[ネタバレ注意]『クロエの流儀』第1巻|ネットで賛否両論の日常一刀両断マンガをご紹介!
今回は、SNSなどで話題となった、日常の何気ない理不尽を女子高生が時代劇口調で切り捨てる、そんなマンガのご紹介です。
そのマンガがこちら。
『クロエの流儀』です。
表紙を飾っている女子高生が、フランス出身の主人公・クロエです。
作者はマンガアプリでも人気の『ヒル』を手がけた今井大輔先生、絵柄にも特徴が出ていますね。
この『クロエの流儀』、Twitterなどで成人式の話の1コマをみたことがあると言う方も多いのではないでしょうか?
僕個人的にはあのシーンはなかなか痛快で、そこからこのマンガの存在が気になっていました。
ただ、そのシーンをネットで検索するとコラ画像も出てくるので、注意してくださいね。
今回の記事では、そんな『クロエの流儀』第1巻の見どころを、感想も含めてまとめてみました。
ネタバレを含みます。ご注意ください。
もくじ
『クロエの流儀』のあらすじ
以下に『クロエの流儀』のあらすじを載せておきます。
碧眼美少女JK、日出ずる国を一刀両断!
日本の高校に通うフランス出身女子、クロエ。
可憐なビジュアルを裏切る殿様口調でリスペクトするは、潔き日本文化なり…!
日常の何気なくも引っ掛かる瞬間を、遠慮無用で斬る!
異色のサムライ女子高生ショート、ついに待望の単行本化!
クロエの流儀|今井大輔 by Amazon
なかなか気になるワードが多いあらすじだと思います。
“斬る”と表現されているのは“正論をぶつける”と言う意味で、クロエは読んでいるこっちがヒヤヒヤするくらい、誰かれ構わず絡んで叩っ斬っていきます。
まあたまにそれがブーメランになっているのが賛否を読んでいるポイントなのですが(笑)
では、さっそく内容の方に入っていきましょう。
『クロエの流儀』1巻の見どころ&感想
クロエのビジュアルに似合わない殿様口調
クロエはよく「フトドキモノ」や「愚か者」といった武士のような口調を使います。
容姿がフランス人の美少女なので、その見た目とキツい口調のギャップのインパクトがとにかくすごいです。
彼女がこういう口調なのは、時代劇を見て日本語を身につけたことが原因なのだそうですが、注意するときや怒った時にかなりハマっているんですよね。
ただ、この口調のことを友達に笑われた時には少し照れ臭そうにしているので、彼女自身は気にしているのかもしれません。
とにかく誰でも正論でボコボコに!
クロエが自分の思ったことをぶつけるのは同級生のような身近な人だけではありません。
電車で通話するおじさん、ぶつかってきた子供とその母親、ポイ捨て老人に、その辺で会社の愚痴を言っているサラリーマンにまで突っかかっていくんです。
ただ、彼女が直接関係してないところの会話まで正論をぶつけに行くから、賛否が生まれているんですけどね(笑)
しかし、そのどれもが奥手気質な日本人が言いにくいようなことなので、読んでいると「よく言ってくれた」という気持ちにもなります。
あくまで「フランス人の女の子の発言」だと割り切って読むのが、このマンガを楽しむコツだと思います。
正論はトゲのある言葉だけじゃない
クロエは誰に対しても自分の思ったことを口にしますが、何もそれは攻撃的なトゲある言葉だけではありません。
きちんと喫煙所でタバコを吸っているのに嫌味を言われた男性に対して、「耐えながらの嗜好 誠に有り難く存じます」と感謝を伝えるシーンもあります。
また慣れない箸で存分にどんぶりを堪能した後は、口の周りに米粒を付けながら笑顔で「ご馳走様でした」と手を合わせていました。
言いたいことを遠慮せずに言っているだけで悪い子ではないんですよね。
クロエがただどんぶりをひたすら美味しそうに食べるシーンはお気に入りです。
まとめ
『クロエの流儀』第1巻には、上で書いたような1話完結のショートストーリーが全部で20話収録されています。
1話がだいたい8ページぐらいなので、どこからでもサラッと読めるのもこのマンガの特徴ですね。
TV番組の「スカッとジャパン」が好きな人はきっと楽しめるマンガだと思います。
気になった方は、ぜひ手に取って見てください。
では、ありがとうございました。
〜追記〜
『クロエの流儀』2巻の感想記事
以下の記事に『クロエの流儀』第2巻の見どころをまとめました。
合わせてご覧ください。
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