[ネタバレ注意]『アクタージュ』第7巻|舞台の次は学園祭自主製作映画編に突入!

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今回は、演劇編の舞台『銀河鉄道の夜』の公演を終え、新たな展開へとコマを進める王道役者マンガ『アクタージュ act-age』、その第7巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

アクタージュ act-age 7 (ジャンプコミックス)

黒い制服姿の夜凪景がアップで描かれています。
第1巻の表紙と制服が違うのは、季節が移って夏服から冬服に衣替えをしたからですね。

 

〜追記〜
第8巻以降の記事一覧はこちら↓
『アクタージュ』の記事一覧

 

これまで映画『デスアイランド』、舞台『銀河鉄道の夜』とプロの世界で役者としての経験を積んできた彼女ですが、この巻では舞台は学校へと移ります。

控えるイベントは学生生活における一大イベントの1つである学園祭
彼女はそこで自主製作映画に挑戦します。

いろいろとトラブルにも見舞われますが、青春を感じることのできる1冊だったと思います。

 

今回の記事では、そんな『アクタージュ』第7巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

『アクタージュ』6巻の振り返り

以下の記事に『アクタージュ』第6巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『アクタージュ』第6巻|恩人の死を乗り越えついに舞台『銀河鉄道の夜』クライマックス!

舞台『銀河鉄道の夜』を通して、夜凪、亜良也、アキラのハイレベルな演技を見ることができた第6巻。

最後の“カムパネルラ”と“ジョバンニ”の別れのシーンでは、亜良也がカムパネルラに亡くなった巌さんを重ねてしまうことで、役ではない彼自身の悲しみが痛いほど伝わってきました。

そしてハプニング続きだった公演初日は終了し、演者全員でのカーテンコールを最後にこの第6巻はおしまいです。

続く第7巻は巖さんのお葬式のシーンから幕を開けます。

 

では、さっそく第7巻の内容の方に入っていきましょう。

 

『アクタージュ』7巻の見どころ&感想

怪しい芸能プロデューサー・天知心一登場

舞台『銀河鉄道の夜』の公演3日目の日に、巌さんの葬儀・告別式が開かれました。

舞台の影響で一気に注目の的となっていた夜凪でしたが、そんな彼女に芸能プロデューサーを名乗る天知心一という男が接触してきます。

そんな彼が「次は私の見世物になりませんか?」と言って彼女に見せたのは、なんと彼女を勝手に悲劇のヒロインとして仕立て上げた週刊誌でした。

彼女の不幸を武器にしてビジネスにつなげようと企む天知。

しかし夜凪はその週刊誌を自ら添削し、「とても幸せ」と書き換えて彼に突き返したのです。

そんな彼女の態度を見た天知はその場は意外とあっさり引き下がりましたが、彼女が芸能界で活動する限りまた関わることとなりそうです。

 

いかにも「悪者!」という感じの新キャラが登場しましたね。

なにやら黒山さんとも因縁があるようなので、彼が今後どんなことを仕掛けてくるのか気になります…。

 

自分の定義を増やすため“普通の”友達を作る!

カムパネルラを通して死を何度も体験した夜凪を気遣って、次に黒山さんが出したミッションは「自分の定義を増やせ」「役者じゃない“普通の”友達を作ってこい」というものでした。

しかしこれまで家族とお金と役者のことで頭がいっぱいだった彼女は“普通の学生”がわからず距離の詰め方や何気ない会話に苦戦してしまいます。

そんな悩む彼女に話しかけてきたのは、映像研究部で学園祭のために夜凪を主演に映画を撮りたいと言う吉岡くんでした。

次の日から友達作りと芝居の一石二鳥ということで彼と撮影を始めた夜凪。

人出不足に悩みながらも、2人で試行錯誤しながら作品を完成させようとする彼女の姿は「役者・夜凪景」ではなく「高校生・夜凪景」でした。

 

前巻までの彼女は才能全開の素晴らしい役者という感じでしたが、このエピソードの彼女は高校生らしい表情やしぐさをたくさん見せてくれますね。

最初はどうなることかと思いましたが、吉岡くんともいい感じの“普通”の友達になれそうです。

 

自主製作映画が完成!はたして反応は!?

夜凪と吉岡くんは最初“役者になる前の夜凪”で脚本を書いていたのですが、彼女と映像研究部の幽霊部員の朝陽さんとのケンカを見て「今の君を撮りたい」と脚本を変更します。

そして“お芝居を始める前と後の夜凪”を撮った映像を見た朝陽さんも役者としての彼女を認め、もう1人の幽霊部員である花井龍馬に手を出さないことを条件に映像製作を手伝ってくれることになりました。

そうして3人で協力して映像を完成させ、いよいよ迎えた学園祭初日に予期せぬトラブルが起きてしまいます。

なんと夜凪の映像作品が上映されるという情報が拡散され、彼女目的の一般人が大量に学校に押し寄せてきたのです。

それが原因で本来の映画の上映会は中止になったのですが、後夜祭の途中で龍馬が屋上から勝手にその映画を校舎に映したことにより、その作品は生徒たちから拍手をもらうことができました。

今回の件を通して「普通がいっぱいある」ということを学んだ夜凪。
そうして彼女は“芝居”から“普通”に戻ってこれる場所を手に入れることができました。

龍馬が最後の最後に美味しいところだけを持って行ってしまいましたね(笑)

この自主製作映画編は「勝手に屋上を封鎖して映画を上映した罰として映像研究部の4人が3日間の停学を食らう」というオチがついておしまいです。

 

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まとめ

この学園祭自主製作映画編を読んでいると自分が高校生だった頃の学園祭を思い出してしまい、読みながらどこか懐かしさも感じられる1冊でした。

この編はこの巻で終わりの短いエピソードでしたが、今後の彼女の役者生活において大切な出来事の1つなったと思います。

そして、この巻の最後には黒山さんが「久しぶりにお前を撮らせろよ 夜凪」と言うシーンが描かれていました。

果たして名監督である彼は夜凪をどう撮るのでしょうか?

次巻から始まる新章「ダブルキャスト編」も含め、続きが楽しみです。

 

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〜追記〜

『アクタージュ』8巻の感想記事

以下の記事に『アクタージュ』第8巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

[ネタバレ注意]『アクタージュ』第8巻|新章「ダブルキャスト編」で新たな舞台が幕を開ける!

 

以上、『アクタージュ』第7巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。