[ネタバレ注意]『月曜日の友達』第2巻(最終巻)|とてもとてもカラフルな青春、堂々の完結[感想]
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今回の記事では、数々のマンガ賞総なめ状態の青春マンガ、『月曜日の友達」の最終巻第2巻の感想をまとめました。
『月曜日の友達』第2巻の表紙がこちら。
1巻と並んで、2巻の表紙も幻想的でカラフルな1枚絵となっています。
以下の記事が、第1巻の感想記事です。
僕はコミックス派なので、この2巻を読むまで作品が完結していることを知らなかったんです。
しかしその分一切の先入観なくストーリーを読み進められ、主人公・水谷茜の激しく揺れ動く感情とともにマンガの世界観に入り込むことができたんです。
王道的な青春マンガの展開の中に、独特で幻想的な描写が散りばめられ、今まで味わったことのない感動が押し寄せてきましたね。
この感動をうまく言葉にできるかわからないのですが、今回の記事では、この『月曜日の友達』最終巻の見どころをまとめてみました。
物語の核心的な内容にも少し触れますので、ネタバレにはご注意ください。
『月曜日の友達』第2巻の見どころ
水谷茜と月野透のすれ違い
毎週月曜日に、2人で夜の学校で超能力の練習をする、このことは水谷茜と月野透の2人だけの秘密でした。
しかし水谷茜は月野透を想う気持ちから、この秘密をバラしてしまいます。
そしてそのことが原因で2人の約束は終わりを迎えます。
このシーンは本当に切ないものがありました。
2人が別れて帰る場面では、いつもは心の中で自分の感情を詩的な表現で表している彼女が、何も思うことなく、ただただ涙を流す様子が描かれています。
普通のけんか別れではない、とても大切なものを壊してしまった辛さがひしひしと伝わってきました。
そして、仲直り
水谷茜は、月野透とけんかをしてしまったことを友人に打ち明け、そして自分の素直な気持ちに気づいて彼に謝ることを決心します。
そんな感情のなかで、彼女と同じ気持ちだった月野透が先に彼女に謝ります。
このシーンで、思わず先ほどの涙とは違う嬉し涙を流す水谷茜を見て、僕も一緒になって泣いてしまいそうになりました。
お互いの胸の内をさらけ出すことでより理解が深まった2人、ここから物語は急加速していきます。
まさかの超能力の成功
僕はこのマンガのことを、ちょっと変わった2人の中学生の、ちょっと変わった青春を描いただけの、あくまで現実的なマンガだと思っていました。
それが最後の最後で覆されるとは、予想外でしたね。
このマンガの最初から月野透がずっと練習していた超能力が、なんと実現します。
学校の机に乗って空を飛ぶ、というなんとも不思議なシーンです。
読んでいて思わず「飛んだ。。。」と声に出してしまいました。
そしてこの後、2人はそれぞれの夢や目標を決心し合い、物語は終わります。
まとめ
この『月曜日の友達』は男女の青春を描いたものですが、はっきりとした恋愛感情は一切描かれていません。
少し匂わせるような描写はありましたが、最後まで、あくまで“友達”としての“友情”が描かれていました。
このマンガはたった2巻で完結してしまいますが、そうとは思えないほどの密度の濃いストーリーでした。
ストーリー、登場人物の心情、繊細でカラフルな描写、どれを取っても素晴らしい作品でした。
では、ありがとうございました。
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