[ネタバレ注意]『ういちの島』最新第1巻|人に擬態する怪物“ういち”が人類を侵食するサバイバル×ホラー開幕!
今回は、突如発生した怪物が島を、そして世界を覆い尽くすサバイバルパニックホラーマンガ『ういちの島』、その第1巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)
その表紙がこちら。
女性の体を真っ二つに開き真ん中から触手のようなものを出している怪物、これがタイトルにもある“ういち”です。
この物語は、この“ういち”が大量に潜む島で緊急事態に巻き込まれた1人の女子大生が、生きて島からの脱出を目指す過程が描かれていきます。
ただこれだけだと“よくあるパニックホラー”にすぎないのですが、第1巻の途中で明らかになる“ある衝撃の事実”が一気に展開を先の読めないものにしてくれるんですよね…。
はたして“ういち”とはいったい“何”で、その事態に直面した主人公はいったいどうなってしまうのでしょうか?
今回の記事では、そんな『ういちの島』の第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『ういちの島』のあらすじ
以下に『ういちの島』のあらすじを載せておきます。
年末年始を1人で過ごしたかっただけなのに……。
クリスマスイブの夜、島で1人過ごすつもりだった。
なのに、気づいたら女子大生・牧村の前に死体が転がっていた。
その時から世にも恐ろしい試練が彼女を待ち受けていた。
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『ういちの島』1巻(2話〜)の見どころ&感想[ネタバレ]
それでは、さっそく『ういちの島』第1巻の内容に入っていきましょう。
第1話は試し読みができるので、この記事では第2話以降の見どころを中心にまとめていきます。
島は“ういち”によって壊滅状態となっていた…
あらすじにある目の前の死体に関して自首をするために、島の反対側の集落までやってきた牧村。
そこで彼女は人気のない住宅地やいたる所に飛び散った血など、明らかに日常的ではない光景を目にします。
そして出会った集落の人2人に現状について話を聞くと、原因不明の霧のせいで電波が遮断されている、TV放送が切れる直前に日本中に“ういち”という怪物が出た、と答えてくれました。
ところが次の瞬間、1人が咳き込んだかと思えばもう1人が斧を手に取り、咳き込んだ人の顔面に向けて振り下ろして頭をつぶし腹を裂き始めたのです。
ただその人は“ういち”ではなかったようで、殺した人は「ごめんなあ」と泣きながら、同じように殺された人たちの死体の山へとその遺体を放り投げていました。
このシーン、咳き込む人の小さいコマの連続からいきなり次のページで斧で顔が潰される大ゴマが出てきたので、読んでいてかなり衝撃を受けましたね…。
ここから“ういち”とは何なのか、その不気味な恐ろしさが語られていきます。
世界中を地獄に変えてしまった“ういち”とは?
中盤に差し掛かると、“ういち”とは何なのか、島の外の世界は今どうなっているのかが明らかになっていきます。
どうやら“ういち”はクリスマスイブの夜に島内だけでなく世界中で同時多発した怪物で、これまで普通に暮らしていた人が突然“ういち”になって身近な人を殺し始めたみたいですね。
また昼は普通の人間の姿をしているのですが、夜になると内に格納されている化け物の部分が裏返るように出てきて怪物化するようです。
そして驚くべきことに、日本全国に向けられた緊急放送ではもう世界人口の50%は“ういち”化しているかもしれないと伝えられていました。
ちなみに“ういち”という呼び名は、TVで“ウィッチ”と呼ばれているのを島の老人が“ういち”と聞き間違えてつけられた名前のようで、一般的には“ウィッチ”が正しいようです。
はたして一晩で絶望の淵に立たされた人類は、この先一体どうなってしまうのでしょうか?
主人公・牧村芽衣子は“ういち”になっていた!?
集落にきてから自首どころではなくなり、1人暮らしのお婆さんの家にお世話になっていた牧村。
そして数日たったある日の朝、目を覚ました彼女の目の前には惨状が広がっていました。
なんと血だらけになった彼女の前にはそのお世話になっていたお婆さんの首なし死体が転がっており、そのお婆さんの頭を彼女は抱えていたのです。
ただこの時点では他の“ういち”がお婆さんを殺して牧村を殺さなかった可能性もあり、彼女が“ういち”化したとは断定できませんでした。
しかし次の日の朝にはまた彼女の目の前に死体があり、それを見て吐いたものの中には彼女が“ういち”であることをほぼほぼ決定付けるものが出てきてしまいます。
はたしてこの先彼女はいったいどのような運命を辿ることになってしまうのでしょうか?
彼女が自分を“ういち”であることを受け入れて行動し始めるこの巻の後半部分は、ぜひ絵と一緒にご自身で読んでみてください。
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まとめ
島の中でのサバイバルパニックホラーかと思いきや、いきなり全世界で同時多発的に怪物が発生するという規模の大きさを見せつけられた第1巻。
予測不能な事態が次々と、それでいてテンポよく描かれていたので、かなり引き込まれる1冊になっていました。
また得体の知れない“ういち”の謎ももちろん気になりますが、“ういち”になってしまった人と普通の人間との派閥争いのようなものも描かれていきそうで、先の展開に期待が高まります。
ちなみに次巻予告には「“ういち”の全貌が明らかに!」という一文が書かれてあったので、早くもその存在の謎めいた部分は明かされていきそうですね。
ここからどのように物語が進んでいくのか、次巻以降の展開からも目が離せません。
『ういちの島』2巻(8話〜)の発売日は?
続く8話以降が収録された『ういちの島』第2巻は2024年9月9日に発売予定のようです。
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以上、『ういちの島』第1巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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