[ネタバレ注意]『アクタージュ』第11巻|怒りで極限状態の夜凪を終幕まで導けるのか…!

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今回は、「週刊少年ジャンプ」で連載2周年を迎え唯一無二の王道役者マンガとして人気を集める『アクタージュ act-age』、その第11巻の見どころ&感想記事です。

その表紙がこちら。

アクタージュ act-age 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

これまでには無かった黒い背景に、“羅刹女”の格好をした夜凪景が描かれています。
表情や背景の黒も相まって、本編と同じく内側に怒りを秘めているように見えますね。

 

〜追記〜
最終第12巻を含む記事一覧はこちら↓
『アクタージュ』の記事一覧

 

さらに、上の画像には表示されていませんが、このコミックス第11巻の帯には第6巻の舞台『銀河鉄道の夜』の時と同じように、舞台『羅刹女』の鑑賞券のデザインのデザインが施されていました。

僕はまるで本当の舞台を観るかのような気持ちでコミックスの表紙をめくらせてくれるこの帯の演出が結構好きなんですよね。

こういったデザインに触れた時に、やっぱり紙のマンガっていいなと改めて実感します。

 

今回の記事では、そんな『アクタージュ』第11巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『アクタージュ』10巻の振り返り

以下の記事に『アクタージュ』第10巻の見どころをまとめています。

では、さっそく第11巻の内容の方に入っていきましょう。

 

『アクタージュ』11巻の見どころ&感想[ネタバレ]

第2幕が上がりサイド甲のオールスターが揃う!

前巻の最後では、王賀美さんが自ら孫悟空が持っていたヒーローのイメージを壊し、観客が羅刹女(夜凪)に同情し味方になったところでサイド甲の第1幕が閉じました。

ただそれでもまだ花子さんは袖に戻ってきた夜凪の怒りを煽るようなことを言い、それに対して彼女は花子さんの胸ぐらを掴んで「最後まで演じてあげるから」と険しい表情で第2幕にのぞみます。

この第2幕からはこれまで出番のなかった白石さん、浅野さん、武光くんの3人が加わり、王賀美さんも含めた4人で三蔵法師一行として羅刹女の前に立ちはだかることになります。

そして白石さん(三蔵法師)は持ち前の説得力のある芝居で羅刹女の心を開こうとし、浅野さん(沙悟浄)と武光くん(猪八戒)は三蔵法師を守るために羅刹女に立ち向かうのですが、ここで武光くんがある違和感を感じ取りました。

それは、夜凪の視線の先に自分がいない、ということ。

彼は持ち前の人の良さが災いして、主演の夜凪を引き立たせるために自分の主張を諦めてしまっていたのです。

しかし、袖に引っ込んだ時に王賀美さんや白石さんから投げかけられた言葉を受けて“自分の立ち方”を掴んだ彼は、次の出番の時にしっかりと夜凪と面と向かって芝居をすることができていました。

夜凪の影響で共演者全員が本気となったところで、舞台『羅刹女』もいよいよクライマックスへと向かっていきます。

 

これまでは夜凪と王賀美さんばかりが目立ちがちでしたが、今回は「今の極限状態の夜凪に対してそれぞれの共演者がどう挑んでいくか」という、また新しい視点で芝居を見ることができるストーリー展開でした。

前巻第10巻の帯コメントで『こち亀』の秋元治先生もおっしゃっていましたが、本当に“役者”の見方が変わるマンガですよね。

映画やドラマ、舞台好きの方にもぜひ読んでもらいたいマンガです。

 

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夜凪は最後まで“羅刹女”を演じ切れるのか!?

夜凪の芝居に当てられて共演者全員が本気となり観客の心を惹きつける芝居ができていたのですが、ここで1つの問題が浮上してきます。

それは、この『羅刹女』の最後には「羅刹女が全てを許し自ら火焔山の炎を鎮める」という展開があるのにもかかわらず、今の夜凪が演じる狂気に身を委ねた芝居だとそれが実現するイメージができない、というものでした。

しかしそれに反して物語が進むほど夜凪の迫力はどんどん増していき、それと同時に彼女の花子さんに対する怒りも芝居を投げようとしてしまうほど強いものになっていました。

それを悟り、彼女の精神状態の限界を感じ取る共演者たち。
彼らは夜凪を舞台上に繋ぎ止めるために、必死に彼女の視線を花子さんから自分たちに向けさせようとします。

そして、その想いに気がついた夜凪は「これは私1人の舞台じゃない」と冷静さを取り戻し、なんと自分の芝居を解いて舞台を終わりに向かわせることを優先して演じ始めたのです。

ただの人形のように台本通り「芭蕉扇を扇ぎ火焔山の炎を消そう」とするだけの彼女を見て、亜良也は「匂いがしなくなった」と言い、千代子は「完璧なあなたに勝たなきゃ意味がないんだよ!」と声を荒げます。

しかしそのタイミングで突然王賀美さんが芝居をやめて台本を無視し、芭蕉扇を振り下ろそうとする夜凪の手をいきなりつかんで止めました

つまり彼らは、舞台を捨てて夜凪の芝居を守るという選択をしたのです。

自分のせいで負けたことと、みんなに対する「ありがとう」という気持ちで舞台上で泣き崩れる夜凪。

そして彼女はその後、“過去の怒りと悲しみに囚われ、そのおかげで今持っているものの豊かさに気がついた”羅刹女を演じきり、サイド甲の『羅刹女』はこれでおしまいとなりました。

 

まとめ

この第11巻の最後のページに描かれていた夜凪は、これまでの恐ろしい“羅刹女”の様子とは違い本当に美しく綺麗な表情をしていました。

ずっとハラハラさせられっぱなしの舞台でしたが、最後まで観ることができてよかったです。

しかし、王賀美さんが台本無視をしたことによってサイド甲の敗色は濃厚となっているようで、観客たちにもそれがしっかりトラブルだということが伝わってしまっているようでした。

はたしてサイド乙との勝負は、舞台を捨てた彼らの役者生命はどうなってしまうのでしょうか?

サイド甲の『羅刹女』幕を閉じましたが、次巻以降の展開からは目が離せません。

 

〜追記〜

『アクタージュ』最終第12巻の感想記事

以下の記事に『アクタージュ』第12巻の見どころをまとめています。

合わせてご覧ください。

 

では、ありがとうございました。

 

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