[ネタバレ注意]『それでも、親を愛する子供たち』第2巻|子どもの腕にホチキスを打つ最悪な母親とは…

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今回は、「ご飯」と言って生の人参を1本だけ渡す、そんな親からの虐待を受けた子供たちの様子がリアルに描かれていく『それでも、親を愛する子供たち』、その第2巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

すごい剣幕で起こっている女性の手には、開かれたホチキスが見えますね。

また、手前にはそれを防ごうとしているような子供の手があり、これだけでこの後何が起ころうとしているのかが容易に想像ができてしまいます…。

このマンガを読んでいると「本当にそんなことをする親がいるのか?」と思ってしまうのですが、この世界のどこかで「児童虐待が行われている」というのはフィクションではないんですよね。

そして同時に、舞台となっている児童養護施設で子どものケアをしている人もいて、そこで“安心”して暮らしている子どもたちもいる。

僕も含め、普通の生活を送れている人にとっては見ようとしなければ見えないような、そんな社会の現実について考えるきっかけをくれる1冊となっていましたよ。

 

今回の記事では、そんな『それでも、親を愛する子供たち』の第2巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『それでも、親を愛する子供たち』1巻の振り返り

前巻の内容を振り返りたい方は、以下の記事に『豚の復讐』第10巻の見どころをまとめているので、こちらから先にご覧ください。

 

『それでも、親を愛する子供たち』2巻(6話〜11話)の見どころ&感想[ネタバレ]

それでは、さっそく『それでも、親を愛する子供たち』第2巻の内容に入っていきましょう。

里香ちゃんの母親から最悪最低な言葉が飛び出す…

この第2巻は前巻の続き、服役中の里香ちゃんの母親と児童福祉施設の徳川園長の、面会でのやり取りから幕を開けます。

前巻の最後に、母親から「うちの子のおかげで飯食ってる奴らにガタガタ言われる筋合いはない」と言われたことに対して、「言いたいことならありますよ」と返す園長。

続けて彼は「そういうあなたこそ何ですか」と言って、子供をまともに育てず、男をとっかえひっかえして、子供に虐待して薬物にまで手を出した彼女を非難しました。

すると、それを聞いた彼女は「あんたなんか産むんじゃなかったって、里香に言っといて」と口にしたのです。

個人的には親の口から一番言ってはいけない言葉だと思っているので、このシーンはさすがに読んでいてやるせなさを感じてしまいましたね。

ただそれを聞いて園長は表情を変えず、淡々と「里香さんは私たちが責任を持って自立できる大人に育てる。あなたはもう一切口を出さないでください」と伝えていました。

そして何も答えず、何も反論しない彼女に対して、「里香さんに伝えたいことがあれば手紙を書いてください」とだけ伝えて、園長たちは施設へと帰っていきました。

このエピソードの最後には、それから1ヶ月経った頃、もうすっかりトラウマだった人参も克服し、「ママから手紙が来た」と喜ぶ里香ちゃんの姿が描かれていました。

「ママの絵を描いて手紙と一緒に飾っとこう」と言って描かれた彼女の絵には、「ママ大好き」の文字があったんですよね。

子供にとっては、どんな母親でも唯一無二の母親ですもんね…。

このマンガのタイトルがより重たい印象となった読後感でした。

 

義母から差別され、腕にホチキスを打たれた少年・勇也

第7話から勇也という、来年から中学生になる男の子のエピソードが始まります。

実はこの少年は、表紙の女性から虐待を受けていた子供なんですよね…。

なぜ彼が虐待を受けるようになったのか、それは父親の再婚がきっかけでした。

お互いに子持ち同士だった両親が結婚したのは、勇也が6歳の時。

そこから彼は義母に「お前なんかうちの子じゃない」と言われ、食卓を別にされ、母親の連れ子や新たに生まれた妹とは差別され、身体的な虐待を受け、その極めつけがホチキスを腕に打たれた、とのことのようです。

「父親は何をしていたんだ」と言いたくなりますが、父親は長距離トラック運転手だったようで、家を空けている時間が長かったようですね。

しかし、それでも帰っては来ていたのだから、虐待にも気づけただろうとは思うのですが、奥さんに逆らえなかったのでしょうか…?

副園長の加門さんも言っていましたが、どんな事情があるにせよ、子供に虐待をすることは絶対にあってはならないことだと思います。

そしてそんな彼のことで、職員たちはある心配事を抱えることになります。

 

年末年始に虐待した義母のいる家に帰りたいと言う勇也、果たして…

職員さん達が勇也に対して抱えていた悩み、それは「彼を家に返すか」どうかでした。

彼が施設に来たのは4年前のようで、来年から中学生になるということもあり、本人の希望があれば家に返さないわけにはいかないそうです。

そんな中で年末年始のタイミングで、勇也が実家に外泊することが決まったのです。

これはどうやら勇也の希望のようで、正直まだ勇也と義母の関係に不安がある職員は、これまでの虐待のことを思い返して心配していました。

しかし、それでも勇也は実家に帰ることに決めたようで、その外泊の間の様子は描かれず、次のシーンはもう年が明け、加門さんが勇也を迎えに行っていました。

果たして彼は実家でどのように過ごしたのでしょうか?

そして今回の外泊を通して勇也はどのような決断をするのでしょうか?

その答えとなる加門さんと勇也の会話が描かれるこの第2巻のラストシーンは、ぜひ絵と一緒にご自身で読んでみてください。

「今すぐそのシーンを読みたい!」という方は以下の記事にこの『それでも、親を愛する子供たち』第2巻を無料、またはお得に読める方法をまとめているので、ぜひご活用ください。

 

まとめ

第1巻に引き続き、今回もなかなかに重たい話でしたね…。

作中でも言われていましたが、僕も1回施設に入った子供はずっと施設で育っていくものだと思っていました。

しかし国は今「3年を目処に家庭復帰をさせる」方針なんですね。

虐待を受けて施設に来た子供を虐待をした両親のいる家に返す、それは施設の人が心配するのももっともだと思います。

もちろん両親も虐待したことを反省し、そこから子供たちが幸せに過ごしていけるのであればそれが一番良いとは思いますが、きっとそうならないケースもあるんでしょうね。

自分の知らなかった世界を知るきっかけをこのマンガにもらえたので、僕ももう少し児童養護施設に入ることになった子供たちのことを知ってみようと思いました。

 

『それでも、親を愛する子供たち』3巻(12話〜)の発売日は?

続く12話以降が収録された『それでも、親を愛する子供たち』第3巻は2024年11月9日に発売されています。

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以上、『それでも、親を愛する子供たち』第2巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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