[ネタバレ注意]『豚の復讐』第2巻｜オークと共に異世界で“勇者”となった元同級生たち復讐せよ！
今回は、豚に似た顔を持つ青年が自分をイジメた元クラスメイトたち全員に異世界での復讐を誓う『豚の復讐』、その第2巻の見どころ&感想記事です。
（※ネタバレを含みます。）
その表紙がこちら。
返り血を浴びながら気色悪い不気味な笑みを浮かべているのは、主人公の武のクラスメイトでゴブリンを操るスキル「卑小なる者の王」というスキルを持つ斉藤信二郎です。
この巻ではゴブリンを使って好き放題する彼の他に、同じくクラスメイトの女子たち3人にもしっかりとした復讐が行われていましたよ。
〜追記〜
第3巻以降の最新記事一覧はこちら↓
『豚の復讐』の記事一覧
今回の記事では、そんな『豚の復讐』の第2巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
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『豚の復讐』1巻の振り返り
以下の記事に『豚の復讐』第1巻の見どころをまとめています。
では、さっそく第2巻の内容の方に入っていきましょう。
『豚の復讐』2巻（5話〜）の見どころ&感想[ネタバレ]
武を奴隷扱いしていた女子3人に復讐を！
この第2巻で最初に武が復讐を行うのは、津玉、古家、原松という女子3人組です。
彼女たちは現実世界では武の妹を脅しに使って彼を奴隷扱いし、またこの異世界ではスキルを使って街の人たちを脅して男住民を馬車引きや椅子として使役している性根の腐った女子たちです。
そんな彼女たちを自らを囮に使ったオークの奇襲作戦で捉えることに成功した武。
そして彼は彼女たちを縛って角度を変えられるすべり台の上に乗せ、「最初に正確に答えた人以外は板が傾き、最後には彼女たちに恨みを持つ街の人たちが武器を構えて待つ地面に落とされる」というルールのクイズを始めたのです。
しかしそのクイズでは「主犯格である安田が北の方で新しく首都を作っている」「3人で武の家が火事になる前に睡眠薬を入れたシュークリームを持って行った」ことぐらいしかわからず、最終的に3人ともを地面に落として武の復讐は完了は完了となりました。
本当に武のクラスメイトは今のところみんな救いようのないクズばかりですよね…。
第1巻の冒頭で武は異世界転生する直前に自殺をしようとしていましたが、今回描かれた過去回想も踏まえると逆によくその時まで耐えてこられたなと思ってしまいました。
ただその分復讐シーンはやはりスッキリしますし、武の復讐のやり方は「自分で殺して終わり」ではなく、異世界で虐げられていた人たちの恨みも一緒に晴らしてあげているのが優しい点だと感じました。
現段階で元クラスメイト全員への復讐まで残り26人、彼には自身の恨みを晴らすとともに一刻も早く理不尽な目に遭っている異世界の住民たちを救ってあげてほしいです。
イジメの主犯格・安田の強力なスキルが武たちを襲う！
津玉たちを処刑したことで街の人から認められた武は、旅支度を手伝ってもらうお礼にクラスメイトたちの情報を教え、彼らの襲撃に備えて街に罠を仕掛けることにしました。
そしてその2日後に1人のクラスメイトがやってきても上手く罠にハメることができ、武は「不意打ちでならスキルを持つ奴らにも勝てる」と改めて確信を持ちます。
しかしその直後、上空から無数の光の矢のようなものが街に降り注ぎ、それによって街は一瞬で壊滅し武の仲間のオークたちも殺されてしまったのです。
その攻撃を放ったのは、武のイジメの主犯格でありこの異世界でもクラスメイトたちを取り仕切っている安田でした。
この攻撃を受けて武は先ほどまでの自信をすっかり無くしてしまい、自分になんの能力もないことを恨みながらオークの集落へと戻っていきます。
これまで復讐してきたクラスメイトのスキルも対象を燃やすものだったり体内の水分を操ったるものだったりと、十分に強力だと思っていたのですが、安田のスキルはもはや桁違いですね…。
しかもこの時の攻撃は遠隔から行われており、その場にいなくても街1つ壊滅させられる彼に武は復讐を成し遂げることができるのでしょうか？
まだまだ先にはなりそうですが、この物語のラスボスとなり得る安田と武が相対するその時が楽しみです。
カレリアの愛した里を救うため武が立ち上がる！
逃げるようにオークの集落へと戻る途中で、武はエルフの里の戦士長であるラドガという女性と出会います。
実は武はオークの里にいるときにカレリアというエルフの少女と仲良くしていたのですが、彼女は前巻で松永たちによって殺されてしまったのです。
そんなカレリアの首飾りを持ち歩いていたことで彼はラドガから「カレリアの仇をとった男」とわかってもらうことができ、その上で彼女はその腕を見込んで1つの頼み事をしてきました。
それが、表紙にも描かれている斉藤と彼が操るゴブリンからエルフの里を救ってほしいというものでした。
ゴブリンたちを使ってエルフを脅して犯し、動けなくなったら食糧となる獣を釣るためのエサとして使う斉藤に当然怒りを覚える武。
しかし、武は仲間のオークがいない現状と何のスキルもない自分の無力さから、その頼みを素直に受けることができませんでした。
ただ、ラドガからカレリアが最期に自分の名前を呼んでいてくれたことを聞き、武は彼女と共にカレリアが愛したエルフの里を救うために立ち上がります。
はたして武は、これまで共に戦ってきたオークがいない中でスキルを持つ斉藤にどう立ち向かいどんな方法で彼に復讐を行うのでしょうか？
この第2巻のラストを飾る武と斉藤の「最底辺決定戦」は、ぜひ絵と一緒にご自身の目でご覧ください。
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まとめ
この第2巻では全部で34人いるクラスメイトのうち4人への復讐が完了し、全員への復讐まで残り25人となりました。
とはいえ松永と津玉以外は彼らの取り巻きやカースト下位の人間ばかりだったので、この先カースト上位も含めてどんなクラスメイトが武たちの前に立ちはだかってくるのかが気になります。
安田クラスのスキルを持つ人間はそう何人もいないとは思いますが、彼らをどう攻略していくのかが今後の復讐の鍵となっていきそうです。
それから、今回のエルフのラドガのように“異世界もの”らしく武にも仲間が増えていくというのが展開としてアツいですよね。
「スキル」の存在は今のところ武には関係ありません（むしろ脅威）ですが、“復讐”というジャンルに上手く異世界の要素が取り込まれているのがこのマンガの魅力だと思います。
勇者と呼ばれるクラスメイトたちに恨みを持つ異世界住人はたくさんいるようなので、武の勢力がどこまで大きくなっていくのかにも注目です。
〜追記〜
『豚の復讐』3巻の感想記事
以下の記事に『豚の復讐』第3巻の見どころをまとめています。
合わせてご覧ください。
以上、『豚の復讐』第2巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。
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