[ネタバレ注意]『食糧人類』最終第7巻|最狂の“食物連鎖”パニックマンガ、ついに完結!

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今回は、累計250万部突破で圧倒的支持を得た“食物連鎖”パニックマンガ『食糧人類』、その完結巻第7巻の見どころ&感想記事です。
(※ネタバレを含みます。)

その表紙がこちら。

食糧人類-Starving Anonymous-(7) (ヤンマガKCスペシャル)

血にまみれた伊江、山引くん、ナツネの3人が並んでいます。
いかにも最終巻らしい表紙ですね。

 

これまでの『食料人類』の記事一覧はこちら↓
『食料人類』の記事一覧

 

第1巻の発売当初は各書店で品切れになるほど話題となったこの作品も、早いものでこの第7巻を最後にストーリーが完結となります。

怪物 VS 人類、果たして生き残ったのはどちらで、どんなクライマックスを迎えるのでしょうか?

最後まで想像をはるかに超える展開が描ききられており、個人的にはとても満足のいく内容となっていました。

 

今回の記事では、そんな『食糧人類』第7巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。

ネタバレを含みます。ご注意ください。

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『食糧人類』6巻の振り返り

以下の記事に『食糧人類』第6巻の見どころをまとめています。

[ネタバレ注意]『食糧人類』第6巻|ついに“新人類”が地上へと解き放たれる…!

怪物たちが地上に解き放たれてしまい、世界中が大パニックへと巻き込まれてしまった第6巻。

さらにその怪物の中核的存在である“クイーン”から人類誕生の秘密が知らされたりと、どんどんクライマックス感が色濃くなっていく1冊でした。

そして最後に描かれた、山引くんの「怪物たちを根絶やしにすることができる策」とは一体どのようなものなのでしょうか…。

最後の最後まで、気になることだらけです。

 

では、さっそく第7巻の内容の方に入っていきましょう。

 

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『食糧人類』7巻の見どころ&感想[ネタバレ]

山引くんの永ーい痛ーい策とは?

「永ーい時間痛ーいのを我慢できたら奴らを一匹残らず根絶やしにできるかもよ?」
前巻ではそう言ってナツネの体を食べ始めた山引くん

その直後、なんと彼の背中から大量のナツネの赤ちゃん(幼体)が浮き出ては分離を繰り返し、たちまち部屋はナツネの赤ちゃんだらけになってしまいました。

その赤ちゃんたちはみんなナツネの生殖種としての性質を受け継いでおり、すごいスピードで元の姿まで成長したと思ったら、ぞろぞろと“クイーン”のいる部屋へと向かっていったのです。

殺されまくるナツネたち。

そして“クイーン”はナツネの体を乗っ取って大声で「生殖種だ」と叫び、世界中に散らばった怪物たちを「ゆりかご」へと呼び戻しました。

その後、ナツネの指示により伊江とカズ、オグっちゃんの3人は地下の扉を閉めて施設から脱出することに成功します。

これで、ナツネと山引くんの犠牲のおかげで世界が怪物たちの危機から救われました。

 

物語の序盤からはナツネだけでなく、山引くんまでこんな人間離れした超人だったなんて思いもしませんでしたね…。

それにしても、大量の怪物たちが「ゆりかご」に飛んで戻ってくるシーンの絵は鳥肌ものでした。
純粋に気持ち悪かったです…。(笑)

 

平和を取り戻し、物語は3年後へ

施設からの脱出に成功し、物語は3年後へと進みます。

どうやらこの事件で世界の人口は約4割減ったようなのですが、少しずつ復興の兆しを見せているようです。

伊江とカズは2人でシェアルームで暮らし、学校を辞めて手に職をつけました。
オグっちゃんに至っては「ゆりかご」での出来事を本にまとめ、一躍有名人になっています。

しかしそれだけの月日が経っても、「ゆりかご」の地下で怪物たちに食われ続けているナツネのことを忘れられない伊江。

彼は仕事を放り出し、今は土砂で埋められた「ゆりかご」のあった場所へと足を運びます。

 

オグっちゃんはちゃっかりしているというか、転んでもただでは起きない人ですね(笑)
だからこそ地下の施設でも長年こっそり生き延びてこられたのでしょう。

そして、物語は最終話へと続きます。

 

最終話:ナツネと山引くんと3年ごしの再開

施設の跡地で土砂に埋もれた施設を目指して穴を掘り続けた伊江でしたが、とうとう志半ばに力尽きて倒れてしまいます。

しかし、気を失っていた彼の肩を担いで救ってくれたのは、なんとあのナツネでした。

彼は生き続けていました。
しかも、逃げていきたのではなくヤツらを根絶やしにしてきたと言うのです。

ここでは詳しいことは省きますが、ナツネは自らの体を利用して怪物たちに「プリオン病」を発症させ、それを蔓延させることで全滅に成功しました。

そしてこの説明を伊江にしてくれたのは、もちろん山引くんです。

2人ともがお互いの体を利用して(?)生き残っていたそうですが、もはやこの2人ならこの良くわからない状況でも不思議と納得できてしまいます。

とにかくこれで、表紙の3人がまた揃いました。
最後にもう一度彼ららしい一面を見せてくれたところで、この物語はおしまいです。

 

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まとめ

ナツネと山引くんの存在のおかげで最後まで何が起こるかわからない展開が続き、読み終わった今はとても満足感があります。

展開のテンポも良く終始読み応えがあったので、もう一度初めから読み直しても違った角度からストリーを楽しむことができそうですね。

この『食糧人類』はここで終わってしまいますが、作者の倉石ユウ先生とイナベカズ先生のタッグが生み出した作品が今後もまた出るのであれば絶対に読みたいと思います。

連載お疲れ様でした。

 

以上、『食糧人類』最終第7巻の見どころ&感想記事でした。
ありがとうございました。

 

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