[ネタバレ注意]『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』|マンガだからこそ味わえるホラーがここにある!

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今回は、今や「週刊少年ジャンプ」で大人気の『ハイキュー!!』、その作者・古舘春一先生が手掛けた本格ホラーマンガのご紹介です。

そのマンガがこちら。

詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。 1 (ジャンプコミックス)

 

詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』です。

 

この作品、「知らない」という方も多いんじゃないかなと思います。

なんせ「週刊少年ジャンプ」に連載されていたのは2010年の3月から7月の4ヶ月間、単行本も3巻で完結ですからね。

しかし、短期間の連載といえど1つの作品としての完成度はとても高く、完結してからもずっと僕のお気に入りのマンガの1つなんです。

 

今回は、そんな『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』の見どころを、感想も含めながら語ろうと思います。

若干のネタバレを含みます。ご注意ください。

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』のあらすじ

以下に『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』1巻のあらすじを載せておきます。

四ッ谷先輩とは、怪談噺と引き換えに、怪奇事件を解決すると噂される“幻の生徒”! 中島真は行方不明の親友を捜そうと彼の下へ…。世間を震撼させる連続幼女殺人事件との関連は!? 迷コンビ誕生の第1巻!!

詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。1|ジャンプBOOKストア!

メインのジャンルはホラーですが、事件の謎解きもある贅沢な内容となっています。

ストーリーとしては「怪奇事件の謎を解きながら怪談の材料を集め、そうして創った怪談を語りながら真相を明かしていく」といった感じですね。

 

では、さっそく内容の方に入っていきましょう。

 

『詭弁学派四ッ谷先輩の怪談』の見どころ&感想

マンガでしか味わえないホラー表現

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』の魅力は、何と言ってもマンガならではのホラー表現でしょう。

小説のように文字だけではなく、動画のように映像だけではない。

手書きの文字とコマの演出が、他のメディアでは味わえない魅力を発揮しています。

 

僕は吹き出しの外の手書きの効果音の演出が好きですね。

この魅せ方は次作の『ハイキュー!!』でも活きている部分です。

 

舞台の学校は奇人変人たちだらけ

あらすじに「怪奇事件を解決する」とありますが、この四ッ谷先輩のいる中学校では頻繁にその怪奇事件が起きます。

それもこれも、すべてこの学校に奇人変人が多いことが原因です。

生徒ではなくカウンセラーの先生や校長先生までその部類ですからね。(笑)

そんな彼らが己の欲望のままに行動することで事件が起き、それを元にして四ッ谷先輩が怪談を創ります。

四ッ谷先輩は明らかに中学生の風貌ではないのですが、いつまでもこの学校に居座るのは、きっとそれが理由でしょうね。

 

学校の七不思議プラス1

『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』では全3巻を通して七つの不思議(怪談)が描かれます。

  1. 人間になりたいミカちゃん人形
  2. 旧校舎のかくれんぼ
  3. 呼子桜(よぶこさくら)
  4. 十増間(とましま)さん
  5. 児躯履(こっくり)さん
  6. 髪切りヨウコさん
  7. 狐狗狸(こっくり)さん

怪談のタイトルだけでも気になるものばかりだと思います。

そして七不思議の「プラス1」が「それらを語る“幻の生徒”四ッ谷先輩」です。

この作品を通してのまとまり感、素晴らしくないですか?

短期間の連載でも内容の濃い、読み応えのある作品だと今でも思います。

 

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まとめ

この記事を書くにあたって『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』を読み返したのですが、久々に読むとまたおもしろくて、記事を書く手がぜんぜん進みませんでした。

全3巻で完結と読みやすく、それでいてまとまりのある作品である『詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。』。

この暑い日が続く夏休みに、ぜひ読んでみてほしいホラーマンガです。

 

では、ありがとうございました。

 

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