矢を拉致すると、仲間について話させるために容赦のない暴力をふるいます。
この辺りの描写はかなり痛々しく、倫理や面積のような相手と関わる怖さを感じました。
レイジが強いからといって、大矢まで同じように相手を倒せる訳ではありませんし、まだ高校1年生の彼がこうして暴力を受けるのは、見ていてつらいものがあります。
取引で大金を手に入れる話をしていたはずが、仲間と離れてこんな状況へ追い込まれるのですから、本当に油断できない世界ですよね…。
そして、追い詰められた大矢は助けを求めます。
最初は死ぬために廃寺院へ来ていた彼が、ここでは誰かに助けを求めているというのが、特に印象に残りました。
この短い間に大矢の前に現れたレイジや仲間たちが、この先どんな存在になっていくのかも気になります。
はたして、大矢はこの窮地から抜け出せるのでしょうか?
助けを求めた彼にどんな展開が待っているのか、この続きはぜひ本編の絵と会話で確かめてみてください。
まとめ
『ゴールデンドロップ』第1巻は、人生に絶望して集まった3人が、レイジとの出会いから覚醒剤の密売へと踏み出していく始まりの巻でした。
次々に状況が変わっていくテンポの良さに加え、4人それぞれの強みを生かして危機を切り抜けていく展開が面白かったですね。
その一方で、大矢が拉致される展開では裏社会の容赦のなさも描かれ、読んでいて気の抜けない1巻でもありました。
何より、3人を巻き込んだレイジが何者なのか、彼が大金を手に入れて何をしようとしているのかは、まだまだ気になるところです。
大矢たちは、この先どこまで危険な相手と関わっていくことになるのでしょうか?
4人の関係がどう変わっていくのかも含め、次巻の展開が楽しみです。
以上、『ゴールデンドロップ』第1巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

