[ネタバレ注意]『Artiste』(アルティスト)第4巻|ジルの周りの人たちにスポットが当てられる
今回は、登場人物みんながそれぞれの輝きを見せる芸術的料理マンガ『Artiste』、その第4巻の見どころ&感想記事です。
その表紙がこちら。
密かにジルのことを想っているエルザが、頬を赤らめて彼のことを見つめています。
第3巻ではジルと一緒に働く料理人たちにスポットが当てられていましたが、第4巻もまた彼の周りの人物にスポットを当てたエピソードが描かれています。
ストーリーが進んでいくにつれて好きなキャラや共感できるキャラが増えていくので、どんどんのめり込んでいってしまいます。
今回の記事では、そんな『Artiste』第4巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
『Artiste』3巻の振り返り
以下の記事に『Artiste』第3巻の見どころをまとめています。
ロボットみたいなリュカと打ち解け、仲間思いのヤンが前のレストランをクビになった理由を知ったジル。
そうしてお互いを理解しあいながら、彼らは無事レセプションを終えることができました。
さて、ではさっそく第4巻の内容の方に入っていきましょう。
『Artiste』4巻の見どころ&感想
エルザがジルを好きになったきっかけ
第4巻は、エルザがジルを好きになるきっかけとなった過去のエピソードから始まります。
ジルとエルザは幼い頃からお隣さん同士で、2人が仲良くなったのはエルザが料理を失敗した時にジルが助けてあげたことがきっかけでした。
料理のできるジルをすごいと思って次第に惹かれていった彼女。
ジルが料理の勉強をするためにパリへいった後も、彼と同じ店で働くために大学に通いながら必死で料理の勉強もしていたそうです。
本当に一途な女性ですね。
いつかジルが彼女の気持ちに気づいて、恋が実る時は来るのでしょうか?
その時が楽しみです。
感じの悪い給仕長の仕事観とは?
この巻では、以前から厳しい雰囲気で感じ悪く描かれていた給仕長(メートル)にもスポットが当てられます。
彼はこの道30年のベテランで仕事は完璧で文句のつけようがないのですが、言うことがいちいちネチっこくて厨房からは嫌われていました。
しかしその“すれ違い”は、彼は彼なりに、給仕長として厨房ではなくお客様を第一に考えて仕事を考えていたために起きたことでした。
そしてそのことを理解したジルが「あなたたちがいるから僕たちは料理に集中できる」「厨房も接客も同じ仕事をしている」と伝えたことで、彼らは少し歩み寄れたようでした。
初めは憎たらしさしかなかった給仕長ですが、最後にはその嫌味っぷりの中にもどこか親しみのある言い方に変わっていました。
これで厨房とフロア、“レストラン”が1つにまとまることができましたね。
ジルの住むアパルトマンの住民紹介!
ジルは芸術家だけが住むアパルトマン(アパート)に住んでいるのですが、他の住人はこれまでジャン(画家)とヨルゴ(ヴァイオリニスト)の2人しか登場していませんでした。
しかし、ジルが階段で出会ったサラ(おもちゃのデザイナー)と一緒に家賃の回収に行くついでに、一気に他の住人も登場します。
夜の仕事をしているクロエ、作曲家(?)のアベル、SF作家のシモン、漫画家のアキオ、振付師の林…。
みんな芸術家というだけあって、ちょっと変わっていたりどこかクセが強そうな印象を受けました。
いつか彼らとジルが関わるエピソードも描かれたりするんですかね?
個人的にはアベルとの絡みを見てみたいです。
まとめ
この第4巻でもうほとんどジルの周りの人物は描かれたんじゃないかと思います。
みんなキャラが強くてジルは一方的に振り回されがちですが、最初と比べるとかなり打ち解けられてきたんじゃないかと思います。
この個性豊かなキャラたちが今後どういった活躍を見せてくれるのか楽しみです。
さて、第4巻の最後にはどうやら実の過去を知る人物が描かれていました。
第5巻は彼の過去が明らかになるところから始まります。
どんな重大な過去を抱えているのか、続きが気になるところです。
『Artiste』5巻の発売日は?
『Artiste』第5巻は2019年8月9日に発売のようです。
Amazonでも購入ができますよ。
では、ありがとうございました。
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