[ネタバレ注意]『岸辺露伴は動かない』最新第2巻|マンガ家・岸辺露伴が語る“奇妙な物語”集
今回は、『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』の最新第2巻の見どころ&感想記事です。
その表紙がこちら。
鮮やかな紫をバックにカラフルな岸辺露伴が描かれています。なんとも目を引く表紙ですね。
この『岸辺露伴は動かない』はマンガ家の岸辺露伴がネタ集めの際に遭遇した奇妙な出来事を、彼自身が語り部となって描かれるオムニバス形式のマンガとなっています。
なのでどこから読んでもじゅうぶん楽しめる作品となっています。
今回の記事ではそんな『岸辺露伴は動かない』に収録されている4つの話それぞれの見どころを、感想も含めてまとめてみました。
多少のネタバレを含みます。ご注意ください。
『岸辺露伴は動かない』1巻のあらすじ
『岸辺露伴は動かない』の全体的な作品紹介として、第1巻のあらすじを載せておきます。
(ちなみに第1巻発売時点では続編が出る予定はなかったようで、ナンバリングがされていません。)
杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ、リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!?
上のリンクから第1話を試し読みできます。
「懺悔室」というタイトルの話なのですが、このマンガのおもしろさが詰まったエピソードになっています。
では、さっそく2巻の内容に入っていきましょう。
『岸辺露伴は動かない』2巻の見どころ
望月家のお月見
先祖代々の命日が揃って「中秋の満月」の日で、お月見をしないと不幸に見舞われるという一家のエピソードです。
家族そろってお月見を祝い、何事もなく終わりを向かれるのかと思いきや、恋人に会うために宴を抜け出す長女。
そんな彼女を追うようにウサギの耳を生やした呪いの化身のような男が現れるのですが、彼女はとある方法で偶然にもその呪いを回避します。
ストーリーの途中にもおばあちゃんが危険な目にあったりと、最後まで展開の読めないエピソードでした。
月曜日の天気-雨
スマホを持っている人が片っ端から岸辺露伴にぶつかってくる、という「歩きスマホを風刺したようなエピソードです。
ただ、その原因が「スマホの中に住む虫」というのが斬新でしたね。
電磁波をエサとする寄生虫によって人間が操られている、という展開は予想もできませんでした。
この発想力、さすが荒木先生です。
D・N・A
このエピソードでは「逆さまの言葉」しか喋らない、「シッポ」のある、「足」が常に濡れている女の子が登場します。
この女の子の母親は、この子のお父さんがどんな人物かを知りません。
ただ、偶然なのか必然なのか、この女の子の誘導によって「父」と「母」が出会うのです。
不気味なエピソードの多いこのマンガですが、珍しくハッピーエンドとなったお話でした。
ザ・ラン
筋肉に取り憑かれたように、筋肉のためだけに人生を捧げた男と岸辺露伴がランニングマシーンで命をかけて競い合う、というこれまたなんとも独創的なエピソードとなっています。
ただ、2巻に収録されている4つのエピソードの中で一番「ヘブンズドアー(岸辺露伴の能力)」が威力を発揮した話ではないでしょうか。
筋肉男の狂いっぷりも存分に描かれていたので、これも『岸辺露伴は動かない』らしさが出ていたように感じます。
まとめ
冒頭に『岸辺露伴は動かない』は『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品だと書きましたが、もちろん『ジョジョ』を知らなくてもじゅうぶん楽しめます。
じつは、そういう僕もジョジョはほとんど読んだことがないんです。
第8部まで続いている超大作の『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。
いつか読破してみたいですね。
では、ありがとうございました。
購入はコチラ↓