[ネタバレ注意]『ハピネス』最終第10巻|幸福を求めた吸血鬼をめぐる物語、堂々の完結

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今回は、堂々の完結を迎えたそれぞれの“幸福”を求める吸血鬼ダークファンタジー『ハピネス』、その最終第10巻の見どころ&感想記事です。

その表紙がこちら。

ハピネス(10) (講談社コミックス)

優しそうな、“幸せ”そうな表情をしたノラが表紙を飾っています。

また右下の端に彼女の手を握る誰かの手が描かれているのですが、この手は裏表紙に描かれている岡崎のものです。

画像では確認いただけませんが、裏表紙の彼もまた“幸せ”そうな表情をしていましたよ。

 

さて冒頭にも書きましたが、『ハピネス』はこの第10巻で完結です。

前巻第9巻までの続きが描かれた後は、人々がどんな“幸せ”の形を求めて生きていったのか、それぞれの登場人物にスポットが当てられたエピソードが綴られます。

個人的には少し寂しさを感じる“幸せ”もありましたが、そのどれもがその人“らしい”人生を送れていたように感じました。

 

今回の記事では、そんな『ハピネス』の最終第10巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

 

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『ハピネス』9巻の振り返り

以下の記事に『ハピネス』第9巻の見どころをまとめています。

第5巻で描かれて以来全く姿を見せていなかった岡崎が10年ぶりに覚醒した第9巻。

そんな彼は施設を脱出し、宗教団体「幸せの血」で勇樹の脳を全て食べても吸血鬼になれなかった桜根が腹いせに五所さんを殺そうとしたところに、間一髪で間に合います。

彼の体内から聞こえてくる勇樹の声に従って、覚悟を決めた表情で桜根の首元に噛み付く岡崎。

果たして彼はこのまま桜音を殺すことができるのか…。

 

では、さっそく第10巻の内容の方に入っていきましょう。

 

『ハピネス』10巻の見どころ&感想

岡崎は吸血鬼として勇樹を救えるのか?

第9巻の最後で勇樹の声に従い、意を決して桜音の首元に噛み付いた岡崎。

そのまま彼は勢いよく血を吸い、飲み続け、最後には勢いよく首を噛みちぎって、その男を殺してしまいました。

その後、彼の目の前に現れた勇樹は「死ねるんだ…オレ…」と呟くと、最後にはとても幸せそうな表情で空に消えていきました。

その全てをただ呆然と見つめていた五所さん。
岡崎とは10年ぶりの再会です。

彼女は思わず岡崎に抱きつき、「あったかいっす」という言葉を残して、彼の腕の中で眠りにつきました。

 

これで、宗教団体「幸せの血」でのエピソードはおしまいです。

吸血鬼に取り憑かれた狂った男の最期は、あっけないものでした。

 

それぞれの人生。それぞれの“幸福”。

次に五所さんが目を覚ましたのは病院のベッドの上でした。

ここから、岡崎の周りの人間がその後どのような人生を送っていったのかが一気に描かれていきます。

まず、五所さん。

彼女は須藤さんと結婚し、1人の男児を出産。
そして幸せな家庭に包まれながら、穏やかなあ老後を迎えていました。

次に、岡崎のお母さん。

彼がいなくなってからでも、誕生日には毎年ケーキを買ってお祝いをしていました。
いつでも彼のことを気にかけ、忘れるなんてことはないまま生涯を終えたようです。

メインで描かれたのはこの2人でしたが、彼女たちの周りの人たちも、どのシーンでも幸せそうな表情を浮かべていました。

 

振り返れば信じがたいような過去を持っていても、強くたくましく幸せな人生を送れていたようで本当に良かったと思います。

派手でなくとも、1つ1つの小さなハッピーエンドが描かれていく終わり方もまた胸打つものがありますね。

 

岡崎の選んだ生きる道。そして“幸せ”とは。

吸血鬼として世間との関わりを絶っていきていた岡崎でしたが、実は上の五所さんとお母さんのエピソードの中には彼も登場しています。

お母さんの元へは、買ってくれた誕生日ケーキを1口食べ「ありがとう 元気でね」とメッセージカードを残し、五所さんの元へは、年老いて衰弱していた彼女に顔を見せ手を降る姿が描かれていました。

そんな彼はこの数十年間何をしていたのか。

それは物語の始まりでノラがやったように一般人を空から襲い、しかし殺しはせずにカッターで腕を切って血をだけをもらう事で喉の渇きを潤す、という日々を過ごしていたのです。

またその血は脳だけとなったソラにも分け与えており、果てしない時間をかけながらも彼女の体は少しずつ再生しているようでした。

そして、最終話。

どれだけの月日が経ったのかはわかりませんが、岡崎の隣には表紙に描かれているようなかつての完全な姿をしたノラの姿がありました。

岡崎は五所さんをはじめとするこれまでのみんなをしっかりと記憶にとどめ、ノラと2人で星の輝く何もない荒野を歩いていくシーンを最後に、この『ハピネス』はおしまいです。

 

まとめ

この『ハピネス』第10巻のあとがきに、この作品に対する押見修造先生のコメントが掲載されていました。

どうやら先生は「群像劇(同一の世界観で、全体を通しては繋がっているが独立した様々な人物のストーリーを描いたもの)」を描きたくてこの作品をスタートさせたみたいです。

その根底があったからこそ、“吸血鬼”というインパクトの強い設定が含まれているにも関わらず、それ以外の周りの人たちにスポットを当てたエピソードが多く描かれてきたんですね。

そのおかげで読み手としてはどの登場人物にも理念や信念を感じることができ、より深く作品の世界観へと入り込みながら読み進めていくことができました。

押見先生の代表作である『惡の華』や『地の轍』とはまた違った、ファンタジー色が多く含まれていたこの作品。

リアルすぎる描写からくる不気味さがない分、より多くの人にオススメできる作品だと感じました。
まだ手に取ったことがない方は、ぜひ一度読んでみてください。

これまでの『ハピネス』の記事はこちら↓
『ハピネス』の記事一覧

 

では、ありがとうございました。

 

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